2011/10/06(木) - 00:03
2011年10月5日、中国・北京で第1回ツアー・オブ・北京(UCIワールドツアー)が開幕した。初日の11.3km個人タイムトライアルで他を圧倒したのは、先日のロード世界選手権タイムトライアルで優勝したトニ・マルティン(ドイツ、HTC・ハイロード)。アルカンシェルからレッドジャージに衣替えした。
ツアー・オブ・北京初日の個人タイムトライアルは、北京五輪のメインスタジアム「鳥の巣(バードネスト)」から、同大会水泳競技会場の「水立方(ウォーターキューブ)」に至る平坦な11.3km。
トレーニング中に落車して手の骨を折ったマシュー・ウィルソン(オーストラリア、ガーミン・サーヴェロ)を除く147名がスタートした。
ちょうど2週間前にデンマーク・コペンハーゲンで開催された世界選手権個人タイムトライアルで優勝し、アルカンシェルを手に北京に降り立ったマルティンが最速タイムをマーク。世界選で歴代最速51.8km/hを叩き出したマルティンのタイムは13分34秒。平均スピードは50.0km/hだった。
今回の中国遠征に際してチームはTTバイクを用意せず。選手たちはノーマルバイクでの出走を義務づけられた。ステージ優勝し、真っ赤なリーダージャージを手にしたマルティンは「やはりTTバイクとノーマルバイクはポジションも違うし、フィーリングが違う。でも最善のポジションを探して、この短いレースをこなすことができた」と語る。
今年パリ〜ニースで総合優勝を飾ったマルティンには、大会制覇の期待がかかる。翌日から追われる立場のマルティンは「初めて来た中国で、しかも初開催のツアー・オブ・北京の第1ステージで勝つのは名誉なこと。良いレースにしたいというモチベーションが高く、このジャージを守り抜きたい。明日はスプリンター向きのステージなので(ジャージキープは)大丈夫なはず」と意気込んだ。
この日は2位から5位までをイギリス人選手が独占。2位のデーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン・サーヴェロ)を除いてチームスカイの所属選手。この個人TTに懸けていたイギリスTTチャンピオンのアレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ)が3位に入った。
ブエルタ・ア・エスパーニャ総合2位のクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)が4位に入る一方で、総合での走りが期待されるその他のオールラウンダーは下位に沈む結果に。ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、レディオシャック)は55秒遅れ、ユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、オメガファーマ・ロット)は1分03秒遅れ、ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ISD)は1分24秒遅れ。北京五輪ロードレース金メダリストのサムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)は実に1分57秒もの遅れを被った。
レース内容や選手コメントはツアー・オブ・北京公式リリースより。シクロワイアードでは現地入りした田中苑子フォトグラファーによる現地レポートを連日アップ予定です。
ツアー・オブ・北京2011第1ステージ結果
1位 トニ・マルティン(ドイツ、HTC・ハイロード) 13'34"
2位 デーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン・サーヴェロ) +17"
3位 アレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ) +24"
4位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) +26"
5位 スティーブ・クミングス(イギリス、チームスカイ) +35"
6位 ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク) +36"
7位 オリヴィエ・カイセン(ベルギー、オメガファーマ・ロット) +39"
8位 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク) +41"
9位 ジャンクリストフ・ペロー(フランス、アージェードゥーゼル) +43"
10位 ダリオ・カタルド(イタリア、クイックステップ)
個人総合成績
1位 トニ・マルティン(ドイツ、HTC・ハイロード) 13'34"
2位 デーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン・サーヴェロ) +17"
3位 アレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ) +24"
4位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) +26"
5位 スティーブ・クミングス(イギリス、チームスカイ) +35"
6位 ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク) +36"
7位 オリヴィエ・カイセン(ベルギー、オメガファーマ・ロット) +39"
8位 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク) +41"
9位 ジャンクリストフ・ペロー(フランス、アージェードゥーゼル) +43"
10位 ダリオ・カタルド(イタリア、クイックステップ)
ポイント賞
トニ・マルティン(ドイツ、HTC・ハイロード)
新人賞
アレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ)
チーム総合成績
チームスカイ
text:Kei Tsuji
photo:Sonoko Tanaka, TDWsport.com/Tour of Beijing
ツアー・オブ・北京初日の個人タイムトライアルは、北京五輪のメインスタジアム「鳥の巣(バードネスト)」から、同大会水泳競技会場の「水立方(ウォーターキューブ)」に至る平坦な11.3km。
トレーニング中に落車して手の骨を折ったマシュー・ウィルソン(オーストラリア、ガーミン・サーヴェロ)を除く147名がスタートした。
ちょうど2週間前にデンマーク・コペンハーゲンで開催された世界選手権個人タイムトライアルで優勝し、アルカンシェルを手に北京に降り立ったマルティンが最速タイムをマーク。世界選で歴代最速51.8km/hを叩き出したマルティンのタイムは13分34秒。平均スピードは50.0km/hだった。
今回の中国遠征に際してチームはTTバイクを用意せず。選手たちはノーマルバイクでの出走を義務づけられた。ステージ優勝し、真っ赤なリーダージャージを手にしたマルティンは「やはりTTバイクとノーマルバイクはポジションも違うし、フィーリングが違う。でも最善のポジションを探して、この短いレースをこなすことができた」と語る。
今年パリ〜ニースで総合優勝を飾ったマルティンには、大会制覇の期待がかかる。翌日から追われる立場のマルティンは「初めて来た中国で、しかも初開催のツアー・オブ・北京の第1ステージで勝つのは名誉なこと。良いレースにしたいというモチベーションが高く、このジャージを守り抜きたい。明日はスプリンター向きのステージなので(ジャージキープは)大丈夫なはず」と意気込んだ。
この日は2位から5位までをイギリス人選手が独占。2位のデーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン・サーヴェロ)を除いてチームスカイの所属選手。この個人TTに懸けていたイギリスTTチャンピオンのアレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ)が3位に入った。
ブエルタ・ア・エスパーニャ総合2位のクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)が4位に入る一方で、総合での走りが期待されるその他のオールラウンダーは下位に沈む結果に。ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア、レディオシャック)は55秒遅れ、ユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、オメガファーマ・ロット)は1分03秒遅れ、ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ISD)は1分24秒遅れ。北京五輪ロードレース金メダリストのサムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)は実に1分57秒もの遅れを被った。
レース内容や選手コメントはツアー・オブ・北京公式リリースより。シクロワイアードでは現地入りした田中苑子フォトグラファーによる現地レポートを連日アップ予定です。
ツアー・オブ・北京2011第1ステージ結果
1位 トニ・マルティン(ドイツ、HTC・ハイロード) 13'34"
2位 デーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン・サーヴェロ) +17"
3位 アレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ) +24"
4位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) +26"
5位 スティーブ・クミングス(イギリス、チームスカイ) +35"
6位 ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク) +36"
7位 オリヴィエ・カイセン(ベルギー、オメガファーマ・ロット) +39"
8位 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク) +41"
9位 ジャンクリストフ・ペロー(フランス、アージェードゥーゼル) +43"
10位 ダリオ・カタルド(イタリア、クイックステップ)
個人総合成績
1位 トニ・マルティン(ドイツ、HTC・ハイロード) 13'34"
2位 デーヴィット・ミラー(イギリス、ガーミン・サーヴェロ) +17"
3位 アレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ) +24"
4位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) +26"
5位 スティーブ・クミングス(イギリス、チームスカイ) +35"
6位 ラース・ボーム(オランダ、ラボバンク) +36"
7位 オリヴィエ・カイセン(ベルギー、オメガファーマ・ロット) +39"
8位 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ラボバンク) +41"
9位 ジャンクリストフ・ペロー(フランス、アージェードゥーゼル) +43"
10位 ダリオ・カタルド(イタリア、クイックステップ)
ポイント賞
トニ・マルティン(ドイツ、HTC・ハイロード)
新人賞
アレックス・ダウセット(イギリス、チームスカイ)
チーム総合成績
チームスカイ
text:Kei Tsuji
photo:Sonoko Tanaka, TDWsport.com/Tour of Beijing
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