2011/02/18(金) - 08:38
都心のド真ん中、明治神宮外苑の外周1.5kmの周回コースを舞台に開催される「明治神宮外苑大学クリテリウム大会」通称「外苑クリテ」が、いよいよ今週末2月20日(日)に開催される。東京の都心部で行われるレースは大迫力で観戦にもうってつけ。マスターズクラスには引退した飯島誠さんも参加予定だ。さっそくみどころを紹介していこう。
絵画館をバックに1.5kmのコースを周回するクリテリウム photo:Hideaki Takagi
今回で5回目を迎える明治神宮外苑大学クリテリウムは、日本学生自転車競技連盟(学連)が主催する、学生スポーツのメッカである神宮外苑を舞台にしたクリテリウム大会。コースは明治記念館前をスタート・フィニッシュとし、銀杏並木を折り返す1.5kmのコース設定。今年は8カテゴリーに総勢265名がエントリーしている。
昨年は野口正則(鹿屋体大)が優勝 photo:日本学生自転車競技連盟この大会のメインイベントは、14時25分スタートの男子大学対抗クラス。全日本学生ロードレースカップシリーズ(全11戦)の最終戦として開催されるので、今回の外苑クリテでその総合優勝者が決定される。また各校上位2名の順位合計の少ない順に学校対校の順位も争うレースとなる。
今期シマノレーシングで走る西薗良太(東大) photo:日本学生自転車競技連盟ここまでのシリーズポイントは、1位 西薗良太(東大)182点、2位 笠原恭輔(中央)156点、3位 入部正太朗(早大)138点となっている。最終戦の外苑クリテで獲得出来るポイントは、1位60点、2位48点、3位40点、以下10位までポイントを獲得することができるものの、シリーズの総合優勝争いは事実上、この3人の中から決定されることになる。
特に現在ランキングトップの西薗良太は、2011年シーズンから実業団トップチーム、シマノレーシングへの加入が決まっている将来有望な選手。学生として走る最後の大会としても注目したい。
その他、昨年の本大会で優勝した野口正則(鹿屋体大)や、日本代表として海外遠征経験のある吉田隼人(鹿屋体大)、佐々木龍(早大)、窪木一茂(日大)なども優勝争いに加わってくると予想される。
2008年大学選手権TT世界チャンピオンのマラヤ・ファンロイテンベーク(オランダ) photo:日本学生自転車競技連盟また、海外からは韓国の昌原(チャンウォン)大学校チームと、オランダ学生チームの2チームが参戦予定。
オランダチームのマラヤ・ファンロイテンベーク選手は、2008年世界大学選手権ロードタイムトライアルチャンピオンに輝き、2010年もクリテリウム等で16勝を挙げている実力者。マラヤは、デルフト工科大学で航空工学を学ぶ学生で、日本の同志社大学にも短期留学の経験を持つ。韓国の昌原大学校は、韓国3大学生チームのひとつでもあり、国際色豊かなハイレベルなレースとなることが予想される。
女子は、昨年優勝した近藤美子(鹿屋体大)と同2位の田中まい(日本体大)に加え、明治大学OGでトラック日本代表の石井寛子がオープン参加する予定で、こちらも学生という垣根を超えた戦いに注目が集まる。
さらにこの大会を熱くするのは、カナダのエドモントンで1983年に開催されて以来、実に28年ぶりの開催となる、ユニバーシアード自転車競技の日本代表選手選考の参考レースとなっていること。優勝者は代表候補にノミネートされるということなので、こちらについても注目だ。
昨年現役を引退した飯島誠さんもマスターズクラスに参加予定 photo:Kei Tsujiそして、将来の大学生自転車競技者となるキッズレーサーの拡大に向けて、小・中学生とその両親の年齢層に、ロードレースの楽しみを体験する機会を提供する。午前中に開催されるオープン&ウォームアップライドでは、シドニー、アテネ、北京と実にオリンピック3大会に出場経験のある、飯島誠さんが参加者と一緒に走る。飯島誠さんといえば中央大学出身で、パールイズミ・スミタ・ラバネロ、ブリヂストン・アンカーで長期に渡って第一線で活躍したロードレーサー。貴重なアドバイスを聞ける機会となりそうだ。
一人のエースライダーのために、チームワークも必要とされるロードレースクリテリウム。個人の実力も学校対抗戦としても注目され、学生たちの熱い戦いが繰り広げられることは必至だ。東京都心で行われる唯一のクリテリウム大会だけに、サイクリングのついでのレース観戦や、母校の選手に激励・声援を飛ばしたり、その迫力をぜひ会場で味わってほしい。
第5回明治神宮外苑大学クリテリウム
開催日:2月20日
開催場所:明治神宮外苑周回コース 1周1.5km(東京都新宿区・港区)
主なレーススケジュール
10:00 開会式
10:50 小中学生タイムトライアル・マスターズクリテリウムなど
13:40 女子クリテリウム
14:25 男子大学対抗

今回で5回目を迎える明治神宮外苑大学クリテリウムは、日本学生自転車競技連盟(学連)が主催する、学生スポーツのメッカである神宮外苑を舞台にしたクリテリウム大会。コースは明治記念館前をスタート・フィニッシュとし、銀杏並木を折り返す1.5kmのコース設定。今年は8カテゴリーに総勢265名がエントリーしている。


特に現在ランキングトップの西薗良太は、2011年シーズンから実業団トップチーム、シマノレーシングへの加入が決まっている将来有望な選手。学生として走る最後の大会としても注目したい。
その他、昨年の本大会で優勝した野口正則(鹿屋体大)や、日本代表として海外遠征経験のある吉田隼人(鹿屋体大)、佐々木龍(早大)、窪木一茂(日大)なども優勝争いに加わってくると予想される。

オランダチームのマラヤ・ファンロイテンベーク選手は、2008年世界大学選手権ロードタイムトライアルチャンピオンに輝き、2010年もクリテリウム等で16勝を挙げている実力者。マラヤは、デルフト工科大学で航空工学を学ぶ学生で、日本の同志社大学にも短期留学の経験を持つ。韓国の昌原大学校は、韓国3大学生チームのひとつでもあり、国際色豊かなハイレベルなレースとなることが予想される。
女子は、昨年優勝した近藤美子(鹿屋体大)と同2位の田中まい(日本体大)に加え、明治大学OGでトラック日本代表の石井寛子がオープン参加する予定で、こちらも学生という垣根を超えた戦いに注目が集まる。
さらにこの大会を熱くするのは、カナダのエドモントンで1983年に開催されて以来、実に28年ぶりの開催となる、ユニバーシアード自転車競技の日本代表選手選考の参考レースとなっていること。優勝者は代表候補にノミネートされるということなので、こちらについても注目だ。

一人のエースライダーのために、チームワークも必要とされるロードレースクリテリウム。個人の実力も学校対抗戦としても注目され、学生たちの熱い戦いが繰り広げられることは必至だ。東京都心で行われる唯一のクリテリウム大会だけに、サイクリングのついでのレース観戦や、母校の選手に激励・声援を飛ばしたり、その迫力をぜひ会場で味わってほしい。
第5回明治神宮外苑大学クリテリウム
開催日:2月20日
開催場所:明治神宮外苑周回コース 1周1.5km(東京都新宿区・港区)
主なレーススケジュール
10:00 開会式
10:50 小中学生タイムトライアル・マスターズクリテリウムなど
13:40 女子クリテリウム
14:25 男子大学対抗
リンク
Amazon.co.jp