2月20日(日)の開催で5回目を迎える都心のレース「外苑クリテ」、今年はオランダ・韓国から招待チームを迎えての学生最高峰を決めるクリテリウムが開催される。ゲストには飯島誠さんが名を連ね、一般参加者が家族で走れるレースイベントも揃っている。
第5回を迎える明治神宮外苑大学クリテリウム。学生自転車競技連盟の主催による、学生のシリーズ戦ロードレースカップの最終戦としてお馴染みの、通称「外苑クリテ」だ。
コースはこれまで同様、明治神宮外苑外周1.5kmの周回コースで、スタート・フィニッシュは聖徳記念絵画館前。都心の一等地での開催とあって、観戦にもうってつけ。学生のレースだけでなく、30歳以上のJCF登録者による8周12kmのマスターズ・クリテリウムも併催される。
絵画館をバックに1.5kmのコースを20周するクリテリウム グループ1 photo:Hideaki Takagi
2008年大学選手権TT世界チャンピオンのマラヤ・ファンロイテンベーク(オランダ) photo:日本学生自転車競技連盟そして当日の最終レースは各校3名出走による大学対校形式・大学生男子のレース。グループ1には今回、韓国から昌原(チャンウォン)大学校チームと、オランダ学生チームの2チームが海外から参加予定だ。
オランダチームには、2008年世界大学選手権ロードタイムトライアルチャンピオンのマラヤ・ファンロイテンベークが参加予定。マラヤは、デルフト工科大学で航空工学を学ぶ学生で、日本の同志社大学にも短期留学の経験を持つ。2010年もクリテリウム等で16勝を挙げている実力者だ。
韓国昌原大学校は、韓国3大学生チームのひとつ。例年以上にハイレベルなレースとなることと予想される。
このレースにより、2010年度の全日本学生ロードレースシリーズの総合優勝者が決定されるとともに、2011年8月に中国の深圳で行われるユニバーシアード自転車競技日本代表選手選考の参考レースともなる予定だという。
昨年度の学生シリーズ成績表彰 チャンプは西薗良太(東京大学) photo:Hideaki Takagiユニバーシアードは、4年に一度開催される大学生の世界大会だが、自転車競技は毎回開催される種目には指定されておらず、自転車競技がユニバーシアードで開催されるのは、カナダのエドモントンで1983年に開催されて以来、実に28年ぶり。
これとは別に実施される世界大学選手権自転車競技も1990年から16年の空白期間を経て2006年から開催されるようになり、06年(ベルギー)、08年(オランダ)大会には日本も参加したが、2010年は開催立候補地が無く実施されなかった。その状況下で、学生の世界大会がアジアで行われることは意義深い。
開催地は中国の深圳で、250m半屋内トラックでのトラック競技(スプリント、パーシュート、ポイントレース、タイムトライアル、ケイリン)、ロード、ロードタイムトライアル、マウンテンバイク、BMXが実施される。
日本学生自転車競技連盟はこのうちトラック・ロード競技の代表選手を、日本自転車競技連盟を通じて日本オリンピック協会・ユニバーシアード委員会に推薦する予定だ。
家族で参加できる1kmタイムトライアル photo:日本学生自転車競技連盟また2月20日当日には、将来の大学生自転車競技者に育つ層への自転車競技の普及の観点から、小中学生タイムトライアルが行われる。コースはクリテリウムのコースから銀杏並木部分を除いた1kmで、いわばロードの1kmタイムトライアル。これに加えて子供たちの親の世代にも参加機会をもってもらうため「マスターズ・タイムトライアル」も実施される。こちらは日本自転車競技連盟への競技者登録が必要となるが、小中学生タイムトライアルに出場する小中学生の両親・兄弟・同居親族との合計タイムで上位者には賞品が授与される。
親の年齢層のサイクリストには、マスドロードレースの「マスターズ・クリテリウム」が例年通り行われるが、安全上の観点から集団スタートロードレース走行経験者に申込資格が限られている。
絵画館前のコースを使用するマスターズ・クリテリウム photo:日本学生自転車競技連盟「オープンライド」はレースではないが、競技者登録不要で使用する自転車の制限がなく、レースと同じサーキットを走れるイベントだ。参加料5000円、貴重な都心部開催クリテリウムの開催費用への協賛、という思いを込めての参加者を歓迎するという。
今回、スペシャルゲストとして中央大学OB、パールイズミ・スミタ・ラバネロ、ブリヂストン・アンカーで活躍し、シドニー、アテネ、北京オリンピックの日本代表としてポイントレースを走った飯島誠氏をゲストに招き、「オープンライド」と「マスターズ・クリテリウム」に参加予定。後輩たちに貴重なアドバイスを伝える意味でも意義深いゲスト参加となりそうだ。
参加申し込みは日本学生自転車競技連盟ウェブサイトの「カレンダ&要項&結果」から
一般の部はスポーツエントリーからも可能だ。
第5回明治神宮外苑大学クリテリウム 競技種目
1. 大学生男子学校対抗(グループ1)20周30km
第5回を迎える明治神宮外苑大学クリテリウム。学生自転車競技連盟の主催による、学生のシリーズ戦ロードレースカップの最終戦としてお馴染みの、通称「外苑クリテ」だ。
コースはこれまで同様、明治神宮外苑外周1.5kmの周回コースで、スタート・フィニッシュは聖徳記念絵画館前。都心の一等地での開催とあって、観戦にもうってつけ。学生のレースだけでなく、30歳以上のJCF登録者による8周12kmのマスターズ・クリテリウムも併催される。


オランダチームには、2008年世界大学選手権ロードタイムトライアルチャンピオンのマラヤ・ファンロイテンベークが参加予定。マラヤは、デルフト工科大学で航空工学を学ぶ学生で、日本の同志社大学にも短期留学の経験を持つ。2010年もクリテリウム等で16勝を挙げている実力者だ。
韓国昌原大学校は、韓国3大学生チームのひとつ。例年以上にハイレベルなレースとなることと予想される。
このレースにより、2010年度の全日本学生ロードレースシリーズの総合優勝者が決定されるとともに、2011年8月に中国の深圳で行われるユニバーシアード自転車競技日本代表選手選考の参考レースともなる予定だという。

これとは別に実施される世界大学選手権自転車競技も1990年から16年の空白期間を経て2006年から開催されるようになり、06年(ベルギー)、08年(オランダ)大会には日本も参加したが、2010年は開催立候補地が無く実施されなかった。その状況下で、学生の世界大会がアジアで行われることは意義深い。
開催地は中国の深圳で、250m半屋内トラックでのトラック競技(スプリント、パーシュート、ポイントレース、タイムトライアル、ケイリン)、ロード、ロードタイムトライアル、マウンテンバイク、BMXが実施される。
日本学生自転車競技連盟はこのうちトラック・ロード競技の代表選手を、日本自転車競技連盟を通じて日本オリンピック協会・ユニバーシアード委員会に推薦する予定だ。

親の年齢層のサイクリストには、マスドロードレースの「マスターズ・クリテリウム」が例年通り行われるが、安全上の観点から集団スタートロードレース走行経験者に申込資格が限られている。
今回、スペシャルゲストとして中央大学OB、パールイズミ・スミタ・ラバネロ、ブリヂストン・アンカーで活躍し、シドニー、アテネ、北京オリンピックの日本代表としてポイントレースを走った飯島誠氏をゲストに招き、「オープンライド」と「マスターズ・クリテリウム」に参加予定。後輩たちに貴重なアドバイスを伝える意味でも意義深いゲスト参加となりそうだ。
参加申し込みは日本学生自転車競技連盟ウェブサイトの「カレンダ&要項&結果」から
一般の部はスポーツエントリーからも可能だ。
第5回明治神宮外苑大学クリテリウム 競技種目
1. 大学生男子学校対抗(グループ1)20周30km
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