別府史之(レディオシャック)が6月の全日本選手権タイムトライアルと全日本選手権ロードレースに出場することをオフィシャルサイトで発表した。フミは2006年にこの2つのタイトルを獲得している。

ジロ・デ・イタリア2011を完走した別府史之(日本、レディオシャック)ジロ・デ・イタリア2011を完走した別府史之(日本、レディオシャック) photo:Kei Tsuji自身2つ目のグランツールであるジロ・デ・イタリア2011を完走した別府史之が6月の全日本選手権のために帰国する。出場するのは6月12日開催の全日本選手権個人タイムトライアルと26日開催の全日本選手権ロード・レース。
タイムトライアルは秋田県大潟村で、ロードレースは岩手県八幡平でそれぞれ開催される。

フミの出場はタイムトライアルが5年ぶり、ロードレースが3年ぶりとなる。フミはディスカバリーチャンネルに所属した2006年にはTTとロードレースの両方に優勝している。スキルシマノに所属した3年前の2009年に広島で開催されたロードレースに出場した際は、チームメイトの野寺秀徳が優勝している。

フミが目指すのはもちろん日本チャンピオンのタイトルとナショナルチャンピオンジャージだ。

欧州を活動の舞台とするフミにとって6月後半の帰国・日本滞在は本来のプロとしての活動に支障をきたすことが多いため出場を見合わせることが多かったが、今回はスケジュール調整の結果出場を決めたようだ。

フミは公式サイトで「もう一度ヨーロッパで日本チャンピオンジャージを着て走るために全日本選手権に出場します。日本のファンの前で走れることも、とても楽しみにしています。応援よろしくお願いします。」とコメントしている。


text:Makoto.AYANO