2012/02/21(火) - 11:40
2012年2月20日、ブエルタ・ア・アンダルシア(UCI2.1)第1ステージで、3名が劇的な逃げ切りを成功させ、ハビエル・ラミレス(スペイン、アンダルシア)が勝利した。土井雪広(プロジェクト1t4i)はパトリック・グレッチュ(ドイツ)のリーダージャージキープのために集団コントロールに尽力した。
「ルタ・デル・ソル」2日目は、サアラ・デ・ロス・アトゥネスをスタートし、地中海に面したアンダルシアの海岸線をひたすら東進。途中ジブラルタル海峡に突き出たスペイン最南端の街タリファ(アフリカ大陸に最も近い)を通過し、ベナルマデナにゴールする198km。
この日は序盤から地元アンダルシア地方出身のハビエル・ラミレス(スペイン、アンダルシア)とルイスアンヘル・マテマルドネス(スペイン、コフィディス)、そしてウィル・ルートレー(カナダ、スパイダーテック・パワードバイC10)、ダニエル・ドミンゲス(スペイン、チームNSP)が逃げる。
リーダージャージ擁するプロジェクト1t4iの土井雪広は、アシストとして集団コントロールに参加。「1人10キロずつの交代で集団コントロール。タイム差を7分半まで縮めたけど、他のスプリンターチームにとっては勝つ可能性は今日しかないのに、どこのチームの協力してくれなかった。監督の指示で(ラスト70km地点で)引くのをやめると、タイム差は10分まで拡大した」と話す。
その後はスプリンターチームが集団コントロールを開始し、土井は再び集団先頭へ。「焦ったレディオシャックと、モビスターとエウスカウテルが牽引を開始。50km/hオーバーのスピードで高速ローテーションを繰り返した」。
結局メイン集団は逃げを完全に捉えきることが出来ず、脱落したドミンゲスをのぞくラミレス、マテマルドネス、ルートレーが逃げ切り。ラミレスがスプリントを制した。メイン集団はオスカル・フレイレ(スペイン、カチューシャ)を先頭に3秒遅れでゴール。グレッチュはリーダージャージを守った。
シーズン初戦から全力で走る土井は「かなり出し切ったけど、リーダージャージもぎりぎり守った。開幕戦からいきなり強度が高すぎて身体がビックリしている。でもこれは良い通過点。引きまくって身体をいじめてもっと強くなってやる」と、長いシーズンを見据えたコメントを残している。
レース内容はスペイン・マルカ紙より。
ブエルタ・ア・アンダルシア2012第1ステージ結果
1位 ハビエル・ラミレス(スペイン、アンダルシア) 5h02'10"
2位 ルイスアンヘル・マテマルドネス(スペイン、コフィディス)
3位 ウィル・ルートレー(カナダ、スパイダーテック・パワードバイC10) +03"
4位 オスカル・フレイレ(スペイン、カチューシャ)
5位 フアンホセ・ロバト(スペイン、アンダルシア)
97位 土井雪広(日本、プロジェクト1t4i)
個人総合成績
1位 パトリック・グレッチュ(ドイツ、プロジェクト1t4i) 5h09'02"
2位 マルケル・イリサール(スペイン、レディオシャック・ニッサン) +02"
3位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン) +03"
4位 マイケル・マシューズ(オーストラリア、ラボバンク) +06"
5位 ガエタン・ビール(ベルギー、ロット・ベリソル) +08"
95位 土井雪広(日本、プロジェクト1t4i) +44"
ポイント賞
パトリック・グレッチュ(ドイツ、プロジェクト1t4i)
山岳賞
ルイスアンヘル・マテマルドネス(スペイン、コフィディス)
チーム総合成績
レディオシャック・ニッサン
text:Kei Tsuji
photo:www.vueltaandalucia.es
「ルタ・デル・ソル」2日目は、サアラ・デ・ロス・アトゥネスをスタートし、地中海に面したアンダルシアの海岸線をひたすら東進。途中ジブラルタル海峡に突き出たスペイン最南端の街タリファ(アフリカ大陸に最も近い)を通過し、ベナルマデナにゴールする198km。
この日は序盤から地元アンダルシア地方出身のハビエル・ラミレス(スペイン、アンダルシア)とルイスアンヘル・マテマルドネス(スペイン、コフィディス)、そしてウィル・ルートレー(カナダ、スパイダーテック・パワードバイC10)、ダニエル・ドミンゲス(スペイン、チームNSP)が逃げる。
リーダージャージ擁するプロジェクト1t4iの土井雪広は、アシストとして集団コントロールに参加。「1人10キロずつの交代で集団コントロール。タイム差を7分半まで縮めたけど、他のスプリンターチームにとっては勝つ可能性は今日しかないのに、どこのチームの協力してくれなかった。監督の指示で(ラスト70km地点で)引くのをやめると、タイム差は10分まで拡大した」と話す。
その後はスプリンターチームが集団コントロールを開始し、土井は再び集団先頭へ。「焦ったレディオシャックと、モビスターとエウスカウテルが牽引を開始。50km/hオーバーのスピードで高速ローテーションを繰り返した」。
結局メイン集団は逃げを完全に捉えきることが出来ず、脱落したドミンゲスをのぞくラミレス、マテマルドネス、ルートレーが逃げ切り。ラミレスがスプリントを制した。メイン集団はオスカル・フレイレ(スペイン、カチューシャ)を先頭に3秒遅れでゴール。グレッチュはリーダージャージを守った。
シーズン初戦から全力で走る土井は「かなり出し切ったけど、リーダージャージもぎりぎり守った。開幕戦からいきなり強度が高すぎて身体がビックリしている。でもこれは良い通過点。引きまくって身体をいじめてもっと強くなってやる」と、長いシーズンを見据えたコメントを残している。
レース内容はスペイン・マルカ紙より。
ブエルタ・ア・アンダルシア2012第1ステージ結果
1位 ハビエル・ラミレス(スペイン、アンダルシア) 5h02'10"
2位 ルイスアンヘル・マテマルドネス(スペイン、コフィディス)
3位 ウィル・ルートレー(カナダ、スパイダーテック・パワードバイC10) +03"
4位 オスカル・フレイレ(スペイン、カチューシャ)
5位 フアンホセ・ロバト(スペイン、アンダルシア)
97位 土井雪広(日本、プロジェクト1t4i)
個人総合成績
1位 パトリック・グレッチュ(ドイツ、プロジェクト1t4i) 5h09'02"
2位 マルケル・イリサール(スペイン、レディオシャック・ニッサン) +02"
3位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン) +03"
4位 マイケル・マシューズ(オーストラリア、ラボバンク) +06"
5位 ガエタン・ビール(ベルギー、ロット・ベリソル) +08"
95位 土井雪広(日本、プロジェクト1t4i) +44"
ポイント賞
パトリック・グレッチュ(ドイツ、プロジェクト1t4i)
山岳賞
ルイスアンヘル・マテマルドネス(スペイン、コフィディス)
チーム総合成績
レディオシャック・ニッサン
text:Kei Tsuji
photo:www.vueltaandalucia.es
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