2009/05/18(月) - 02:00
5月17日(日)の第1ステージから上位陣に差がつく展開でTOJは幕を開けた。レースを動かしたのはチームAIS、カザフスタンナショナルチーム、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインらだった。そしてシマノレーシングと愛三工業も強力な逃げを作ったがあと一歩及ばなかった。
スタート時はまだ曇り空。95人が2周のニュートラル周回の後にスタート。すぐにアタックがかかる。2.7kmを38周する102.6kmのレースだ。数人ずつが逃げるがいずれも吸収される。
そして10周目に入ってラファエル・インファンティーノ・アブル(アミーカチップス・クナウフ)のアタックに鈴木真理(シマノレーシング)、リー・ハワード(チームAIS)が反応、さらに1周かけて西谷泰治(愛三工業)が合流して4人の逃げができる。
メイン集団前方はチームAISとアミーカチップス・クナウフが抑えてすぐに30秒ほどに差が広がる。メイン集団からワン・カンポー(ホンコンチャイナチーム)や宮澤崇史(アミーカチップス・クナウフ)ら6人の追走ができるが、20周目にメイン集団が吸収。
逃げる4人とメイン集団との差は最大1分20秒まで開くが、25周過ぎからメイン集団はEQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン、カザフスタンナショナルチーム、カルミオーロ・Aスタイルが中心となって徐々に差を詰めていく。
ラスト5周で30秒を切り、メイン集団は吸収後のスプリントに備え各チームが固まる。
そしてラスト2周、吸収かと思われたときに先頭の4人からハワードが単独アタック、差を一気に広げる。ほか鈴木真理、西谷ら3人は最終周回前で吸収されてしまう。いっぽうのハワードは差を保ち、ゴールは余裕を持ってガッツポーズで優勝。
鈴木真理はプレッシャーの中逃げ続けたが、あと3kmで吸収されてしまった。しかしリスクの多い4人での逃げを続けて存在感をアピールした。西谷もそのスピードを見せたが、その西谷でさえ認めるほどにハワードの力が強かった。
初日に上位陣に差がついた今年のTOJ。チームAISのスピード、カザフスタンさらに梅丹本舗の実力とチームワークが目立つレースとなった。第2ステージ以降、上位チームの動きが注目だ。
優勝したハワードは09年トラック・オムニアムの世界チャンピオン。「富士山のような山岳は苦手だ。チームメイトには2人山岳に強い選手がいる。自分はあと、東京ステージ狙いたい」と語る。
西谷は「一緒に逃げていたハワードはペースを作っていた。最後は予想できた展開だったがハワードが強かった」と語る。
1位 リー・ハワード(チームAIS) 2時間26分02秒
2位 ヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)+04秒
3位 パク・センホ(ソウルサイクリング)
4位 マイケル・マシュー(チームAIS)
5位 ダニエレ・コッリ(カルミオーロ・Aスタイル)
6位 トラヴィス・メイヤー(チームAIS)
7位 マリウス・ヴィズィアック(NIPPO・コルナゴ)
8位 宮澤崇史(アミーカチップス・クナウフ)+06秒
9位 ファウスト・フォンニーニ(アミーカチップス・クナウフ)
10位 チャン・キンワイ(ホンコンチャイナチーム)+08秒
1位 リー・ハワード(チームAIS) 2時間25分46秒
2位 ヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)+14秒
3位 パク・センホ(ソウルサイクリング)+16秒
4位 マイケル・マシュー(チームAIS)+20秒
5位 ダニエレ・コッリ(カルミオーロ・Aスタイル)+20秒
6位 トラヴィス・メイヤー(チームAIS)+20秒
7位 マリウス・ヴィズィアック(NIPPO・コルナゴ)+20秒
8位 宮澤崇史(アミーカチップス・クナウフ)+20秒
9位 ファウスト・フォンニーニ(アミーカチップス・クナウフ)+22秒
10位 ヴィンチェンツォ・ガロッファロ(アミーカチップス・クナウフ)+23秒
1位 リー・ハワード(チームAIS) 25点
1位 チームAIS
スタート時はまだ曇り空。95人が2周のニュートラル周回の後にスタート。すぐにアタックがかかる。2.7kmを38周する102.6kmのレースだ。数人ずつが逃げるがいずれも吸収される。
そして10周目に入ってラファエル・インファンティーノ・アブル(アミーカチップス・クナウフ)のアタックに鈴木真理(シマノレーシング)、リー・ハワード(チームAIS)が反応、さらに1周かけて西谷泰治(愛三工業)が合流して4人の逃げができる。
メイン集団前方はチームAISとアミーカチップス・クナウフが抑えてすぐに30秒ほどに差が広がる。メイン集団からワン・カンポー(ホンコンチャイナチーム)や宮澤崇史(アミーカチップス・クナウフ)ら6人の追走ができるが、20周目にメイン集団が吸収。
逃げる4人とメイン集団との差は最大1分20秒まで開くが、25周過ぎからメイン集団はEQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン、カザフスタンナショナルチーム、カルミオーロ・Aスタイルが中心となって徐々に差を詰めていく。
ラスト5周で30秒を切り、メイン集団は吸収後のスプリントに備え各チームが固まる。
そしてラスト2周、吸収かと思われたときに先頭の4人からハワードが単独アタック、差を一気に広げる。ほか鈴木真理、西谷ら3人は最終周回前で吸収されてしまう。いっぽうのハワードは差を保ち、ゴールは余裕を持ってガッツポーズで優勝。
鈴木真理はプレッシャーの中逃げ続けたが、あと3kmで吸収されてしまった。しかしリスクの多い4人での逃げを続けて存在感をアピールした。西谷もそのスピードを見せたが、その西谷でさえ認めるほどにハワードの力が強かった。
初日に上位陣に差がついた今年のTOJ。チームAISのスピード、カザフスタンさらに梅丹本舗の実力とチームワークが目立つレースとなった。第2ステージ以降、上位チームの動きが注目だ。
優勝したハワードは09年トラック・オムニアムの世界チャンピオン。「富士山のような山岳は苦手だ。チームメイトには2人山岳に強い選手がいる。自分はあと、東京ステージ狙いたい」と語る。
西谷は「一緒に逃げていたハワードはペースを作っていた。最後は予想できた展開だったがハワードが強かった」と語る。
第1ステージ 堺 結果
1位 リー・ハワード(チームAIS) 2時間26分02秒
2位 ヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)+04秒
3位 パク・センホ(ソウルサイクリング)
4位 マイケル・マシュー(チームAIS)
5位 ダニエレ・コッリ(カルミオーロ・Aスタイル)
6位 トラヴィス・メイヤー(チームAIS)
7位 マリウス・ヴィズィアック(NIPPO・コルナゴ)
8位 宮澤崇史(アミーカチップス・クナウフ)+06秒
9位 ファウスト・フォンニーニ(アミーカチップス・クナウフ)
10位 チャン・キンワイ(ホンコンチャイナチーム)+08秒
個人総合成績
1位 リー・ハワード(チームAIS) 2時間25分46秒
2位 ヴァレンティン・イグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)+14秒
3位 パク・センホ(ソウルサイクリング)+16秒
4位 マイケル・マシュー(チームAIS)+20秒
5位 ダニエレ・コッリ(カルミオーロ・Aスタイル)+20秒
6位 トラヴィス・メイヤー(チームAIS)+20秒
7位 マリウス・ヴィズィアック(NIPPO・コルナゴ)+20秒
8位 宮澤崇史(アミーカチップス・クナウフ)+20秒
9位 ファウスト・フォンニーニ(アミーカチップス・クナウフ)+22秒
10位 ヴィンチェンツォ・ガロッファロ(アミーカチップス・クナウフ)+23秒
ポイント賞
1位 リー・ハワード(チームAIS) 25点
団体総合
1位 チームAIS
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