「北のクラシック」が終わり、ロードレースの注目は「アルデンヌ・クラシック」に移り行く。E3プライス、ヘント、ロンド、ルーベで連勝を飾ったトム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)が、UCIワールドツアーのランキングトップに立った。

4度目のパリ〜ルーベ制覇を果たしたトム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)4度目のパリ〜ルーベ制覇を果たしたトム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) photo:Makoto Ayano今年UCIワールドツアーレースに昇格したE3プライス・フラーンデレンで自身5度目の優勝を飾り、続くヘント〜ウェベルヘムで3度目、ロンド・ファン・フラーンデレンで3度目、パリ〜ルーベで4度目の優勝を果たしたボーネン。上記のクラシックレースで史上初めて4連勝を飾り、「北のクラシック」の王様の名を欲しいままにした。

ボーネンは、ツアー・ダウンアンダーとミラノ〜サンレモで優勝したサイモン・ジェランス(オーストラリア、グリーンエッジ)を抜いてUCIワールドツアーランキングトップに立っている。所属するオメガファーマ・クイックステップはチームランキングで断トツのトップに躍り出た。

ブエルタ・アル・パイスバスコで総合優勝したサムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)が3位にジャンプアップ。続く「アルデンヌ・クラシック」では、ジェランスやサンチェスをはじめとする選手たちがポイントを伸ばすだろう。

UCIワールドツアーランキング(4月8日付け)
個人ランキング
1位 トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)    366pts
2位 サイモン・ジェランス(オーストラリア、グリーンエッジ)       210pts
3位 サムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)          208pts
4位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) 182pts
5位 ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)     179pts
6位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)          167pts
7位 アレッサンドロ・バッラン(イタリア、BMCレーシングチーム)     166pts
8位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)           142pts
9位 オスカル・フレイレ(スペイン、カチューシャ)            140pts
10位 ミハエル・アルバジーニ(スイス、グリーンエッジ)          112pts

国別ランキング
1位 スペイン                       717pts
2位 ベルギー                       567pts
3位 イタリア                       566pts
4位 オランダ                       348pts
6位 オーストラリア                    315pts
7位 スロバキア                      198pts
8位 アメリカ                       179pts
9位 フランス                        153pts
10位 イギリス                       120pts

チームランキング
1位 オメガファーマ・クイックステップ           547pts
2位 カチューシャ                     382pts
3位 リクイガス・キャノンデール              376pts
4位 チームスカイ                     366pts
5位 グリーンエッジ                    342pts
6位 レディオシャック・ニッサン              327pts
7位 BMCレーシングチーム                  279pts
8位 エウスカルテル・エウスカディ             208pts
9位 モビスター                      205pts
10位 ヴァカンソレイユ・DCM                202pts

text:Kei Tsuji