2012/03/05(月) - 11:36
2012年3月4日、第70回パリ〜ニース(UCIワールドツアー)がパリ郊外のダンピエール・アン・イブリーヌで開幕。後半スタートの選手たちが雨でタイムを落とす中、グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、ヴァカンソレイユ・DCM)が11分19秒のトップタイムで優勝した。
花の都パリの西方40kmに位置するイヴリーヌで、「太陽へのレース」が動き出した。初日は、前半に標高差82mの3級山岳を含む9.4kmの個人タイムトライアルだ。
不安定な空模様の下、昨年大会の第1ステージを制したトーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)が11分31秒の好タイムで暫定トップの座に。デヘントは最終的にステージ5位に終わったが、前半の3級山岳を最速で駆け上がったため、山岳賞ジャージを獲得している。
デヘントのタイムは、チームメイトのラーションによって12秒更新される。ラーションのタイムは11分19秒。平均スピードは49.8km/h。
リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ)やティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)が好走するも、ラーションのタイムには届かない。
残り40名のスタートを残し、コース上には雨が降り始める。安全運転を強いられた優勝候補のブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)はラーションに1秒届かず2位。ステージ優勝には届かなかったが、調子の良さを伺わせた。
アルカンシェルを着て雨の中を走ったトニ・マルティン(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ)は25秒遅れの28位。ラーションが最後までトップタイムを守り抜いた。
今年チームサクソバンクからヴァカンソレイユ・DCMに移籍したの長身ラーションは「もちろんこの勝利には大満足。自分向きのコースであり、良いシーズンスタートになった。それに、初日に勝つと、総合リーダージャージがボーナスとして手に入る。このリードを出来るだけ長くキープしたい」と語る。ヴァカンソレイユ・DCMは2年連続で第1ステージを制した。
リッチー・ポルト(オーストラリア、チームスカイ)は17秒遅れの16位、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)は29秒遅れの41位、アンドレアス・クレーデン(ドイツ、レディオシャック・ニッサン)は36秒遅れの60位、イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)は43秒遅れの90位。
新城幸也(ユーロップカー)は49秒遅れの100位。一方、シュレク兄弟(ルクセンブルク、レディオシャック・ニッサン)は、兄フランクが54秒遅れの121位、弟アンディが1分01秒遅れの142位と、大きく出遅れた。
また、昨年のロンド・ファン・フラーンデレン覇者で、クラシックシーズンに向けて調子を上げるニック・ナイエンス(ベルギー、チームサクソバンク)は、3km地点で落車。大きく遅れてゴールしたが、救済措置により翌日からの出走を許されている。
選手コメントはヴァカンソレイユ・DCM公式サイトより。
パリ〜ニース2012第1ステージ結果
1位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、ヴァカンソレイユ・DCM) 11'19"
2位 ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ) +01"
3位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ) +04"
4位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +09"
5位 トーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM) +12"
6位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ)
7位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス) +13"
8位 マルケル・イリサール(スペイン、レディオシャック・ニッサン)
9位 レミ・ポリオル(フランス、FDJ・ビッグマット) +15"
10位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン)
100位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +49"
個人総合成績
1位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、ヴァカンソレイユ・DCM) 11'19"
2位 ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ) +01"
3位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ) +04"
4位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +09"
5位 トーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM) +12"
6位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ)
7位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス) +13"
8位 マルケル・イリサール(スペイン、レディオシャック・ニッサン)
9位 レミ・ポリオル(フランス、FDJ・ビッグマット) +15"
10位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン)
100位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +49"
ポイント賞
グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、ヴァカンソレイユ・DCM)
山岳賞
トーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)
新人賞
ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)
チーム総合成績
オメガファーマ・クイックステップ
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
花の都パリの西方40kmに位置するイヴリーヌで、「太陽へのレース」が動き出した。初日は、前半に標高差82mの3級山岳を含む9.4kmの個人タイムトライアルだ。
不安定な空模様の下、昨年大会の第1ステージを制したトーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)が11分31秒の好タイムで暫定トップの座に。デヘントは最終的にステージ5位に終わったが、前半の3級山岳を最速で駆け上がったため、山岳賞ジャージを獲得している。
デヘントのタイムは、チームメイトのラーションによって12秒更新される。ラーションのタイムは11分19秒。平均スピードは49.8km/h。
リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ)やティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)が好走するも、ラーションのタイムには届かない。
残り40名のスタートを残し、コース上には雨が降り始める。安全運転を強いられた優勝候補のブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)はラーションに1秒届かず2位。ステージ優勝には届かなかったが、調子の良さを伺わせた。
アルカンシェルを着て雨の中を走ったトニ・マルティン(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ)は25秒遅れの28位。ラーションが最後までトップタイムを守り抜いた。
今年チームサクソバンクからヴァカンソレイユ・DCMに移籍したの長身ラーションは「もちろんこの勝利には大満足。自分向きのコースであり、良いシーズンスタートになった。それに、初日に勝つと、総合リーダージャージがボーナスとして手に入る。このリードを出来るだけ長くキープしたい」と語る。ヴァカンソレイユ・DCMは2年連続で第1ステージを制した。
リッチー・ポルト(オーストラリア、チームスカイ)は17秒遅れの16位、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)は29秒遅れの41位、アンドレアス・クレーデン(ドイツ、レディオシャック・ニッサン)は36秒遅れの60位、イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)は43秒遅れの90位。
新城幸也(ユーロップカー)は49秒遅れの100位。一方、シュレク兄弟(ルクセンブルク、レディオシャック・ニッサン)は、兄フランクが54秒遅れの121位、弟アンディが1分01秒遅れの142位と、大きく出遅れた。
また、昨年のロンド・ファン・フラーンデレン覇者で、クラシックシーズンに向けて調子を上げるニック・ナイエンス(ベルギー、チームサクソバンク)は、3km地点で落車。大きく遅れてゴールしたが、救済措置により翌日からの出走を許されている。
選手コメントはヴァカンソレイユ・DCM公式サイトより。
パリ〜ニース2012第1ステージ結果
1位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、ヴァカンソレイユ・DCM) 11'19"
2位 ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ) +01"
3位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ) +04"
4位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +09"
5位 トーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM) +12"
6位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ)
7位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス) +13"
8位 マルケル・イリサール(スペイン、レディオシャック・ニッサン)
9位 レミ・ポリオル(フランス、FDJ・ビッグマット) +15"
10位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン)
100位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +49"
個人総合成績
1位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、ヴァカンソレイユ・DCM) 11'19"
2位 ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ) +01"
3位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ、オメガファーマ・クイックステップ) +04"
4位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム) +09"
5位 トーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM) +12"
6位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ)
7位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス) +13"
8位 マルケル・イリサール(スペイン、レディオシャック・ニッサン)
9位 レミ・ポリオル(フランス、FDJ・ビッグマット) +15"
10位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン)
100位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +49"
ポイント賞
グスタフエリック・ラーション(スウェーデン、ヴァカンソレイユ・DCM)
山岳賞
トーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)
新人賞
ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)
チーム総合成績
オメガファーマ・クイックステップ
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
関連ファイル
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