2009/05/28(木) - 15:32
5月27日、ブリュッセル近郊のテルヴランにてツアー・オブ・ベルギー第1ステージが行われ、集団スプリントをセルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)が制し、リーダージャージを獲得した。
全5ステージで争われるツアー・オブ・ベルギーの第1ステージは首都ベルギー近郊の町テルヴランがスタートゴール地点の185.4km。
スタート前には、ベルギーの生ける伝説エディ・メルクスが初めてツール・ド・フランスを制してからの40周年記念セレモニーが開かれた。ちなみにメルクスは1970年、71年にツアー・オブ・ベルギーを制している。
レースは序盤からアタックが頻発し、セップ・ファンマルケ(ベルギー、ヨンフフラーンデレン)、フェデリコ・カヌーティ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)、ブレント・ブックワルター(アメリカ、BMCレーシング)の3人の逃げが決まり、80kmを過ぎてメイン集団に対し7分差を稼ぎ出す。
メイン集団をコントロールするのは地元のプロツアーチーム、クイックステップとサイレンス・ロット。そしてロシアンチームのカチューシャだ。カチューシャはロビー・マキュアン(オーストラリア)ダニーロ・ナポリターノ(イタリア)、ヘルト・ステーグマンス(ベルギー)と3人の強力なスプリンターを抱えた今大会の有力チーム。
集団スプリントで勝機をつかむためにこれらのチームが集団のペースを上げると、狭く鋭角なベルギー独特の路地と相まって集団は分裂し、さながら春のクラシックレースの様相を呈す。
ゴールまでおよそ25km地点で、アタックがかかり、10名を越える選手が抜け出しに成功。サイレンス・ロットはベルギーチャンピオンのユルゲン・ローランツ(ベルギー)を含む3名、ラボバンクはスプリンターのグレーム・ブラウン(オーストラリア)を含む3名、クイックステップは2名と有力チームが複数人を逃げに送り込み、メイン集団と差を付ける。
逃げにセルゲイ・イワノフ(ロシア)ひとりを送り込んだカチューシャが集団スプリントを狙って逃げグループを吸収しにかかるが、強力な逃げの前に、スプリントよりもイワノフで勝利を狙う作戦にスイッチ。
果たして逃げグループで足を休めたイワノフが、ゴール前でセバスティアン・ロセレル(ベルギー、クイックステップ)のアタックにカウンターを決め、ブラウンの猛追を振り切ってスプリントを制した。
イワノフはアムステルゴールドレースに続くプロツアーの勝利。ロシアチャンピオンジャージの上に漆黒のベルギーカラーのリーダージャージを重ねた。
セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)のコメント
「目標はステージ1勝を挙げることだった。でもそれは達成されたので総合優勝を狙いたい。土曜日のステージがおそらく決め手になるだろうね。僕は長らくディエスト(ベルギー北東部)に住んでいるんだ。ベルギーは僕の第2の祖国だよ。地域の道に通じてたおかげで、最終局面の登りで差をつけられるとわかっていた。サイレンス・ロットやラボバンク、クイックステップといったチームの面々が揃うグループを制しての素晴らしい勝利だ」
ツアー・オブ・ベルギー2009第1ステージ結果
1位 セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)4h17'35"
2位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)
3位 ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)
4位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)
5位 クリスチアーノ・フマガッリ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
6位 トム・フィーラース(オランダ、スキル・シマノ)
7位 ダヴィ・デロ(フランス、スキル・シマノ)
8位 マールテン・ワイナンツ(ベルギー、クイックステップ)
9位 ベン・ヘルマンス(ベルギー、トップスポーツ)+2"
10位 アルベルト・オンガラート(イタリア、LPRブレークス)
総合成績
1位 セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)4h17'25"
2位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)+4"
3位 ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)
4位 セップ・ファンマルケ(ベルギー、ヨンフフラーンデレン)+6"
5位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)+8"
6位 クリスチアーノ・フマガッリ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)+10"
7位 トム・フィーラース(オランダ、スキル・シマノ)
8位 ダヴィ・デロ(フランス、スキル・シマノ)
9位 マールテン・ワイナンツ(ベルギー、クイックステップ)
10位 ブレント・ブックワルター(アメリカ、BMCレーシング)
スプリント賞
セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)
新人賞
セップ・ファンマルケ(ベルギー、ヨンフフラーンデレン)
チーム総合成績
スキル・シマノ
全5ステージで争われるツアー・オブ・ベルギーの第1ステージは首都ベルギー近郊の町テルヴランがスタートゴール地点の185.4km。
スタート前には、ベルギーの生ける伝説エディ・メルクスが初めてツール・ド・フランスを制してからの40周年記念セレモニーが開かれた。ちなみにメルクスは1970年、71年にツアー・オブ・ベルギーを制している。
レースは序盤からアタックが頻発し、セップ・ファンマルケ(ベルギー、ヨンフフラーンデレン)、フェデリコ・カヌーティ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)、ブレント・ブックワルター(アメリカ、BMCレーシング)の3人の逃げが決まり、80kmを過ぎてメイン集団に対し7分差を稼ぎ出す。
メイン集団をコントロールするのは地元のプロツアーチーム、クイックステップとサイレンス・ロット。そしてロシアンチームのカチューシャだ。カチューシャはロビー・マキュアン(オーストラリア)ダニーロ・ナポリターノ(イタリア)、ヘルト・ステーグマンス(ベルギー)と3人の強力なスプリンターを抱えた今大会の有力チーム。
集団スプリントで勝機をつかむためにこれらのチームが集団のペースを上げると、狭く鋭角なベルギー独特の路地と相まって集団は分裂し、さながら春のクラシックレースの様相を呈す。
ゴールまでおよそ25km地点で、アタックがかかり、10名を越える選手が抜け出しに成功。サイレンス・ロットはベルギーチャンピオンのユルゲン・ローランツ(ベルギー)を含む3名、ラボバンクはスプリンターのグレーム・ブラウン(オーストラリア)を含む3名、クイックステップは2名と有力チームが複数人を逃げに送り込み、メイン集団と差を付ける。
逃げにセルゲイ・イワノフ(ロシア)ひとりを送り込んだカチューシャが集団スプリントを狙って逃げグループを吸収しにかかるが、強力な逃げの前に、スプリントよりもイワノフで勝利を狙う作戦にスイッチ。
果たして逃げグループで足を休めたイワノフが、ゴール前でセバスティアン・ロセレル(ベルギー、クイックステップ)のアタックにカウンターを決め、ブラウンの猛追を振り切ってスプリントを制した。
イワノフはアムステルゴールドレースに続くプロツアーの勝利。ロシアチャンピオンジャージの上に漆黒のベルギーカラーのリーダージャージを重ねた。
セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)のコメント
「目標はステージ1勝を挙げることだった。でもそれは達成されたので総合優勝を狙いたい。土曜日のステージがおそらく決め手になるだろうね。僕は長らくディエスト(ベルギー北東部)に住んでいるんだ。ベルギーは僕の第2の祖国だよ。地域の道に通じてたおかげで、最終局面の登りで差をつけられるとわかっていた。サイレンス・ロットやラボバンク、クイックステップといったチームの面々が揃うグループを制しての素晴らしい勝利だ」
ツアー・オブ・ベルギー2009第1ステージ結果
1位 セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)4h17'35"
2位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)
3位 ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)
4位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)
5位 クリスチアーノ・フマガッリ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
6位 トム・フィーラース(オランダ、スキル・シマノ)
7位 ダヴィ・デロ(フランス、スキル・シマノ)
8位 マールテン・ワイナンツ(ベルギー、クイックステップ)
9位 ベン・ヘルマンス(ベルギー、トップスポーツ)+2"
10位 アルベルト・オンガラート(イタリア、LPRブレークス)
総合成績
1位 セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)4h17'25"
2位 グレーム・ブラウン(オーストラリア、ラボバンク)+4"
3位 ボルト・ボジック(スロベニア、ヴァカンソレイユ)
4位 セップ・ファンマルケ(ベルギー、ヨンフフラーンデレン)+6"
5位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)+8"
6位 クリスチアーノ・フマガッリ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)+10"
7位 トム・フィーラース(オランダ、スキル・シマノ)
8位 ダヴィ・デロ(フランス、スキル・シマノ)
9位 マールテン・ワイナンツ(ベルギー、クイックステップ)
10位 ブレント・ブックワルター(アメリカ、BMCレーシング)
スプリント賞
セルゲイ・イワノフ(ロシア、カチューシャ)
新人賞
セップ・ファンマルケ(ベルギー、ヨンフフラーンデレン)
チーム総合成績
スキル・シマノ
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