2011/10/16(日) - 00:45
第14回全日本自転車競技選手権トラック2日目は5種目の決勝が行われた。また男子オムニアムの2日目が行われ、愛三工業レーシングの西谷泰治が優勝した。
女子3km個人パーシュート
女子3km個人パーシュートの1-2位決勝には井上玲美(スーパーKアスリートラボ)と田中まい(日本体育大)が進出した。予選トップタイムを出した井上だが、決勝レースでは田中がリードを保ちながら進む。しかし最終回に井上が追い上げを見せ、0.508秒差で田中を制した。井上、田中ともに大会記録を更新した。
女子個人パーシュート優勝の井上玲美(スーパーKアスリートラボ) photo:Haruo.Fukushima
女子個人パーシュート2位の田中まい(日本体育大) photo:Haruo.Fukushima
優勝した井上玲美のコメント
「決勝ではベストが出せました。レースはずっと田中さんに遅れて進んでいったので、勝ててビックリです。田中さんとは良いライバル、良い勝負ができました」。
優勝 井上玲美(スーパーKアスリートラボ) 3:52.340(大会新記録)
2位 田中まい(日本体育大) 3:52.848(大会新記録)
男子4km個人パーシュート
男子個人パーシュートは岐阜の高校生、橋本英也(岐南工高)が大学生をおさえて大会新記録で優勝した。
男子個人パーシュート優勝の橋本英也(岐南工高) photo:Haruo.Fukushima
男子個人パーシュートの表彰式 photo:Haruo.Fukushima優勝した橋本英也のコメント
「この種目は優勝を狙って走りました。ペースがうまく掴めなかったところもありますが、全日本で初優勝できてうれしいです。来年は大学生になりますが、ロードとピストどちらも頑張りたいと思います」。
優勝 橋本英也(岐南工高) 4:37.235(大会新記録)
男子ケイリン
男子ケイリンにはJPCA、実業団、大学から21名が出走したが、決勝はJPCA選手6名の争いとなった。最周回で先行した2名を追い上げた新田祐大(強化選手 JPCU福島)が優勝した。
男子ケイリン決勝のゴール。新田祐大が優勝した photo:Haruo.Fukushima
男子ケイリンで優勝の新田祐大(JPCA・JPCU福島) photo:Haruo.Fukushima
優勝した新田祐大のコメント
「初めてのケイリン種目でメダルを取れて良かったです。決勝は誰が勝手もおかしくないメンバーだと思います。その中で渡邉一成さんは海外レースの経験もあり、その渡邉さんに勝てたのは大きいと思う。私はオリンピックでメダルを取るために競輪選手になりました。まだ世界に通用するかわからないけれど、手ごたえは感じています」。
女子スプリント
女子スプリント決勝には前田佳代乃(鹿屋体育大)と石井寛子(スーパーKアスリートラボ)が進出。1回戦は前田が先にゴールしたが、スプリント中の相手競技者の押し込みにより降格。2回戦、3回戦目で前田が石井を制して優勝した。
女子スプリントは前田佳代乃(鹿屋体育大)が石井寛子(スーパーKアスリートラボ)を制した photo:Haruo.Fukushima
優勝した前田佳代乃のコメント
「昨日の500mやチームスプリントの優勝も嬉しかったのですが、一番厳しいと思っていたスプリントでの勝ちは本当に嬉しいです。中学生のころから憧れていた石井さんに勝てたというのも嬉しいです」。
男子ポイントレース
男子ポイントレースには13名が出走。早稲田大学の入部正太朗が76ポイントを獲得して優勝した。2位には男子個人パーシュートで優勝した橋本英也(岐南工高)、4位には橋本と同じ岐南工高の中村隼大が入った。橋本や中村は常に積極的に走り、ラップ認定によるポイントも獲得した。
男子ポイントレースを走る選手たち photo:Haruo.Fukushima
優勝した入部正太朗のコメント
「全日本は2位が多かったので、今回の優勝は嬉しいです。レースは橋本選手、安原選手(マトリックスパワータグ)との3人の争いになりましたが、ポイント差を考えて走りました。今シーズンは学生ロードランキングでトップに立っているので、来年2月の最終戦まで頑張りたいと思います」。
男子ポイントレースでも積極的な走りを見せた橋本英也(先頭:岐南工高) photo:Haruo.Fukushima
観客の声援に応えるポイントレース優勝の入部正太朗(早稲田大学) photo:Haruo.Fukushima
男子オムニアム
男子オムニアム2日目は、個人パーシュート、スクラッチ、1kmタイムトライアルの3種目が行われ、前日の成績と併せて愛三工業レーシングの西谷泰治が総合優勝した。西谷は個人パーシュートで4:33.614の男子シニア新記録をマークした。またスクラッチと1kmタイムトライアルではチームメイトの盛一大が1位、西谷が2位と上位を独占した。これによりオムニアム総合2位には盛一大、3位には昨日から果敢に愛三工業勢に挑んだ窪木一茂(日本大)
が入った。
男子オムニアム スクラッチのゴールスプリント photo:Haruo.Fukushima
最終順位
優勝 西谷泰治(愛三工業レーシング)
2位 盛一大(愛三工業レーシング)
3位 窪木一茂(日本大)
優勝した西谷泰治のコメント
「初めてのオムニアムで勝てて良かったです。短い時間で何種目もこなさなければならないので、脚の使い方や配分に気を使いました。この大会までには長いツアーを走ってきており疲れもある中で、ベストな状態に持ってくるのはなかなか難しかった。これからはトラック競技でのオリンピック出場目指して頑張っていきます」。
男子オムニアム 個人パーシュートでシニア新記録を達成した西谷泰治(愛三工業レーシング) photo:Haruo.Fukushima
男子オムニアムの総合優勝は西谷泰治(愛三工業レーシング) photo:Haruo.Fukushima
女子オムニアム
本日が初日となる女子オムニアムはフライングラップ、ポイントレース、エリミネイションの3種目が行われ、フライングラップとポイントレースで1位を獲得した加瀬加奈子(日本競輪学校)がトップに立った。翌日の3km個人パーシュート、スクラッチ、500mタイムトライアルでチャンピオンが決定する。
女子オムニアム フライングラップでトップタイムの加瀬加奈子(日本競輪学校) photo:Haruo.Fukushima
女子オムニアム フライングラップでトップタイムの加瀬加奈子(日本競輪学校) photo:Haruo.Fukushima
Text&photo Haruo.Fukushima
女子3km個人パーシュート
女子3km個人パーシュートの1-2位決勝には井上玲美(スーパーKアスリートラボ)と田中まい(日本体育大)が進出した。予選トップタイムを出した井上だが、決勝レースでは田中がリードを保ちながら進む。しかし最終回に井上が追い上げを見せ、0.508秒差で田中を制した。井上、田中ともに大会記録を更新した。
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優勝した井上玲美のコメント
「決勝ではベストが出せました。レースはずっと田中さんに遅れて進んでいったので、勝ててビックリです。田中さんとは良いライバル、良い勝負ができました」。
優勝 井上玲美(スーパーKアスリートラボ) 3:52.340(大会新記録)
2位 田中まい(日本体育大) 3:52.848(大会新記録)
男子4km個人パーシュート
男子個人パーシュートは岐阜の高校生、橋本英也(岐南工高)が大学生をおさえて大会新記録で優勝した。
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「この種目は優勝を狙って走りました。ペースがうまく掴めなかったところもありますが、全日本で初優勝できてうれしいです。来年は大学生になりますが、ロードとピストどちらも頑張りたいと思います」。
優勝 橋本英也(岐南工高) 4:37.235(大会新記録)
男子ケイリン
男子ケイリンにはJPCA、実業団、大学から21名が出走したが、決勝はJPCA選手6名の争いとなった。最周回で先行した2名を追い上げた新田祐大(強化選手 JPCU福島)が優勝した。
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優勝した新田祐大のコメント
「初めてのケイリン種目でメダルを取れて良かったです。決勝は誰が勝手もおかしくないメンバーだと思います。その中で渡邉一成さんは海外レースの経験もあり、その渡邉さんに勝てたのは大きいと思う。私はオリンピックでメダルを取るために競輪選手になりました。まだ世界に通用するかわからないけれど、手ごたえは感じています」。
女子スプリント
女子スプリント決勝には前田佳代乃(鹿屋体育大)と石井寛子(スーパーKアスリートラボ)が進出。1回戦は前田が先にゴールしたが、スプリント中の相手競技者の押し込みにより降格。2回戦、3回戦目で前田が石井を制して優勝した。
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優勝した前田佳代乃のコメント
「昨日の500mやチームスプリントの優勝も嬉しかったのですが、一番厳しいと思っていたスプリントでの勝ちは本当に嬉しいです。中学生のころから憧れていた石井さんに勝てたというのも嬉しいです」。
男子ポイントレース
男子ポイントレースには13名が出走。早稲田大学の入部正太朗が76ポイントを獲得して優勝した。2位には男子個人パーシュートで優勝した橋本英也(岐南工高)、4位には橋本と同じ岐南工高の中村隼大が入った。橋本や中村は常に積極的に走り、ラップ認定によるポイントも獲得した。
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優勝した入部正太朗のコメント
「全日本は2位が多かったので、今回の優勝は嬉しいです。レースは橋本選手、安原選手(マトリックスパワータグ)との3人の争いになりましたが、ポイント差を考えて走りました。今シーズンは学生ロードランキングでトップに立っているので、来年2月の最終戦まで頑張りたいと思います」。
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男子オムニアム
男子オムニアム2日目は、個人パーシュート、スクラッチ、1kmタイムトライアルの3種目が行われ、前日の成績と併せて愛三工業レーシングの西谷泰治が総合優勝した。西谷は個人パーシュートで4:33.614の男子シニア新記録をマークした。またスクラッチと1kmタイムトライアルではチームメイトの盛一大が1位、西谷が2位と上位を独占した。これによりオムニアム総合2位には盛一大、3位には昨日から果敢に愛三工業勢に挑んだ窪木一茂(日本大)
が入った。
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最終順位
優勝 西谷泰治(愛三工業レーシング)
2位 盛一大(愛三工業レーシング)
3位 窪木一茂(日本大)
優勝した西谷泰治のコメント
「初めてのオムニアムで勝てて良かったです。短い時間で何種目もこなさなければならないので、脚の使い方や配分に気を使いました。この大会までには長いツアーを走ってきており疲れもある中で、ベストな状態に持ってくるのはなかなか難しかった。これからはトラック競技でのオリンピック出場目指して頑張っていきます」。
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女子オムニアム
本日が初日となる女子オムニアムはフライングラップ、ポイントレース、エリミネイションの3種目が行われ、フライングラップとポイントレースで1位を獲得した加瀬加奈子(日本競輪学校)がトップに立った。翌日の3km個人パーシュート、スクラッチ、500mタイムトライアルでチャンピオンが決定する。
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Text&photo Haruo.Fukushima
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