12月2日、ベルギーのモルにてトム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)主催によるチャリティーシクロクロスレースが行われ、ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)らトップロード選手が参加した。

砂を蹴立てて走るペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)砂を蹴立てて走るペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール) (c)CorVos毎年恒例となったこのボーネン主催のシクロクロスレースは、身体障害をもつ子どもたちへのチャリティー活動「ムーブ・トゥ・インプルーブ(Move To Improve)」の一環で行われたもの。

湖畔を走るヨハン・ヴァンスーメレン(ベルギー、ガーミン・シャープ)湖畔を走るヨハン・ヴァンスーメレン(ベルギー、ガーミン・シャープ) (c)CorVosレースの舞台となったのは、ボーネンの地元ベルギー・モルのジルファール湖のほとりを周回する1周1750mの砂場の多い難コース。ベルギー人選手を中心に、ペーター&ユライのサガン兄弟(共にスロバキア、リクイガス・キャノンデール)、ヨハン・ヴァンスーメレン(ベルギー、ガーミン・シャープ)、フランシスコホセ・ベントソ(スペイン、モビスターチーム)、ニキ・テルプストラ(オランダ、オメガファーマ・クイックステップ)など国内外のトップロード選手が今年もシクロクロスレースを楽しんだ。

圧巻の走りで優勝したゼネク・スティバル(チェコ、オメガファーマ・クイックステップ)圧巻の走りで優勝したゼネク・スティバル(チェコ、オメガファーマ・クイックステップ) (c)CorVosレースはバイクのもとへ駆けだして乗車するル・マン方式でスタート。深い砂地に足を取られ苦戦するロード選手を背後に、他を圧倒する走りで優勝を飾ったのは昨シーズンのシクロクロス世界チャンピオン、ゼネク・スティバル(チェコ・オメガファーマ・クイックステップ)。レース後には自身のtwitterで「面白かった!(勝つのは)簡単では無かったけれど、とても楽しめたよ!」と語った。

表彰台。1位ゼネク・スティバル(チェコ、オメガファーマ・クイックステップ) 、2位マールテン・ワイナンツ(ベルギー、ラボバンク) 、3位ピーター・ヴァンスピィブルック(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)表彰台。1位ゼネク・スティバル(チェコ、オメガファーマ・クイックステップ) 、2位マールテン・ワイナンツ(ベルギー、ラボバンク) 、3位ピーター・ヴァンスピィブルック(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン) (c)CorVos2位には一昨年のこのレースで優勝したマールテン・ワイナンツ(ベルギー、ラボバンク)、 3位はピーター・ヴァンスピィブルック(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)が入った。

尚ホストを務めるボーネンは、胃腸の病気からの回復途中でレースには参加せず。そのため先週に行われたチームビルディングキャンプにも参加しなかった。

ボーネンは語る。「ここ数日かはひどい日々を過ごしてしまったけれど、今日はとても楽しい一日だったよ。体重が数キロ落ちてしまって、病院通いもしたんだ。このレースとチャリティーオークションのための準備がどれだけ大変だったか分かっていたけど、僕はまだ弱っていて、また病気を患ってしまう可能性がとても高かったんだ。あと数日は家にいないといけないね。最初のトレーニングキャンプには参加できるよう最善を尽くすよ。
今日参加してくれた全ての皆、そしてオーガナイズに感謝したい。皆素晴らしかった。オークションで多くの額をを寄付できれば良いと思っているよ」。


コメントはチーム公式ホームページより。


ボーネン&フレンズクロスレース 結果
1位 ゼネク・スティバル(チェコ、オメガファーマ・クイックステップ)
2位 マールテン・ワイナンツ(ベルギー、ラボバンク)
3位 ピーター・ヴァンスピィブルック(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)


text:So.Isobe
photo:CorVos

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