2009/05/11(月) - 02:11
5月9日、キャトルジュール・ド・ダンケルク2009第5ステージがアゼブルック〜ボーシェプ間の195kmで行われ、残り3kmで抜け出したピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコムがステージ優勝を挙げ、ルイ・ダコスタ(ポルトガル、ケスデパーニュ)新しいリーダーに。
前日の個人タイムトライルで総合が動いたキャトルジュール・ド・ダンケルク2009。最終日が平坦であることから、総合狙いの選手が動く最後のチャンスがこの第5ステージだ。
ダンケルクで3勝目となる勝利を挙げたピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム) www.4joursdedunkerque.org
レースは序盤からせわしなく、アタックが度々かかるも決まらない。およそ48km地点で5人の逃げが決まる。メンバーはサミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)、ギヨーム・ルヴァルレ(フランス、フランセーズデジュー)、ラーセン・ボッシュマン(デンマーク、サクソバンク)、ブリス・フェイユ(フランス、アグリチュベル)、ミカエル・ラルプ(ルーベ・リール・メトロポル)。
この5名は3分20秒差を稼ぎ出すも、その後は2分強差でレースは推移。メイン集団からはジミー・アングルヴァン(フランス、ベッソンソシュール)らが飛び出す場面もあったが、先頭グループを捉えるには至らず。この日のステージを難しいものにする6度のモン・ノワールの登りでリーダージャージのマイヨ・ローズを着るセバスティアン・ロセレル(ベルギー、クイックステップ)が遅れてしまう。
区間2位のルイ・ダコスタ(ポルトガル、ケスデパーニュ)が総合首位に www.4joursdedunkerque.org
これを受けて総合2位につけるルイ・ダコスタ(ポルトガル)擁するケスデパーニュが集団をコントロール。逃げていた5人は吸収されるが、残り20kmを過ぎたところで再度アタックがかかり新たな5人が抜け出しに成功する。この中には新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)、ジュリアン・エルファレス(フランス、コフィディス)、ジミー・アングルヴァンらが入り25秒差を稼ぎ出す。
この5人で争われた3度目のスプリントポイントは新城が獲り、ボーナスタイムをきっちりと獲得した。だが集団はこの逃げに容赦なく襲いかかり、最後まで抵抗したエルファレスも残り4kmで吸収されてしまう。このタイミングでカウンターアタックをかけたのは総合4位につけているダヴィ・ルレイ(フランス、アグリチュベル)。残り3kmで単独先頭を走るルレイだが、最終局面で絶妙の抜け出しを決めたピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)が、総合2位につけていたルイ・ダコスタとの一騎打ちを制してステージ優勝をもぎとった。
フェドリゴにとってこれはダンケルクで3勝目。2005年には総合優勝しており、ムッシュウ・ダンケルクの面目躍如といったところだろうか。そしてチームワークと決定的なアタックで2位に入ったダコスタがリーダージャージを奪取。ダコスタは未来を嘱望される22才の若きポルトガル人で今年からケスデパーニュに加わっている。
逃げに乗り、スプリントポイントでボーナスタイムを稼いだ新城は38秒差の総合9位にジャンプアップ。無事に最終日をこなせればトップ10フィニッシュは手堅いだろう。キャトル・ジュール・ド・ダンケルク2009は翌第6ステージでフィナーレを迎える。
キャトル・ジュール・ド・ダンケルク2009第5ステージ結果
1位 ピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)4h49'12"
2位 ルイ・ダコスタ(ポルトガル、ケスデパーニュ)
3位 ダヴィ・ルレイ(フランス、アグリチュベル)+02"
4位 ロイド・モンドリー(フランス、アージェードゥーゼル)+03"
5位 アレックス・ラスムッセン(デンマーク、サクソバンク)
6位 マチュー・ラダニュ(フランス、フランセーズデジュー)
7位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)
8位 ステヴァン・トロネ(フランス、ルーベ・リール・メトロポル)
9位 ジェローム・ピノー(フランス、クイックステップ)
10位 ジャンリュック・デルペシュ(フランス、ブルターニュ・シュレー)
個人総合成績
1位 ルイ・ダコスタ(ポルトガル、ケスデパーニュ)19h49'55"
2位 ダヴィ・ルレイ(フランス、アグリチュベル)+09"
3位 シリル・ルモワンヌ(フランス、スキル・シマノ)+18"
4位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)+30"
5位 ピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)
6位 アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア)+32"
7位 ルイス・ロドリゲス(スペイン、ケスデパーニュ)+34"
8位 ステファヌ・オジェ(フランス、コフィディス)+35"
9位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)+38"
10位 マチュー・ラダニュ(フランス、フランセーズデジュー)
ポイント賞
アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア)
山岳賞
サミュエル・ドュムラン(フランス、コフィディス)
新人賞
ルイ・ダコスタ(ポルトガル、ケスデパーニュ)
チーム総合成績
ケスデパーニュ
前日の個人タイムトライルで総合が動いたキャトルジュール・ド・ダンケルク2009。最終日が平坦であることから、総合狙いの選手が動く最後のチャンスがこの第5ステージだ。
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レースは序盤からせわしなく、アタックが度々かかるも決まらない。およそ48km地点で5人の逃げが決まる。メンバーはサミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)、ギヨーム・ルヴァルレ(フランス、フランセーズデジュー)、ラーセン・ボッシュマン(デンマーク、サクソバンク)、ブリス・フェイユ(フランス、アグリチュベル)、ミカエル・ラルプ(ルーベ・リール・メトロポル)。
この5名は3分20秒差を稼ぎ出すも、その後は2分強差でレースは推移。メイン集団からはジミー・アングルヴァン(フランス、ベッソンソシュール)らが飛び出す場面もあったが、先頭グループを捉えるには至らず。この日のステージを難しいものにする6度のモン・ノワールの登りでリーダージャージのマイヨ・ローズを着るセバスティアン・ロセレル(ベルギー、クイックステップ)が遅れてしまう。
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これを受けて総合2位につけるルイ・ダコスタ(ポルトガル)擁するケスデパーニュが集団をコントロール。逃げていた5人は吸収されるが、残り20kmを過ぎたところで再度アタックがかかり新たな5人が抜け出しに成功する。この中には新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)、ジュリアン・エルファレス(フランス、コフィディス)、ジミー・アングルヴァンらが入り25秒差を稼ぎ出す。
この5人で争われた3度目のスプリントポイントは新城が獲り、ボーナスタイムをきっちりと獲得した。だが集団はこの逃げに容赦なく襲いかかり、最後まで抵抗したエルファレスも残り4kmで吸収されてしまう。このタイミングでカウンターアタックをかけたのは総合4位につけているダヴィ・ルレイ(フランス、アグリチュベル)。残り3kmで単独先頭を走るルレイだが、最終局面で絶妙の抜け出しを決めたピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)が、総合2位につけていたルイ・ダコスタとの一騎打ちを制してステージ優勝をもぎとった。
フェドリゴにとってこれはダンケルクで3勝目。2005年には総合優勝しており、ムッシュウ・ダンケルクの面目躍如といったところだろうか。そしてチームワークと決定的なアタックで2位に入ったダコスタがリーダージャージを奪取。ダコスタは未来を嘱望される22才の若きポルトガル人で今年からケスデパーニュに加わっている。
逃げに乗り、スプリントポイントでボーナスタイムを稼いだ新城は38秒差の総合9位にジャンプアップ。無事に最終日をこなせればトップ10フィニッシュは手堅いだろう。キャトル・ジュール・ド・ダンケルク2009は翌第6ステージでフィナーレを迎える。
キャトル・ジュール・ド・ダンケルク2009第5ステージ結果
1位 ピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)4h49'12"
2位 ルイ・ダコスタ(ポルトガル、ケスデパーニュ)
3位 ダヴィ・ルレイ(フランス、アグリチュベル)+02"
4位 ロイド・モンドリー(フランス、アージェードゥーゼル)+03"
5位 アレックス・ラスムッセン(デンマーク、サクソバンク)
6位 マチュー・ラダニュ(フランス、フランセーズデジュー)
7位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)
8位 ステヴァン・トロネ(フランス、ルーベ・リール・メトロポル)
9位 ジェローム・ピノー(フランス、クイックステップ)
10位 ジャンリュック・デルペシュ(フランス、ブルターニュ・シュレー)
個人総合成績
1位 ルイ・ダコスタ(ポルトガル、ケスデパーニュ)19h49'55"
2位 ダヴィ・ルレイ(フランス、アグリチュベル)+09"
3位 シリル・ルモワンヌ(フランス、スキル・シマノ)+18"
4位 ユルゲン・ローランツ(ベルギー、サイレンス・ロット)+30"
5位 ピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)
6位 アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア)+32"
7位 ルイス・ロドリゲス(スペイン、ケスデパーニュ)+34"
8位 ステファヌ・オジェ(フランス、コフィディス)+35"
9位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)+38"
10位 マチュー・ラダニュ(フランス、フランセーズデジュー)
ポイント賞
アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア)
山岳賞
サミュエル・ドュムラン(フランス、コフィディス)
新人賞
ルイ・ダコスタ(ポルトガル、ケスデパーニュ)
チーム総合成績
ケスデパーニュ
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