ペアスポークシステムなど数々のパテントを得たユニークな技術を用い、ロードレースやトライアスロンで実績のあるホイールを製造しているアメリカンブランド、ロルフプリマの2013年モデルラインナップの概要が発表された。

ロードモデル
ロルフプリマ最高峰シリーズのフルカーボンホイール群は、全モデルにセラミックベアリング標準装備とされたことが一番のトピックスだ。セラミック製のボールベアリングと、それを挟み込むレースは極低温処理が施されたC64硬度のハイカーボンクロム合金製とされ、滑らかな回転を実現しているという。

ロルフプリマ TdF6 SLロルフプリマ TdF6 SL (c)JSKサイクリングフォース

チューブラーモデルは名称がTdF8、6SL、6、4SLと簡略化された。中でもTdF4SL(旧TdF38SL)は、価格は据え置きながらリムハイトを42mm、リム幅を25mmとし、更なるエアロ効果と剛性の向上を目指している。

アルミリムホイールは、トップレンジのアルファーシリーズがフルカーボンホイールと同様のセラミックベアリングを標準装備。ヴィガーとエランシリーズはデルタリムテクノロジーを採用した新形状のリムとなり、性能の向上が図られている。また、詳細は未発表ながらもエンド幅135mmのロード用ディスクブレーキ対応ホイールのデビューも予定されているという。

2013年ロードモデルからは、シマノの10/11sに対応するフリーハブボディが登場しラインナップの幅を広げている。カンパニョーロ対応ハブは従来通りの設定だ。

ロルフプリマ ヴィゴーアルファロルフプリマ ヴィゴーアルファ (c)JSKサイクリングフォース
シクロクロスモデル
CX用ホイールは全てニップルが従来の内装式から外装式に変更され整備性の向上が図られた。ディスクブレーキ仕様はこれまで通りで変更はされないものの、アルミのVCXモデルはロード同様にデルタリムテクノロジーを採用した新形状リムとされる。

MTBモデル
MTBモデルでは、カーボンリムを初めて採用したホイールRalos9 CXC、そして話題の650B用 Ralos bが登場する。

ロルフプリマのホイールは、2013年モデルよりレッドのロゴカラーがブラックに変更され、より精悍なイメージに生まれ変わった。別途のオプションカラーはこれまで通り継続されるとのこと。今回は概要のみの発表だが、細は9月1日に本国ウェブサイト上で発表されるとのことだ。



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