2012/08/24(金) - 17:50
険しいゴールが待ち受けるブエルタ・ア・エスパーニャ2012第6ステージ。5名の逃げからトーマス・デヘントが飛び出すが、ハカの登り口で吸収。フルームのアタックでレースは動き、コンタドールが失速してしまう。レース巧者のホアキンがゴール間際で隙を突いてアタックし、ステージを制した。
ステージ優勝・総合1位・複合賞のホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)
ぼくがステージ優勝したあとで、今日のサッカーの伝統の一戦「エル・クラシコ」で、バルサに勝ってほしいと思った。今日は2~3のチームがよくまとまっていて、エシェロンを組んで最後の山岳まで走ってきた。あの登りは、とても険しかった。
いくつもの山を越える長い山岳コースより厳しい、登りスプリントだった。(遅れた)コンタドールに、なにが起きたかはわからなない。クリス・フルームに付いていたので、後ろでなにが起きたか確認できなかったんだ。フルームのレベルの高さには驚いた。ツールのときより強くなってきた!このブエルタで総合優勝を狙っているのは明らかだよ。
(フルームがホアキンの走りが戦術的だったと述べたことについて)他の選手たちが強いのだから、頭を使う必要がある。スカイもサクソバンクもしっかりと仕事をしていたから、頭を使わざるをえなかった。フルームを追い抜くには、適切なタイミングを見つけるしかなかった。
とてもうれしい。ジロのときと同じように満足している。ぼくにとっては、ジロのときと同じメンバーだし、それにデニス・メンショフが加わっているのも重要だ。とても好調だけど、ぼくはクリス・フルームやアレハンドロ・バルベルデ、アルベルト・コンタドールのような強い選手ではないんだ。ブエルタはまだまだ続くけど、自分がこれから先も現在の順位を保てるかはわからない。
ステージ2位のクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)
テレビで見ていた人なら、ぼくがチームメイトたちに感謝しなきゃいけないのは理解できると思う。彼らはとても素晴らしい仕事をして、ぼくをこの順位に引き上げてくれた。コンタドールが失速したのは驚いた。ゴールラインを越えるまで、コンタドールが現れて抜き去られるんじゃないかと思っていたけど、そうはならなかった。彼はビッグな山岳ステージのために力を温存しているんだろう……。
結果として、ボーナスタイムを含めて、彼に21秒のリードできたことは良かった。今日は精一杯の実力を出した。それでも、このステージでは勝てなかった。戦術的にも、プリト(ホアキン・ロドリゲス)がまさっていた。このような険しい登りゴールでは、彼が本当に最強なことが証明された。
ステージ3位のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
ぼくたち(優勝候補)は、うまくバランスが保てていると思う。今日はステージ優勝を狙いにいったけど、いつも勝てるわけではないし、最終日までレースは続く。フルームがアタックしたときは、コンタドールに付いていた。少し迷っていると、彼ら(ロドリゲスとフルーム)とは2~3mの差がついてしまった。
今日はステージ優勝は無理だとわかったので、コンタドールに少しでもタイム差を付けようと、3位のボーナスタイムを狙うことに全力を注いだ。今回のブエルタでは、ぼくたち4名の選手が強いと思われており、実力も拮抗している。ぼくたちは日々がんばるだけだよ。今日のゴールは、ぼく向きの地形だったけど、プリトにも向いていた。山頂ゴールのステージはまだ残っているし、タイムトライアルでタイムを多く失わないように気をつける必要もある。
ステージ4位のアルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・ティンコフバンク)
今日の日差しと高い気温のせいで、最後の登りで痙攣に悩まされた。「アルベルト、できるだけ速く行け!」と自分に命令したんだけどね。一日分の力を温存できたと思うことにするよ。今日は、ぼく向きの登りのコースじゃなかったし。そのことはレースのスタート前にはわかっていたけど、いつも集団の前のほうにいるようにしている。これはトラブル回避のためで、ステージ優勝を狙わないときも、そうしている。
ともかく、こんなアクシデントに遭遇しても、失ったタイムが最小限だったことに満足している。今日は、クリス・フルームの実力を見ることができた。彼がどれだけアタックして先行する実力を持っているかを知ることが、このレースでは重要だ。今日はそのいい機会だった。この先のステージで、ぼくにチャンスをもたらしてくれると思う。
敢闘賞のトーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)
今朝の時点では、自分が逃げる日になるとは思わなかった。偶然にも今日と同じような経験をしている(今年のジロの第20ステージ)。レースがスタートしたときは集団の後方だった。チームメイトの何人かと喋ってから、集団の前に上がった。アタックした選手たちがいたので、単に追走しただけなんだ。
逃げの5名の中には総合上位と3分以内にある選手は誰もいなかったし、ぼくもジロのステルヴィオ峠のときみたい勝てるとはまったく思っていなかった。このブエルタでの体調は不調じゃない。でも、今年のジロのときの好調さは150%で、今は100%なんだ。
ステージ108位・総合109位の土井雪広(アルゴス・シマノ)
レースはラスト60キロぐらいまではひたすら一直線。暑くて暑くて。今日は41度だった模様です。水をかけてもかけても足りなくて、コース上に川を見つけた時はもう本気で跳び込みたい気分でした…。
あと先日の落車でスカイがモビスターを待たなかった件。チーム同士なんか険悪ムード。そんななかフレチャは僕の横でバンザイ!とか言って相変わらず陽気ではあったが。
明日は再びスプリンターステージ。3勝目を目指してかっ飛ばします!
コメントはプレスリリース、チーム公式サイト、選手個人サイト、TVインタビュー、twitterなどより抜粋。
text: Seiya.YAMASAKI
photo:Unipublic,CorVos
ステージ優勝・総合1位・複合賞のホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)
ぼくがステージ優勝したあとで、今日のサッカーの伝統の一戦「エル・クラシコ」で、バルサに勝ってほしいと思った。今日は2~3のチームがよくまとまっていて、エシェロンを組んで最後の山岳まで走ってきた。あの登りは、とても険しかった。
いくつもの山を越える長い山岳コースより厳しい、登りスプリントだった。(遅れた)コンタドールに、なにが起きたかはわからなない。クリス・フルームに付いていたので、後ろでなにが起きたか確認できなかったんだ。フルームのレベルの高さには驚いた。ツールのときより強くなってきた!このブエルタで総合優勝を狙っているのは明らかだよ。
(フルームがホアキンの走りが戦術的だったと述べたことについて)他の選手たちが強いのだから、頭を使う必要がある。スカイもサクソバンクもしっかりと仕事をしていたから、頭を使わざるをえなかった。フルームを追い抜くには、適切なタイミングを見つけるしかなかった。
とてもうれしい。ジロのときと同じように満足している。ぼくにとっては、ジロのときと同じメンバーだし、それにデニス・メンショフが加わっているのも重要だ。とても好調だけど、ぼくはクリス・フルームやアレハンドロ・バルベルデ、アルベルト・コンタドールのような強い選手ではないんだ。ブエルタはまだまだ続くけど、自分がこれから先も現在の順位を保てるかはわからない。
ステージ2位のクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)
テレビで見ていた人なら、ぼくがチームメイトたちに感謝しなきゃいけないのは理解できると思う。彼らはとても素晴らしい仕事をして、ぼくをこの順位に引き上げてくれた。コンタドールが失速したのは驚いた。ゴールラインを越えるまで、コンタドールが現れて抜き去られるんじゃないかと思っていたけど、そうはならなかった。彼はビッグな山岳ステージのために力を温存しているんだろう……。
結果として、ボーナスタイムを含めて、彼に21秒のリードできたことは良かった。今日は精一杯の実力を出した。それでも、このステージでは勝てなかった。戦術的にも、プリト(ホアキン・ロドリゲス)がまさっていた。このような険しい登りゴールでは、彼が本当に最強なことが証明された。
ステージ3位のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
ぼくたち(優勝候補)は、うまくバランスが保てていると思う。今日はステージ優勝を狙いにいったけど、いつも勝てるわけではないし、最終日までレースは続く。フルームがアタックしたときは、コンタドールに付いていた。少し迷っていると、彼ら(ロドリゲスとフルーム)とは2~3mの差がついてしまった。
今日はステージ優勝は無理だとわかったので、コンタドールに少しでもタイム差を付けようと、3位のボーナスタイムを狙うことに全力を注いだ。今回のブエルタでは、ぼくたち4名の選手が強いと思われており、実力も拮抗している。ぼくたちは日々がんばるだけだよ。今日のゴールは、ぼく向きの地形だったけど、プリトにも向いていた。山頂ゴールのステージはまだ残っているし、タイムトライアルでタイムを多く失わないように気をつける必要もある。
ステージ4位のアルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・ティンコフバンク)
今日の日差しと高い気温のせいで、最後の登りで痙攣に悩まされた。「アルベルト、できるだけ速く行け!」と自分に命令したんだけどね。一日分の力を温存できたと思うことにするよ。今日は、ぼく向きの登りのコースじゃなかったし。そのことはレースのスタート前にはわかっていたけど、いつも集団の前のほうにいるようにしている。これはトラブル回避のためで、ステージ優勝を狙わないときも、そうしている。
ともかく、こんなアクシデントに遭遇しても、失ったタイムが最小限だったことに満足している。今日は、クリス・フルームの実力を見ることができた。彼がどれだけアタックして先行する実力を持っているかを知ることが、このレースでは重要だ。今日はそのいい機会だった。この先のステージで、ぼくにチャンスをもたらしてくれると思う。
敢闘賞のトーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)
今朝の時点では、自分が逃げる日になるとは思わなかった。偶然にも今日と同じような経験をしている(今年のジロの第20ステージ)。レースがスタートしたときは集団の後方だった。チームメイトの何人かと喋ってから、集団の前に上がった。アタックした選手たちがいたので、単に追走しただけなんだ。
逃げの5名の中には総合上位と3分以内にある選手は誰もいなかったし、ぼくもジロのステルヴィオ峠のときみたい勝てるとはまったく思っていなかった。このブエルタでの体調は不調じゃない。でも、今年のジロのときの好調さは150%で、今は100%なんだ。
ステージ108位・総合109位の土井雪広(アルゴス・シマノ)
レースはラスト60キロぐらいまではひたすら一直線。暑くて暑くて。今日は41度だった模様です。水をかけてもかけても足りなくて、コース上に川を見つけた時はもう本気で跳び込みたい気分でした…。
あと先日の落車でスカイがモビスターを待たなかった件。チーム同士なんか険悪ムード。そんななかフレチャは僕の横でバンザイ!とか言って相変わらず陽気ではあったが。
明日は再びスプリンターステージ。3勝目を目指してかっ飛ばします!
コメントはプレスリリース、チーム公式サイト、選手個人サイト、TVインタビュー、twitterなどより抜粋。
text: Seiya.YAMASAKI
photo:Unipublic,CorVos
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