BMCレーシングチームによってクリテリウム・ドゥ・ドーフィネで初お目見えされ、現在開催中のツール・ド・フランスでも使用されているBMCの最新ロードバイク、timemachine(タイムマシン) TMR01が遂にそのベールを脱いだ。TTマシンのコンセプトから生み出された最先端エアロロードだ。

BMC timemachine TMR01(シマノ・デュラエースDi2 11s完成車)BMC timemachine TMR01(シマノ・デュラエースDi2 11s完成車) (c)フタバ商店
TMR01は、BMCのTTバイク、TM01のコンセプトをそのままロードバイクにあてこみ、スプリンター、ルーラー、トライアスリートなど、常に高速・高出力を求めるライダーに向け設計開発が行われたロードバイクだ。

フレームの各チューブはカムテール理論に基づく形状をとるフレームの各チューブはカムテール理論に基づく形状をとる (c)フタバ商店Fブレーキは空力を考慮しインテグレーテッド仕様にFブレーキは空力を考慮しインテグレーテッド仕様に (c)フタバ商店


まず目が行くのは、タイムトライアルバイク然としたフレーム形状だろう。各チューブは翼断面形状の後部を切り落とし仮想フィンを設けることで軽量化と剛性、空力性能を実現するカムテール形状で構成される。

さらに先端にくぼみを設けることでフレーム全体を薄い乱気流で包み、全体の気流をよりスムーズにするという「トリップワイヤー」システムを全ての縦方向のチューブやシートポスト、フォークへと導入している。

BB下に位置するインテグレーテッド仕様のRブレーキBB下に位置するインテグレーテッド仕様のRブレーキ (c)フタバ商店
また前後ブレーキのインテグレーテッド化や、Di2バッテリーのシートチューブ内蔵工作、ケーブルなど空気抵抗を増すあらゆるパーツをフレーム内蔵とし、極限の空力向上に努めている。その他シートチューブ下方に接続されるシートステーや前下りのトップチューブなど、フレーム各部はTM01のフォルムを踏襲している。

細かい仕様については発表されていないものの、カーボン素材やレイアップ、チューブの形状によってBMCのバイク史上最も横方向/ねじり剛性の高いバイクに仕上げられているという。

コンポーネントはシマノ・Di2、もしくは各メーカーの機械式に対応し、ボトムブラケットはBB86方式。重量はシマノ・デュラエースにイーストンEC90仕様で6.8kgだ。入荷は2012年12月を予定とのことだ。取り扱いはフタバ商店。

BMC timemachine TMR01(シマノ・アルテグラDi2完成車)BMC timemachine TMR01(シマノ・アルテグラDi2完成車) (c)フタバ商店BMC timemachine TMR01(シマノ・アルテグラ完成車)BMC timemachine TMR01(シマノ・アルテグラ完成車) (c)フタバ商店


BMC timemachine TMR01
フレームセット(チームカラー):399,000円(税込)
シマノ・デュラエースDi2 11s完成車:1,018,500円(税込)
シマノ・アルテグラDi2完成車:630,000円(税込)
シマノ・アルテグラ(機械式)完成車:462,000円(税込)

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