2011/07/23(土) - 08:53
ラルプ・デュエズにゴールする2011年ツール・ド・フランス最後の山岳決戦で、コンタドールが序盤からアタックを連発。意地を見せたが、ステージ優勝は24歳ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー)の手に渡った。ついに総合首位に立ったアンディ・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)は、エヴァンスから57秒のリードで最終個人TTに挑む。
アルプス最終決戦の舞台は、今年で27回目の登場となる名物ラルプ・デュエズ。21のコーナーが連続する平均勾配7.9%・登坂距離13.8kmでマイヨジョーヌ争いは佳境を迎える。
コース全長は109.5kmと短いが、ラルプ・デュエズに至るまでに1級山岳テレグラフ峠と超級山岳ガリビエ峠を越えなければならない。晴れ渡る夏の空の下、1級山岳テレグラフ峠で早速攻撃が始まった。
ゴールまで93kmを残して、つまりスタートして16kmしか走らずにメイン集団から飛び出したのは、前日のガリビエ峠で失速したコンタドールだった。起死回生の大逃げを狙ってテレグラフ峠で飛び出したコンタドールには、もちろんアンディやフランク、エヴァンス、そしてマイヨジョーヌのヴォクレールが飛びつく。
しかし、コンタドールは後続の状況に目もくれずに、ペースを上げてテレグラフ峠を駆け上がる。やがてヴォクレールが脱落し、フランクは戦略的にメイン集団に戻る。エヴァンスは痛恨のメカトラで後退した。
エヴァンスはこのメカトラに関してこう説明している。「コンタドールのアタックには反応できたが、バイクに違和感を感じた。後輪の調子が悪かったのでバイクを交換したけど、3回も止まったので、先頭グループへの復帰は絶望的だった」。
ハイペースを刻むコンタドールとアンディの2人は、前を逃げていた選手たちに合流し、そのままテレグラフ峠を通過。その後もコンタドールはペースを緩めず、続く超級山岳ガリビエ峠も先頭で登坂する。
マイヨジョーヌ着用者としての意地を見せたヴォクレールは単独でコンタドールらを追撃したが、やがてはリクイガス・キャノンデールとBMCレーシングチームが率いるメイン集団に引き戻された。先頭のコンタドールとアンディは1分前後のリードを築き、そのまま超級山岳ガリビエ峠をクリア。
ガリビエ峠の頂上手前でメイン集団は形をなくし、飛び出したサムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)が得意のダウンヒル区間で先頭コンタドールグループを捉える。出遅れたエヴァンスは自ら追走グループを率い、ゴール24km手前でようやくコンタドールグループに合流。
ガリビエ峠で失速したヴォクレールも、ユーロップカーのアシスト陣に引かれながらラルプ・デュエズ突入前にコンタドールグループに追いついた。コンタドールが序盤からかき乱したレースは、ラルプ・デュエズを前に一旦リセット。
ペースが緩んだメイン集団からはロランとライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン・サーヴェロ)が飛び出し、2人で先行してラルプ・デュエズへと入っていく。40秒遅れでラルプ・デュエズに突入したメイン集団から飛び出したのは、またもやコンタドール。力強いのダンシングで登りを突き進んだコンタドールは、前走のロランとヘジダルを抜いて先頭へ。コンタドールのリードはすぐさま1分まで広がった。
シュレク兄弟やエヴァンスを含むメイングループからは、マイヨジョーヌのヴォクレールが力尽き脱落。ペースが上がらないメイングループからサンチェスが飛び出し、前を走るロランと合流してコンタドールを追う。
大歓声を受け、観客の波をかき分けるように進んだコンタドールだったが、ラスト5kmを切ったあたりから苦痛の表情が目立つようになり、後続とのタイム差が縮まり始める。そして、追走のサンチェスとロランはラスト2.5kmでついにコンタドールに合流。スペイン人2名を相手にアタックを仕掛けたロランが独走に持ち込んだ。
追いすがるサンチェスとコンタドールを振り切り、最後までダンシングでペースを保ったロラン。最終的にサンチェスを14秒、コンタドールを23秒引き離す力走を見せたロランが、喜びに溢れたガッツポーズでゴールした。
ロランは1986年生まれの24歳。根っからのクライマーで、クレディアグリコル時代の2008年にはクリテリウム・ドゥ・ドーフィネで山岳賞獲得。3度目のツール出場でステージ初優勝を飾った。しかも舞台はラルプ・デュエズだ。
ここまでのステージでロランはヴォクレールのアシストに徹していたが、この日は自らのステージ優勝、そして新人賞を狙うことを許された。ロランはこう証言する。「今日もトマ(ヴォクレール)のマイヨジョーヌキープに力を注ぐ心づもりでいた。でもガリビエ峠で彼は『自分のチャンスを狙え。俺のことは気にするな』と言ってくれたんだ。彼が偉大なチャンピオンであると実感した瞬間だった」。
最後にフランス人がラルプ・デュエズを制したのは、ロランが生まれる3ヶ月前、今から25年前の1986年ツールだ。ロランは当時のステージ優勝者ベルナール・イノー氏と表彰台で固く握手を交わす。ロランは輝かしい優勝者リストにその名を刻んだ。
「ラルプ・デュエズは何回も試走しているから、登りを知り尽くしている。それにアームストロングやパンターニがこの登りを走る姿をビデオで何度も見てきた。そんな登りで勝ったんだ。自分の勝利を理解するまでに時間がかかると思う」。キャリア最大の勝利を手にしたロランは、同時にマイヨブランも手に入れている。
そして、ロランの1分後方を走っていたメイングループでは、ラスト2kmを切ってからアタック合戦が本格化。エヴァンスがシュレク兄弟を振り落とすべくアタック。しかしいずれのアタックも決まらず、エヴァンスとシュレク兄弟はともに57秒遅れでゴールした。
ラルプ・デュエズでついに失速したヴォクレールが3分22秒遅れでゴールしたため、マイヨジョーヌはアンディの手に。53秒差で兄フランク、そして57秒差でエヴァンスが続く展開に。
1年ぶりにマイヨジョーヌに袖を通したアンディ。「このアルプスでマイヨジョーヌを獲得したいと思っていたんだ」と語りながらも、その表情は緩まない。
ツールの総合争いは翌日の個人タイムトライアルまで持ち越す。グルノーブルのコースは42.5kmと長いため、個人TTを得意とするエヴァンスとのタイム差は決して十分とは言えない。
アンディは翌日の個人TTに向けて気を引き締める。「今年のツールはサスペンスに満ちている。エヴァンスとのタイム差は1分(実際は57秒)。たかが1分されど1分。明日は自分自身を信じて走りたい。1秒1秒が大切になるけど、そのためにTTバイクを煮詰めたし、明日は全開で走るのみ。厳しい闘いになるのは分かっている。でもマイヨジョーヌを守る自信はある。マイヨジョーヌを着た選手に働く特別な力が、明日発揮されることを願っているよ」。
対するエヴァンスは「明日は前半からできるだけ速く走り、そしてできるだけ早くゴールする。それで十分だと思っている」と落ち着いたコメントを残す。ピレネーとアルプスの山岳決戦を全て終え、総合優勝の行方はアンディ、フランク、そしてエヴァンスの3名に絞られた。
この日のタイムアウトのリミットは25分09秒。マイヨヴェールのマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、HTC・ハイロード)を含むグルペットは25分27秒でゴールしたが、救済措置によって翌日の出場が許可されている。しかし20ポイントの減点が課せられたため、カヴェンディッシュの持ちポイントは280ポイントにダウンした。
コメントはレース公式サイト、ならびにBMCレーシングチーム公式サイトより。
ツール・ド・フランス2011第19ステージ結果
1位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) 3h13'25"
2位 サムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル) +14"
3位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード) +23"
4位 ピーター・ベリトス(スロバキア、HTC・ハイロード) +57"
5位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)
6位 トーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)
7位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ISD)
8位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)
9位 アンディ・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)
10位 ライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン・サーヴェロ) +1'15"
11位 トム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ)
15位 イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +2'06"
20位 トマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー) +3'22"
個人総合成績 マイヨ・ジョーヌ
1位 アンディ・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック) 82h48'43"
2位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック) +53"
3位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +57"
4位 トマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー) +2'10"
5位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ISD) +3'31"
6位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード) +3'55"
7位 サムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル) +4'22"
8位 イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +4'40"
9位 トム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ) +7'11"
10位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) +8'57"
ポイント賞 マイヨ・ヴェール
1位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、HTC・ハイロード) 280pts
2位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター) 265pts
3位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット) 230pts
山岳賞 マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ
1位 サムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル) 108pts
2位 アンディ・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック) 98pts
3位 イェーレ・ファネンデルト(ベルギー、オメガファーマ・ロット) 74pts
新人賞 マイヨ・ブラン
1位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) 82h57'40"
2位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス) +1'33"
3位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン) +7'52"
チーム総合成績
1位 ガーミン・サーヴェロ 248h02'15"
2位 アージェードゥーゼル +11'58"
3位 レオパード・トレック +12'57"
敢闘賞
アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード)
text:Kei Tsuji
photo:Makoto Ayano, Cor Vos
アルプス最終決戦の舞台は、今年で27回目の登場となる名物ラルプ・デュエズ。21のコーナーが連続する平均勾配7.9%・登坂距離13.8kmでマイヨジョーヌ争いは佳境を迎える。
コース全長は109.5kmと短いが、ラルプ・デュエズに至るまでに1級山岳テレグラフ峠と超級山岳ガリビエ峠を越えなければならない。晴れ渡る夏の空の下、1級山岳テレグラフ峠で早速攻撃が始まった。
ゴールまで93kmを残して、つまりスタートして16kmしか走らずにメイン集団から飛び出したのは、前日のガリビエ峠で失速したコンタドールだった。起死回生の大逃げを狙ってテレグラフ峠で飛び出したコンタドールには、もちろんアンディやフランク、エヴァンス、そしてマイヨジョーヌのヴォクレールが飛びつく。
しかし、コンタドールは後続の状況に目もくれずに、ペースを上げてテレグラフ峠を駆け上がる。やがてヴォクレールが脱落し、フランクは戦略的にメイン集団に戻る。エヴァンスは痛恨のメカトラで後退した。
エヴァンスはこのメカトラに関してこう説明している。「コンタドールのアタックには反応できたが、バイクに違和感を感じた。後輪の調子が悪かったのでバイクを交換したけど、3回も止まったので、先頭グループへの復帰は絶望的だった」。
ハイペースを刻むコンタドールとアンディの2人は、前を逃げていた選手たちに合流し、そのままテレグラフ峠を通過。その後もコンタドールはペースを緩めず、続く超級山岳ガリビエ峠も先頭で登坂する。
マイヨジョーヌ着用者としての意地を見せたヴォクレールは単独でコンタドールらを追撃したが、やがてはリクイガス・キャノンデールとBMCレーシングチームが率いるメイン集団に引き戻された。先頭のコンタドールとアンディは1分前後のリードを築き、そのまま超級山岳ガリビエ峠をクリア。
ガリビエ峠の頂上手前でメイン集団は形をなくし、飛び出したサムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)が得意のダウンヒル区間で先頭コンタドールグループを捉える。出遅れたエヴァンスは自ら追走グループを率い、ゴール24km手前でようやくコンタドールグループに合流。
ガリビエ峠で失速したヴォクレールも、ユーロップカーのアシスト陣に引かれながらラルプ・デュエズ突入前にコンタドールグループに追いついた。コンタドールが序盤からかき乱したレースは、ラルプ・デュエズを前に一旦リセット。
ペースが緩んだメイン集団からはロランとライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン・サーヴェロ)が飛び出し、2人で先行してラルプ・デュエズへと入っていく。40秒遅れでラルプ・デュエズに突入したメイン集団から飛び出したのは、またもやコンタドール。力強いのダンシングで登りを突き進んだコンタドールは、前走のロランとヘジダルを抜いて先頭へ。コンタドールのリードはすぐさま1分まで広がった。
シュレク兄弟やエヴァンスを含むメイングループからは、マイヨジョーヌのヴォクレールが力尽き脱落。ペースが上がらないメイングループからサンチェスが飛び出し、前を走るロランと合流してコンタドールを追う。
大歓声を受け、観客の波をかき分けるように進んだコンタドールだったが、ラスト5kmを切ったあたりから苦痛の表情が目立つようになり、後続とのタイム差が縮まり始める。そして、追走のサンチェスとロランはラスト2.5kmでついにコンタドールに合流。スペイン人2名を相手にアタックを仕掛けたロランが独走に持ち込んだ。
追いすがるサンチェスとコンタドールを振り切り、最後までダンシングでペースを保ったロラン。最終的にサンチェスを14秒、コンタドールを23秒引き離す力走を見せたロランが、喜びに溢れたガッツポーズでゴールした。
ロランは1986年生まれの24歳。根っからのクライマーで、クレディアグリコル時代の2008年にはクリテリウム・ドゥ・ドーフィネで山岳賞獲得。3度目のツール出場でステージ初優勝を飾った。しかも舞台はラルプ・デュエズだ。
ここまでのステージでロランはヴォクレールのアシストに徹していたが、この日は自らのステージ優勝、そして新人賞を狙うことを許された。ロランはこう証言する。「今日もトマ(ヴォクレール)のマイヨジョーヌキープに力を注ぐ心づもりでいた。でもガリビエ峠で彼は『自分のチャンスを狙え。俺のことは気にするな』と言ってくれたんだ。彼が偉大なチャンピオンであると実感した瞬間だった」。
最後にフランス人がラルプ・デュエズを制したのは、ロランが生まれる3ヶ月前、今から25年前の1986年ツールだ。ロランは当時のステージ優勝者ベルナール・イノー氏と表彰台で固く握手を交わす。ロランは輝かしい優勝者リストにその名を刻んだ。
「ラルプ・デュエズは何回も試走しているから、登りを知り尽くしている。それにアームストロングやパンターニがこの登りを走る姿をビデオで何度も見てきた。そんな登りで勝ったんだ。自分の勝利を理解するまでに時間がかかると思う」。キャリア最大の勝利を手にしたロランは、同時にマイヨブランも手に入れている。
そして、ロランの1分後方を走っていたメイングループでは、ラスト2kmを切ってからアタック合戦が本格化。エヴァンスがシュレク兄弟を振り落とすべくアタック。しかしいずれのアタックも決まらず、エヴァンスとシュレク兄弟はともに57秒遅れでゴールした。
ラルプ・デュエズでついに失速したヴォクレールが3分22秒遅れでゴールしたため、マイヨジョーヌはアンディの手に。53秒差で兄フランク、そして57秒差でエヴァンスが続く展開に。
1年ぶりにマイヨジョーヌに袖を通したアンディ。「このアルプスでマイヨジョーヌを獲得したいと思っていたんだ」と語りながらも、その表情は緩まない。
ツールの総合争いは翌日の個人タイムトライアルまで持ち越す。グルノーブルのコースは42.5kmと長いため、個人TTを得意とするエヴァンスとのタイム差は決して十分とは言えない。
アンディは翌日の個人TTに向けて気を引き締める。「今年のツールはサスペンスに満ちている。エヴァンスとのタイム差は1分(実際は57秒)。たかが1分されど1分。明日は自分自身を信じて走りたい。1秒1秒が大切になるけど、そのためにTTバイクを煮詰めたし、明日は全開で走るのみ。厳しい闘いになるのは分かっている。でもマイヨジョーヌを守る自信はある。マイヨジョーヌを着た選手に働く特別な力が、明日発揮されることを願っているよ」。
対するエヴァンスは「明日は前半からできるだけ速く走り、そしてできるだけ早くゴールする。それで十分だと思っている」と落ち着いたコメントを残す。ピレネーとアルプスの山岳決戦を全て終え、総合優勝の行方はアンディ、フランク、そしてエヴァンスの3名に絞られた。
この日のタイムアウトのリミットは25分09秒。マイヨヴェールのマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、HTC・ハイロード)を含むグルペットは25分27秒でゴールしたが、救済措置によって翌日の出場が許可されている。しかし20ポイントの減点が課せられたため、カヴェンディッシュの持ちポイントは280ポイントにダウンした。
コメントはレース公式サイト、ならびにBMCレーシングチーム公式サイトより。
ツール・ド・フランス2011第19ステージ結果
1位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) 3h13'25"
2位 サムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル) +14"
3位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード) +23"
4位 ピーター・ベリトス(スロバキア、HTC・ハイロード) +57"
5位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)
6位 トーマス・デヘント(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM)
7位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ISD)
8位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)
9位 アンディ・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)
10位 ライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン・サーヴェロ) +1'15"
11位 トム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ)
15位 イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +2'06"
20位 トマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー) +3'22"
個人総合成績 マイヨ・ジョーヌ
1位 アンディ・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック) 82h48'43"
2位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック) +53"
3位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +57"
4位 トマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー) +2'10"
5位 ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ISD) +3'31"
6位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード) +3'55"
7位 サムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル) +4'22"
8位 イヴァン・バッソ(イタリア、リクイガス・キャノンデール) +4'40"
9位 トム・ダニエルソン(アメリカ、ガーミン・サーヴェロ) +7'11"
10位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) +8'57"
ポイント賞 マイヨ・ヴェール
1位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、HTC・ハイロード) 280pts
2位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター) 265pts
3位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット) 230pts
山岳賞 マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ
1位 サムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル) 108pts
2位 アンディ・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック) 98pts
3位 イェーレ・ファネンデルト(ベルギー、オメガファーマ・ロット) 74pts
新人賞 マイヨ・ブラン
1位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) 82h57'40"
2位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス) +1'33"
3位 ジェローム・コッペル(フランス、ソール・ソジャサン) +7'52"
チーム総合成績
1位 ガーミン・サーヴェロ 248h02'15"
2位 アージェードゥーゼル +11'58"
3位 レオパード・トレック +12'57"
敢闘賞
アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード)
text:Kei Tsuji
photo:Makoto Ayano, Cor Vos
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