2012/01/25(水) - 20:40
2012年1月24日、ツール・ド・サンルイス(UCI2.1)第2ステージでリーダージャージを着るフランチェスコ・キッキ(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ)が再び勝利。チームメイトのトム・ボーネン(ベルギー)を振り切る形で連勝を飾った。
ツール・ド・サンルイス第2ステージは、アルゼンチン中部サンルイス近郊のフラガからファナコスライまでの145.3km。初日に引き続き高低差の少ない平坦コースであり、この日も地元南米チームの選手たちが逃げを試みた。
しかしリーダージャージ擁するオメガファーマ・クイックステップや、ゴールスプリントに興味を見せるモビスター、ファルネーゼヴィーニなどの集団牽引によって、タイム差は最大5分30秒で縮小傾向に。
結局逃げグループはラスト10kmで吸収。ゴールスプリントはオメガファーマ・クイックステップがリードする形で争われ、リーダージャージのキッキとボーネンがほぼ同時に、2人揃って先頭で、両手を広げてゴールに飛び込んだ。
当初オメガファーマ・クイックステップはボーネンでのスプリント狙いだったが、ゴール前でボーネンを見失った発射台役のキッキがそのままスプリント。写真判定の結果、僅差でキッキの優勝が決まった。
キッキは「今日は朝のミーティングで打ち合わせた通りトムをリードアウトする予定だった。でもラスト300mで振り返るとトムがいなかったので、自ら勝負に出たんだ。ラスト50mでトムが近くに来ているのを見て、スプリントするのをやめて両手を挙げた。自分が勝利したというのを知ったのはゴールした後だった」と打ち明ける。
ステージ2位のボーネンはチームの勝利を喜ぶ。「僕ら2人のうちどちらが勝ったのか分からなかったけど、そんなことはどうでもいい。チームにとって素晴らしい日をもう一つ加えることに喜びを感じている。調子は良いので、自分にチャンスが回ってくる日がまた来ると思う」。
結果的にボーナスタイムを10秒加算し、総合リードを広げることに成功したキッキ。昨シーズン勝てなかった男が早くもシーズン2勝目を飾った。「ステージレースで連勝を飾るなんて初めての経験。最高の気分だよ。今日もチームメイトはチームTT状態でラスト1kmまでトム(ボーネン)と僕を連れて行ってくれた。彼らのような偉大なプロ達と一緒に走ることが出来て光栄だ」。
レース内容はレース公式サイト(www.tour-sanluis.com.ar)、選手コメントはチーム公式サイトより。
ツール・ド・サンルイス2012第2ステージ結果
1位 フランチェスコ・キッキ(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ) 3h22'40"
2位 トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)
3位 ジェイコブ・キーオ(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
4位 フランシスコホセ・ベントソ(スペイン、モビスター)
5位 ジミー・カスペール(フランス、アージェードゥーゼル)
6位 ルーカスセバスティアン・アエド(アルゼンチン、チームサクソバンク)
7位 ソニー・コルブレッリ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)
8位 マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、アルゼンチンチーム)
9位 エクトル・アグイラルフィゲイラス(ウルグアイ、ファンビク)
10位 フランチェスコ・ラスカ(イタリア、カハルーラル)
個人総合成績
1位 フランチェスコ・キッキ(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ) 8h15'38"
2位 フアンホセ・アエド(アルゼンチン、チームサクソバンク) +14"
3位 ジェイコブ・キーオ(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア) +16"
4位 マウロ・リケーゼ(アルゼンチン、アルゼンチンチーム)
5位 パオロ・ロカテッリ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス) +19"
6位 ジミー・カスペール(フランス、アージェードゥーゼル) +20"
7位 フランシスコホセ・ベントソ(スペイン、モビスター)
8位 ソニー・コルブレッリ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)
9位 グリシャ・ヤノルシュケ(ドイツ、チームネットアップ)
10位 ステファン・シューマッハー(ドイツ、クリスティーナウォッチズ)
山岳賞
マウリシオ・ネイサ(コロンビア、コロンビア・コムセル)
スプリント賞
エマヌエル・ゲバラ(アルゼンチン、サンルイス・ソモストドス)
チーム総合成績
モビスター
text:Kei Tsuji
photo:Riccardo Scanferla
ツール・ド・サンルイス第2ステージは、アルゼンチン中部サンルイス近郊のフラガからファナコスライまでの145.3km。初日に引き続き高低差の少ない平坦コースであり、この日も地元南米チームの選手たちが逃げを試みた。
しかしリーダージャージ擁するオメガファーマ・クイックステップや、ゴールスプリントに興味を見せるモビスター、ファルネーゼヴィーニなどの集団牽引によって、タイム差は最大5分30秒で縮小傾向に。
結局逃げグループはラスト10kmで吸収。ゴールスプリントはオメガファーマ・クイックステップがリードする形で争われ、リーダージャージのキッキとボーネンがほぼ同時に、2人揃って先頭で、両手を広げてゴールに飛び込んだ。
当初オメガファーマ・クイックステップはボーネンでのスプリント狙いだったが、ゴール前でボーネンを見失った発射台役のキッキがそのままスプリント。写真判定の結果、僅差でキッキの優勝が決まった。
キッキは「今日は朝のミーティングで打ち合わせた通りトムをリードアウトする予定だった。でもラスト300mで振り返るとトムがいなかったので、自ら勝負に出たんだ。ラスト50mでトムが近くに来ているのを見て、スプリントするのをやめて両手を挙げた。自分が勝利したというのを知ったのはゴールした後だった」と打ち明ける。
ステージ2位のボーネンはチームの勝利を喜ぶ。「僕ら2人のうちどちらが勝ったのか分からなかったけど、そんなことはどうでもいい。チームにとって素晴らしい日をもう一つ加えることに喜びを感じている。調子は良いので、自分にチャンスが回ってくる日がまた来ると思う」。
結果的にボーナスタイムを10秒加算し、総合リードを広げることに成功したキッキ。昨シーズン勝てなかった男が早くもシーズン2勝目を飾った。「ステージレースで連勝を飾るなんて初めての経験。最高の気分だよ。今日もチームメイトはチームTT状態でラスト1kmまでトム(ボーネン)と僕を連れて行ってくれた。彼らのような偉大なプロ達と一緒に走ることが出来て光栄だ」。
レース内容はレース公式サイト(www.tour-sanluis.com.ar)、選手コメントはチーム公式サイトより。
ツール・ド・サンルイス2012第2ステージ結果
1位 フランチェスコ・キッキ(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ) 3h22'40"
2位 トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)
3位 ジェイコブ・キーオ(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
4位 フランシスコホセ・ベントソ(スペイン、モビスター)
5位 ジミー・カスペール(フランス、アージェードゥーゼル)
6位 ルーカスセバスティアン・アエド(アルゼンチン、チームサクソバンク)
7位 ソニー・コルブレッリ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)
8位 マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、アルゼンチンチーム)
9位 エクトル・アグイラルフィゲイラス(ウルグアイ、ファンビク)
10位 フランチェスコ・ラスカ(イタリア、カハルーラル)
個人総合成績
1位 フランチェスコ・キッキ(イタリア、オメガファーマ・クイックステップ) 8h15'38"
2位 フアンホセ・アエド(アルゼンチン、チームサクソバンク) +14"
3位 ジェイコブ・キーオ(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア) +16"
4位 マウロ・リケーゼ(アルゼンチン、アルゼンチンチーム)
5位 パオロ・ロカテッリ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス) +19"
6位 ジミー・カスペール(フランス、アージェードゥーゼル) +20"
7位 フランシスコホセ・ベントソ(スペイン、モビスター)
8位 ソニー・コルブレッリ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)
9位 グリシャ・ヤノルシュケ(ドイツ、チームネットアップ)
10位 ステファン・シューマッハー(ドイツ、クリスティーナウォッチズ)
山岳賞
マウリシオ・ネイサ(コロンビア、コロンビア・コムセル)
スプリント賞
エマヌエル・ゲバラ(アルゼンチン、サンルイス・ソモストドス)
チーム総合成績
モビスター
text:Kei Tsuji
photo:Riccardo Scanferla
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