2009/05/29(金) - 14:07
5月28日、ベルギーのブッゲンホーウト〜クノッケ・ヘイスト間の197.6kmでツアー・オブ・ベルギー第2ステージが行われ、集団スプリントをボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)が制し、新たにリーダーの座についた。
ヘント・ウェベルヘムのスタート地点ヘントの近郊ブッゲンホーウトをスタートし、ロンド・ファン・フラーンデレンのスタート地点ブリュージュ近郊クノッケ・ヘイストにゴールする197.6kmの第2ステージ。クラシックレースでお馴染みのコースをかすめるレイアウトだ。
今大会最長の約200kmのコース。14km地点過ぎで逃げが形成された。ヘールト・オンループ(ベルギー、パルマンス・クラス)、オリヴィエ・パルディーニ(イタリア、フェランダス・ウィレムス)、ファビオ・ネグリ(イタリア、LPRブレークス)の逃げに18kmを過ぎてセップ・ファンマルケ(ベルギー、ヨンフフラーンデレン)、ヴラディミール・デュマ(ウクライナ、チェラミカ・フラミニア)が合流。
この5人は100km地点で8分差を稼ぎ出すが、ステージ優勝を狙うクイックステップやサイレンス・ロットやリーダーのセルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)を擁するカチューシャが集団のペースをあげ、その差は縮小の一途をたどる。
ゴールまで残り38km地点でこの逃げは捉えられたが、早すぎる逃げ吸収に集団内は落ち着かない。残り22km地点ではヘルト・ステーグマンス(ベルギー、カチューシャ)、グレッグ・ファンアフェルマート(ベルギー、サイレンス・ロット)といった強力なメンバーを含む大規模な逃げが成立。
しかしスプリンターを擁するチームのチェックは厳しく、逃げは潰されて勝負は集団スプリントに持ち込まれた。残り2km地点で道端の花壇に引っ掛かったロビー・マキュアン(オーストラリア、カチューシャ)が激しく落車し、リタイヤを余儀なくされるアクシデント。マキュアンのツール・ド・フランス出場が危ぶまれる。
スプリントを制したのは繰り上げで黄色いスプリント賞ジャージを着たボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)。アルベルト・オンガラート(イタリア、LPRブレークス)やグレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)といったスプリンターを一蹴した。その後方ではクラース・ロドウィック(ベルギー、トップスポーツフラーンデレン)が激しく落車し、ゴール付近は混沌となった。
ボーナスタイムを獲得したボジックは一躍リーダーの座に躍り出た。スプリント賞でも首位に立っている。総合2位にはイワノフが4秒差でつけている。
ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)のコメント
「緩い登りのゴールは厄介だった。でもチームメイトが残り1kmで僕を完璧に前方に牽引してくれた。ルームメイトのマルコ・マルカート(イタリア)が僕を申し分無く軌道に乗せてくれたから、結果で応えることができた。全てのチームメイトの素晴らしい仕事に感謝する。このチームにいられて幸せだよ」
ツアー・オブ・ベルギー2009第2ステージ結果
1位 ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)4h38'21"
2位 アルベルト・オンガラート(イタリア、LPRブレークス)
3位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)
4位 ヤメス・ファンランツシュート(ベルギー、フェランダス・ウィレムス)
5位 ワウテル・ウェイラント(ベルギー、クイックステップ)
6位 ロベルト・フェラーリ(イタリア、LPRブレークス)
7位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)
8位 クラース・ロドウィック(ベルギー、トップスポーツフラーンデレン)
9位 シェフ・ドウィルデ(ベルギー、パルマンス・クラス)
10位 スヴェン・ファントウレンホウト(ベルギー、サンウェブ・プロジョブ)
総合成績
1位 ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)8h55'40"
2位 セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)+4"
3位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)+8"
4位 セップ・ファンマルケ(ベルギー、ヨンフフラーンデレン)+11"
5位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)+12"
6位 アルベルト・オンガラート(イタリア、LPRブレークス)+16"
7位 トム・フィーラース(オランダ、スキル・シマノ)
8位 クリスチアーノ・フマガッリ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
9位 ダヴィ・デロ(フランス、スキル・シマノ)
10位 マールテン・ワイナンツ(ベルギー、クイックステップ)
スプリント賞
ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)
新人賞
セップ・ファンマルケ(ベルギー、ヨンフフラーンデレン)
チーム総合成績
スキル・シマノ
ヘント・ウェベルヘムのスタート地点ヘントの近郊ブッゲンホーウトをスタートし、ロンド・ファン・フラーンデレンのスタート地点ブリュージュ近郊クノッケ・ヘイストにゴールする197.6kmの第2ステージ。クラシックレースでお馴染みのコースをかすめるレイアウトだ。
今大会最長の約200kmのコース。14km地点過ぎで逃げが形成された。ヘールト・オンループ(ベルギー、パルマンス・クラス)、オリヴィエ・パルディーニ(イタリア、フェランダス・ウィレムス)、ファビオ・ネグリ(イタリア、LPRブレークス)の逃げに18kmを過ぎてセップ・ファンマルケ(ベルギー、ヨンフフラーンデレン)、ヴラディミール・デュマ(ウクライナ、チェラミカ・フラミニア)が合流。
この5人は100km地点で8分差を稼ぎ出すが、ステージ優勝を狙うクイックステップやサイレンス・ロットやリーダーのセルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)を擁するカチューシャが集団のペースをあげ、その差は縮小の一途をたどる。
ゴールまで残り38km地点でこの逃げは捉えられたが、早すぎる逃げ吸収に集団内は落ち着かない。残り22km地点ではヘルト・ステーグマンス(ベルギー、カチューシャ)、グレッグ・ファンアフェルマート(ベルギー、サイレンス・ロット)といった強力なメンバーを含む大規模な逃げが成立。
しかしスプリンターを擁するチームのチェックは厳しく、逃げは潰されて勝負は集団スプリントに持ち込まれた。残り2km地点で道端の花壇に引っ掛かったロビー・マキュアン(オーストラリア、カチューシャ)が激しく落車し、リタイヤを余儀なくされるアクシデント。マキュアンのツール・ド・フランス出場が危ぶまれる。
スプリントを制したのは繰り上げで黄色いスプリント賞ジャージを着たボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)。アルベルト・オンガラート(イタリア、LPRブレークス)やグレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)といったスプリンターを一蹴した。その後方ではクラース・ロドウィック(ベルギー、トップスポーツフラーンデレン)が激しく落車し、ゴール付近は混沌となった。
ボーナスタイムを獲得したボジックは一躍リーダーの座に躍り出た。スプリント賞でも首位に立っている。総合2位にはイワノフが4秒差でつけている。
ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)のコメント
「緩い登りのゴールは厄介だった。でもチームメイトが残り1kmで僕を完璧に前方に牽引してくれた。ルームメイトのマルコ・マルカート(イタリア)が僕を申し分無く軌道に乗せてくれたから、結果で応えることができた。全てのチームメイトの素晴らしい仕事に感謝する。このチームにいられて幸せだよ」
ツアー・オブ・ベルギー2009第2ステージ結果
1位 ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)4h38'21"
2位 アルベルト・オンガラート(イタリア、LPRブレークス)
3位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)
4位 ヤメス・ファンランツシュート(ベルギー、フェランダス・ウィレムス)
5位 ワウテル・ウェイラント(ベルギー、クイックステップ)
6位 ロベルト・フェラーリ(イタリア、LPRブレークス)
7位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)
8位 クラース・ロドウィック(ベルギー、トップスポーツフラーンデレン)
9位 シェフ・ドウィルデ(ベルギー、パルマンス・クラス)
10位 スヴェン・ファントウレンホウト(ベルギー、サンウェブ・プロジョブ)
総合成績
1位 ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)8h55'40"
2位 セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)+4"
3位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)+8"
4位 セップ・ファンマルケ(ベルギー、ヨンフフラーンデレン)+11"
5位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)+12"
6位 アルベルト・オンガラート(イタリア、LPRブレークス)+16"
7位 トム・フィーラース(オランダ、スキル・シマノ)
8位 クリスチアーノ・フマガッリ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
9位 ダヴィ・デロ(フランス、スキル・シマノ)
10位 マールテン・ワイナンツ(ベルギー、クイックステップ)
スプリント賞
ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)
新人賞
セップ・ファンマルケ(ベルギー、ヨンフフラーンデレン)
チーム総合成績
スキル・シマノ
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