2012/08/26(日) - 00:11
10年ぶりに日本記録が塗り替えられた。4km個人パーシュートで橋本英也(鹿屋体育大)が4分30秒441の日本新記録で優勝。大学1年まだ18歳での快挙だ。一日目の伊豆ベロドロームは好記録が量産された。
第15回全日本選手権トラックレースが8月25日(土)から2日間、静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで行われている。この大会は、10月から始まるワールドカップへ派遣するナショナルチーム選手選考参考大会も兼ねているため、例年よりも早いこの時期に行われた。
初日の25日(土)は個人パーシュート、1kmTT、ケイリンなどの決勝種目が行われた。屋内板張り250m走路のため好記録が続出、特に4km個人パーシュートで橋本英也(鹿屋体育大)が4分30秒441の日本新記録を出したことは特筆すべきことだ。
各種目をフォトレポートでお届けしよう。なお、個人パーシュートのタイムは、予選・決定戦通じたベストタイムを記載している。
チーム・スプリント
女子エリートはロンドンオリンピック出場の前田佳代乃(鹿屋体育大)と石井寛子(日本競輪学校)ペアの強化Aチームが35秒464で優勝。
男子エリートは競輪選手で構成の強化チーム(坂本貴史、河端朋之、稲毛健太)が46秒380で優勝。
女子ポイントレース
ジュニアは3人での出走、元砂七夕美(榛生昇陽高校)が力を見せて優勝、エリートは3人出走で中盤から逃げた井上玲美(日本競輪学校)が優勝。
1kmタイムトライアル
ジュニアは宮本隼輔(防府商工高)が1分06秒217の好タイムで優勝。
エリートは上位を競輪選手が占め、うち2人は4秒台の好記録だ。
エリート
1位 稲毛健太(JCF強化)1分04秒701
2位 坂本貴史(JCF強化)1分04秒721
3位 森山智徳(JPCU熊本)1分05秒996
女子個人パーシュート
ジュニアは細田愛未(川越工校)が予選トップの元砂七夕美(榛生昇陽高校)を下して優勝。決勝ではともに予選タイムを上回った。
エリートは同じ鹿屋体育大の上野みなみと塚越さくらが決勝に。序盤は塚越がリード、後半で上野が巻き返して優勝。2人とも50秒を切る好タイムだ。上野は「ベストタイムは前回の世界選の44秒なので、まずまずの結果と思います。インカレは出場種目すべてでベストを尽くしたい」と抱負を語る。
ジュニア 2km
1位 細田愛未(川越工校)2分37秒863
2位 元砂七夕美(榛生昇陽高校)2分38秒687
3位 浅田聖奈(中京大)2分53秒293
エリート 3km
1位 上野みなみ(鹿屋体育大)3分47秒411
2位 塚越さくら(鹿屋体育大)3分48秒352
3位 井上玲美(日本競輪学校)3分53秒959
男子個人パーシュート
エリートは昨年の覇者、橋本英也(鹿屋体育大)が大学生となって参加、予選で18歳にして日本新記録を樹立した。「今までのベストは37秒だったので自分でも驚いています。ギヤは少し上げています。インカレでは個人追抜きと団抜きに出るので頑張りたいと思います」と語る。高校時代から数々の記録を塗り替えてきた男が、順調な成長を見せている。昨年までの学生界の王者、窪木一茂(和歌山県)も36秒と好記録をマーク。決勝では序盤からハイペースで橋本からリードを奪ったが橋本が底力を見せた。
ジュニア 3km
1位 今西亮太(榛生昇陽高校)3分36秒409
エリート 4km
1位 橋本英也(鹿屋体育大)4分30秒441 日本新記録
2位 窪木一茂(和歌山県)4分36秒893
3位 長瀬幸治(鹿屋体育大)4分40秒516
ケイリン
決勝ではラスト2周で最後尾から和田真久留(JCF強化)が豪快に前へ上がるが、ラスト1周で前に出た河端朋之(JCF強化)が逃げ切って上がりタイム10秒567の好タイムで優勝。競輪選手の中にあって佐野伸弥(MINOURA大垣レーシング)は3位と気を吐いた。
1位 河端朋之(JCF強化)
2位 和田真久留(JCF強化)
3位 佐野伸弥(MINOURA大垣レーシング)
photo&text:高木秀彰
第15回全日本選手権トラックレースが8月25日(土)から2日間、静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで行われている。この大会は、10月から始まるワールドカップへ派遣するナショナルチーム選手選考参考大会も兼ねているため、例年よりも早いこの時期に行われた。
初日の25日(土)は個人パーシュート、1kmTT、ケイリンなどの決勝種目が行われた。屋内板張り250m走路のため好記録が続出、特に4km個人パーシュートで橋本英也(鹿屋体育大)が4分30秒441の日本新記録を出したことは特筆すべきことだ。
各種目をフォトレポートでお届けしよう。なお、個人パーシュートのタイムは、予選・決定戦通じたベストタイムを記載している。
チーム・スプリント
女子エリートはロンドンオリンピック出場の前田佳代乃(鹿屋体育大)と石井寛子(日本競輪学校)ペアの強化Aチームが35秒464で優勝。
男子エリートは競輪選手で構成の強化チーム(坂本貴史、河端朋之、稲毛健太)が46秒380で優勝。
女子ポイントレース
ジュニアは3人での出走、元砂七夕美(榛生昇陽高校)が力を見せて優勝、エリートは3人出走で中盤から逃げた井上玲美(日本競輪学校)が優勝。
1kmタイムトライアル
ジュニアは宮本隼輔(防府商工高)が1分06秒217の好タイムで優勝。
エリートは上位を競輪選手が占め、うち2人は4秒台の好記録だ。
エリート
1位 稲毛健太(JCF強化)1分04秒701
2位 坂本貴史(JCF強化)1分04秒721
3位 森山智徳(JPCU熊本)1分05秒996
女子個人パーシュート
ジュニアは細田愛未(川越工校)が予選トップの元砂七夕美(榛生昇陽高校)を下して優勝。決勝ではともに予選タイムを上回った。
エリートは同じ鹿屋体育大の上野みなみと塚越さくらが決勝に。序盤は塚越がリード、後半で上野が巻き返して優勝。2人とも50秒を切る好タイムだ。上野は「ベストタイムは前回の世界選の44秒なので、まずまずの結果と思います。インカレは出場種目すべてでベストを尽くしたい」と抱負を語る。
ジュニア 2km
1位 細田愛未(川越工校)2分37秒863
2位 元砂七夕美(榛生昇陽高校)2分38秒687
3位 浅田聖奈(中京大)2分53秒293
エリート 3km
1位 上野みなみ(鹿屋体育大)3分47秒411
2位 塚越さくら(鹿屋体育大)3分48秒352
3位 井上玲美(日本競輪学校)3分53秒959
男子個人パーシュート
エリートは昨年の覇者、橋本英也(鹿屋体育大)が大学生となって参加、予選で18歳にして日本新記録を樹立した。「今までのベストは37秒だったので自分でも驚いています。ギヤは少し上げています。インカレでは個人追抜きと団抜きに出るので頑張りたいと思います」と語る。高校時代から数々の記録を塗り替えてきた男が、順調な成長を見せている。昨年までの学生界の王者、窪木一茂(和歌山県)も36秒と好記録をマーク。決勝では序盤からハイペースで橋本からリードを奪ったが橋本が底力を見せた。
ジュニア 3km
1位 今西亮太(榛生昇陽高校)3分36秒409
エリート 4km
1位 橋本英也(鹿屋体育大)4分30秒441 日本新記録
2位 窪木一茂(和歌山県)4分36秒893
3位 長瀬幸治(鹿屋体育大)4分40秒516
ケイリン
決勝ではラスト2周で最後尾から和田真久留(JCF強化)が豪快に前へ上がるが、ラスト1周で前に出た河端朋之(JCF強化)が逃げ切って上がりタイム10秒567の好タイムで優勝。競輪選手の中にあって佐野伸弥(MINOURA大垣レーシング)は3位と気を吐いた。
1位 河端朋之(JCF強化)
2位 和田真久留(JCF強化)
3位 佐野伸弥(MINOURA大垣レーシング)
photo&text:高木秀彰
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