2012/02/25(土) - 11:31
大盛況を見せたCyclo Cross Tokyo2012。エリート男子優勝者ベン・ベルデン(ベルギー、Ops Ale-Stoemper)と2位のティモシー・ジョンソン(アメリカ、キャノンデールpbシクロクロスワールド.com)のCXバイクに迫ってみた。
ベン・ベルデンのアルミクロスマシンStomper Ronny
ベン・ベルデン(ベルギー、Ops Ale-Stoemper)の駆るStomper・Ronny
ベルギーのベテランCX選手ベン・ベルデンが駆るのはStoemperのアルミ製シクロクロスバイク「Ronny」。「ベルギーのDNAをもち、アメリカでハンドビルドする」というポリシーを持つ、オレゴン州はスプリングフィールドに工房を構える小さなバイクブランドだ。アメリカに活躍の舞台を移して走るベルギー出身のベン・ベルデンが同工房のバイクに乗るのは、ある意味非常にフィットするスポンサードと言えるかもしれない。
マッシブな上下異形テーパードヘッドチューブを採用する
メインバイクのブレーキレバーはシマノとスラムのミックス フロントメカは抜かれている
ベルデンは今回の来日に2台のバイクを持ち込んだ。クローズアップするのはアメリカでもメインで使用するバイク。スチールとアルミを得意とする工房で、Ronnyは7000系アルミをトリプルバテッド化したチューブを用いる。ヘッドマークにはブランドイニシャルの"S"と、「ゴジラ」そっくりの恐竜がモチーフとなっている。
ハンドル周りはFSA製品で固められる バーテープはフィジーク
ホイールはFSA、タイヤはクレメンのPDX33mmチューブレス
カーボン製ガードが備わるチェーンリング 歯数は42Tシングルだ
チェーン落ちを防ぐK-edge製アルミガードを使用する
特徴的なのはブレーキレバーにシマノとスラムを使用していること。フロントシングルギアのバイクを常用するベルデンにとって、片側レバーはブレーキのみにしか使わない。軽量化のために内部のメカは抜かれている。
本来フロントディレーラーが備わる部分にはK-edge製チェーン脱落防止ガードが取り付けられ、アウターギア板の替わりにカーボン製ガードがセットされる。ホイールにはFSAのカーボンディープを用い、タイヤはサイドにTUBELESSの記載があるクレメンのPDX33mmを使用。
砂地用タイヤを履くベン・ベルデン(ベルギー、Ops Ale-Stoemper)のスペアバイク
こちらはカラーリング違いのベルデンのサブバイク。こちらのバイクはSRAM・シマノ混成のメインバイクに対して、左右両レバー共にシマノ製だ。メインバイクと同じくフロントシングル仕様で、フロントメカは軽量化のため抜かれている。タイヤはクレメンのコブの低いサンド用タイヤを履く。砂地の多いCyclo Cross Tokyoのコースではこちらのバイクを主に使用していた。ペダルはシマノ・DeoreXT。
K-edge製チェーン脱落ガードを装備する
サンド用バイクを駆るベン・ベルデン(ベルギー、Ops Ale-Stoemper)
Stomper製バイクは日本未入荷だが、リドレーなどの日本代理店を務めるJPスポーツグループで正規輸入が可能とのことだ。
ティモシー・ジョンソンのキャノンデール・スーパーX
ティモシー・ジョンソン(アメリカ、キャノンデールpbシクロクロスワールド.com)のキャノンデール・スーパーX
アメリカのシクロクロス・レジェンド、ティム・ジョンソンが駆るのはキャノンデールが誇る世界最軽量クラスのカーボン製シクロクロスバイク、スーパーXだ。スーパーXは一昨年にアメリカで華々しくデビューしたハイモッド(ハイモジュラス)製のフルカーボンバイクで、振動を吸収するマイクロサスペンション「スピードSAVE」テクノロジーなど、リクイガス・キャノンデールが駆るスーパーシックスEVOと同等クラスの素材とテクノロジーがフルに搭載されている。
特別カラーのグリーンに塗られるスラム・RED
Zippサービスクルスステム&カーボンハンドルを使用する
シクロクロス用のスラム・REDチェーンリング
32cのドゥガスト製ハンドメイドタイヤを採用
採用されているスラム・REDは、キャノンデールのブランドカラーに併せて特別色のグリーン仕様でコーディネイトされている。Zippホイール+Dugastのハンドメイドタイヤ、Zippサービスクルスステム&カーボンハンドル、Zippカーボンピラー、Prorogoスクラッチサドルなど、チーム契約外メーカーのパーツを使わない標準的な仕様だ。ペダルにはシマノXTRを採用する。
ホイールはZipp303を使う
ボリュームを持たせた作りのヘッドチューブ。ブレーキはSRAMグループのAvid
サドルはプロロゴ・スクラッチ
日本でのターゲットユーザーが少ないことで2011年度は輸入が見送られた経緯があるが、2012年からはキャノンデール・ジャパンによって輸入が開始されている。
text:Makoto.AYANO、So.Isobe
photo:Makoto.AYANO
ベン・ベルデンのアルミクロスマシンStomper Ronny
![ベン・ベルデン(ベルギー、Ops Ale-Stoemper)の駆るStomper・Ronny](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_1002.jpg)
ベルギーのベテランCX選手ベン・ベルデンが駆るのはStoemperのアルミ製シクロクロスバイク「Ronny」。「ベルギーのDNAをもち、アメリカでハンドビルドする」というポリシーを持つ、オレゴン州はスプリングフィールドに工房を構える小さなバイクブランドだ。アメリカに活躍の舞台を移して走るベルギー出身のベン・ベルデンが同工房のバイクに乗るのは、ある意味非常にフィットするスポンサードと言えるかもしれない。
![マッシブな上下異形テーパードヘッドチューブを採用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_1009.jpg)
![メインバイクのブレーキレバーはシマノとスラムのミックス フロントメカは抜かれている](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_1024.jpg)
ベルデンは今回の来日に2台のバイクを持ち込んだ。クローズアップするのはアメリカでもメインで使用するバイク。スチールとアルミを得意とする工房で、Ronnyは7000系アルミをトリプルバテッド化したチューブを用いる。ヘッドマークにはブランドイニシャルの"S"と、「ゴジラ」そっくりの恐竜がモチーフとなっている。
![ハンドル周りはFSA製品で固められる バーテープはフィジーク](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_1010.jpg)
![ホイールはFSA、タイヤはクレメンのPDX33mmチューブレス](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_1025.jpg)
![カーボン製ガードが備わるチェーンリング 歯数は42Tシングルだ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_1017.jpg)
![チェーン落ちを防ぐK-edge製アルミガードを使用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_1022.jpg)
特徴的なのはブレーキレバーにシマノとスラムを使用していること。フロントシングルギアのバイクを常用するベルデンにとって、片側レバーはブレーキのみにしか使わない。軽量化のために内部のメカは抜かれている。
本来フロントディレーラーが備わる部分にはK-edge製チェーン脱落防止ガードが取り付けられ、アウターギア板の替わりにカーボン製ガードがセットされる。ホイールにはFSAのカーボンディープを用い、タイヤはサイドにTUBELESSの記載があるクレメンのPDX33mmを使用。
![砂地用タイヤを履くベン・ベルデン(ベルギー、Ops Ale-Stoemper)のスペアバイク](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_1237.jpg)
こちらはカラーリング違いのベルデンのサブバイク。こちらのバイクはSRAM・シマノ混成のメインバイクに対して、左右両レバー共にシマノ製だ。メインバイクと同じくフロントシングル仕様で、フロントメカは軽量化のため抜かれている。タイヤはクレメンのコブの低いサンド用タイヤを履く。砂地の多いCyclo Cross Tokyoのコースではこちらのバイクを主に使用していた。ペダルはシマノ・DeoreXT。
![K-edge製チェーン脱落ガードを装備する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_1239.jpg)
![サンド用バイクを駆るベン・ベルデン(ベルギー、Ops Ale-Stoemper)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_619.jpg)
Stomper製バイクは日本未入荷だが、リドレーなどの日本代理店を務めるJPスポーツグループで正規輸入が可能とのことだ。
ティモシー・ジョンソンのキャノンデール・スーパーX
![ティモシー・ジョンソン(アメリカ、キャノンデールpbシクロクロスワールド.com)のキャノンデール・スーパーX](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_936.jpg)
アメリカのシクロクロス・レジェンド、ティム・ジョンソンが駆るのはキャノンデールが誇る世界最軽量クラスのカーボン製シクロクロスバイク、スーパーXだ。スーパーXは一昨年にアメリカで華々しくデビューしたハイモッド(ハイモジュラス)製のフルカーボンバイクで、振動を吸収するマイクロサスペンション「スピードSAVE」テクノロジーなど、リクイガス・キャノンデールが駆るスーパーシックスEVOと同等クラスの素材とテクノロジーがフルに搭載されている。
![特別カラーのグリーンに塗られるスラム・RED](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_937.jpg)
![Zippサービスクルスステム&カーボンハンドルを使用する](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_945.jpg)
![シクロクロス用のスラム・REDチェーンリング](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_953.jpg)
![32cのドゥガスト製ハンドメイドタイヤを採用](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_956.jpg)
採用されているスラム・REDは、キャノンデールのブランドカラーに併せて特別色のグリーン仕様でコーディネイトされている。Zippホイール+Dugastのハンドメイドタイヤ、Zippサービスクルスステム&カーボンハンドル、Zippカーボンピラー、Prorogoスクラッチサドルなど、チーム契約外メーカーのパーツを使わない標準的な仕様だ。ペダルにはシマノXTRを採用する。
![ホイールはZipp303を使う](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_941.jpg)
![ボリュームを持たせた作りのヘッドチューブ。ブレーキはSRAMグループのAvid](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_944.jpg)
![サドルはプロロゴ・スクラッチ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2012/02/20/cct2012_947.jpg)
日本でのターゲットユーザーが少ないことで2011年度は輸入が見送られた経緯があるが、2012年からはキャノンデール・ジャパンによって輸入が開始されている。
text:Makoto.AYANO、So.Isobe
photo:Makoto.AYANO
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