2009/05/21(木) - 12:16
2009年5月20日、スペインのロセス〜ラ・ポブラ・デ・リリェト間の182.8kmでボルタ・ア・カタルーニャ第3ステージが行われ、リーダージャージを着るアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケスデパーニュ)が10人のスプリントを制して総合首位の座を固めた。
この日はカテゴリー1級の山岳が3つ設定され、さらにゴールも登り基調という、総合を占う上で重要となるステージ。総合争いの隙にステージ優勝のチャンスをつかみたい選手たちは序盤からアタックをかけるがなかなか決まらない。
20km地点に設定された中間スプリントポイントではスプリントジャージを着るサミュエル・デュムラン(フランス、コフィディス)とタイム差無しの総合2位につけるジェローム・ピノー(フランス、クイックステップ)が激しく競り合い、デュムラン、ピノーの順にポイントを獲得。ピノーはボーナスタイム2秒を獲得したことでヴァーチャルリーダーに踊り出る。
この日の逃げが決まるのは35km地点。逃げたのはウィリアム・ボネ(フランス、Bboxブイグテレコム)、ステファヌ・オジェ(フランス、コフィディス)、ジェローム・コッペル(フランス、フランセーズデジュー)、ホセ・ルイス(アンダルシア・カハスール)の4人。
この4人は49km地点で5分10秒差を稼ぎ出すが、リーダーのバルベルデを擁するケスデパーニュがそれ以上のリードを許さない。この日最初の山岳ポイント、80kmのアルト・デ・コウベでは差は3分30秒に。
117kmでバルベルデ、ダビ・デラフエンテ(スペイン、フジ・セルヴェット)、サミュエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)ら8人のグループがメイン集団から飛び出し、実質上の総合争いグループが形成される。この強力なグループのペースはこの日最後の1級山岳コリーダ・ソビラーナで逃げていた4人を吸収。ステージ優勝の行方は山岳を乗り越えた10人による最後の登り基調スプリントに持ち込まれた。
少人数、登り基調のスプリントは2度のリエージュ〜バスト〜リエージュ覇者ベルベルデの最も得意とする展開。誰も横に並ぶことの出来ない圧倒的なスプリントでリーダージャージを着て区間勝利を上げた。ボーナスタイム10秒を獲得し、リーダーの座を固めた。
この先頭グループで、サミュエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)、ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル)、アイマル・スベルディア(スペイン、エウスカルテル)ら総合狙いの有力候補は同タイムでゴールしている。
新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)は14分59秒遅れの97位でこの日を終え、総合では104位につけている。
翌第4ステージはボルタ・ア・カタルーニャ2009のクイーンステージ。標高2030mのアンドラ、バルノル・セクトル・パル頂上ゴールで総合争いが決定的なものとなる。
バルベルデのコメント
「この勝利は僕とチームにとってとても重要なものだ。今日はチームメイトが最初の2つの峠で素晴らしい仕事をしてくれたから、あとはゴールラインで勝負を決める一撃を対して決めるだけだったよ。明日のステージは難しいものだと聞いている。でも僕たちはこの位置に残れるよう戦うよ。」
ボルタ・ア・カタルーニャ2009第3ステージ結果
1位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケスデパーニュ)4h46'53"
2位 ダビ・デラフエンテ(スペイン、フジ・セルヴェット)
3位 ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン)
4位 サミュエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)
5位 シャビエル・トンド(スペイン、アンダルシア・カハスール)
6位 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、サクソバンク)
7位 アンヘル・ゴメスマルチャンテ(スペイン、サーヴェロ)
8位 ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル)
9位 アイマル・スベルディア(スペイン、アスタナ)
10位 アレクサンドル・ディアチェンコ(カザフスタン、アスタナ)
97位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)+14'59"
総合成績
1位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケスデパーニュ)9h03'05"
2位 アイマル・スベルディア(スペイン、アスタナ)+14"
3位 サミュエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)+15"
4位 ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル) +17"
5位 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、サクソバンク)+18"
6位 ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン)+19"
7位 アンヘル・ゴメスマルチャンテ(スペイン、サーヴェロ)+21"
8位 シャビエル・トンド(スペイン、アンダルシア・カハスール)+23"
9位 ダビ・デラフエンテ(スペイン、フジ・セルヴェット)+25"
10位 アレクサンドル・ディアチェンコ(カザフスタン、アスタナ)+28"
104位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)+22'03"
山岳賞
シャビエル・トンド(スペイン、アンダルシア・カハスール)
スプリント賞
サミュエル・デュムラン(フランス、コフィディス)
カタルーニャ出身選手賞
シャビエル・トンド(スペイン、アンダルシア・カハスール)
チーム総合
エウスカルテル
この日はカテゴリー1級の山岳が3つ設定され、さらにゴールも登り基調という、総合を占う上で重要となるステージ。総合争いの隙にステージ優勝のチャンスをつかみたい選手たちは序盤からアタックをかけるがなかなか決まらない。
20km地点に設定された中間スプリントポイントではスプリントジャージを着るサミュエル・デュムラン(フランス、コフィディス)とタイム差無しの総合2位につけるジェローム・ピノー(フランス、クイックステップ)が激しく競り合い、デュムラン、ピノーの順にポイントを獲得。ピノーはボーナスタイム2秒を獲得したことでヴァーチャルリーダーに踊り出る。
この日の逃げが決まるのは35km地点。逃げたのはウィリアム・ボネ(フランス、Bboxブイグテレコム)、ステファヌ・オジェ(フランス、コフィディス)、ジェローム・コッペル(フランス、フランセーズデジュー)、ホセ・ルイス(アンダルシア・カハスール)の4人。
この4人は49km地点で5分10秒差を稼ぎ出すが、リーダーのバルベルデを擁するケスデパーニュがそれ以上のリードを許さない。この日最初の山岳ポイント、80kmのアルト・デ・コウベでは差は3分30秒に。
117kmでバルベルデ、ダビ・デラフエンテ(スペイン、フジ・セルヴェット)、サミュエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)ら8人のグループがメイン集団から飛び出し、実質上の総合争いグループが形成される。この強力なグループのペースはこの日最後の1級山岳コリーダ・ソビラーナで逃げていた4人を吸収。ステージ優勝の行方は山岳を乗り越えた10人による最後の登り基調スプリントに持ち込まれた。
少人数、登り基調のスプリントは2度のリエージュ〜バスト〜リエージュ覇者ベルベルデの最も得意とする展開。誰も横に並ぶことの出来ない圧倒的なスプリントでリーダージャージを着て区間勝利を上げた。ボーナスタイム10秒を獲得し、リーダーの座を固めた。
この先頭グループで、サミュエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)、ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル)、アイマル・スベルディア(スペイン、エウスカルテル)ら総合狙いの有力候補は同タイムでゴールしている。
新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)は14分59秒遅れの97位でこの日を終え、総合では104位につけている。
翌第4ステージはボルタ・ア・カタルーニャ2009のクイーンステージ。標高2030mのアンドラ、バルノル・セクトル・パル頂上ゴールで総合争いが決定的なものとなる。
バルベルデのコメント
「この勝利は僕とチームにとってとても重要なものだ。今日はチームメイトが最初の2つの峠で素晴らしい仕事をしてくれたから、あとはゴールラインで勝負を決める一撃を対して決めるだけだったよ。明日のステージは難しいものだと聞いている。でも僕たちはこの位置に残れるよう戦うよ。」
ボルタ・ア・カタルーニャ2009第3ステージ結果
1位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケスデパーニュ)4h46'53"
2位 ダビ・デラフエンテ(スペイン、フジ・セルヴェット)
3位 ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン)
4位 サミュエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)
5位 シャビエル・トンド(スペイン、アンダルシア・カハスール)
6位 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、サクソバンク)
7位 アンヘル・ゴメスマルチャンテ(スペイン、サーヴェロ)
8位 ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル)
9位 アイマル・スベルディア(スペイン、アスタナ)
10位 アレクサンドル・ディアチェンコ(カザフスタン、アスタナ)
97位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)+14'59"
総合成績
1位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、ケスデパーニュ)9h03'05"
2位 アイマル・スベルディア(スペイン、アスタナ)+14"
3位 サミュエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)+15"
4位 ミケル・アスタルロサ(スペイン、エウスカルテル) +17"
5位 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、サクソバンク)+18"
6位 ダニエル・マーティン(アイルランド、ガーミン)+19"
7位 アンヘル・ゴメスマルチャンテ(スペイン、サーヴェロ)+21"
8位 シャビエル・トンド(スペイン、アンダルシア・カハスール)+23"
9位 ダビ・デラフエンテ(スペイン、フジ・セルヴェット)+25"
10位 アレクサンドル・ディアチェンコ(カザフスタン、アスタナ)+28"
104位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)+22'03"
山岳賞
シャビエル・トンド(スペイン、アンダルシア・カハスール)
スプリント賞
サミュエル・デュムラン(フランス、コフィディス)
カタルーニャ出身選手賞
シャビエル・トンド(スペイン、アンダルシア・カハスール)
チーム総合
エウスカルテル
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