2010/09/27(月) - 14:00
「MTBで100kmのワンウェイ林道コースを走る」という新しい概念のレースを導入したセルフディスカバリーアドベンチャーイン王滝。今年で10周年を迎え、大勢の参加者が王滝村の大自然を走破した。
王滝村を舞台に10年!
今年で設立10周年を迎えるパワースポーツ。開催する総合アウトドアスポーツイベントの一つが、王滝村を舞台に100kmの林道をMTBで走るこのセルフディスカバリーアドベンチャーイン王滝。それまでのMTBレースは周回コースを回るのが主体だったが、SDA王滝では距離・コース・環境などが全く未知数の王滝の林道をワンウェイで走るという画期的なものだった。
当初はガレたコースの長い登りや下りに苦しむ参加者が続出。補給の取り方・機材の選択の難しさ、雨等の天候への対応、XCのプロ選手でも度重なるパンクでリタイアしたりと難易度の高いレースだった。それが評判を呼び参加者定員の増加・溢れた応募者への臨時開催・年二回開催・120kmの設定と順調に規模を拡大して「MTBバイカーのマラソン大会」として定着した。
参加者は以前のタイムを縮めることや上のクラスへの参加、ユニークな自転車での参加など自分自身への挑戦の場として、王滝を一大イベントに据えている。多彩な楽しみ方ができるのがこのSDA王滝の魅力となっている。
今年はさらに充実
8月にはスペシャライズドのアドバイザー・竹谷賢二のトレーニングキャンプが開催され、完走を目指す参加者がアドバイスを直接聞ける貴重な2日間となった。また、レース開催前日もファンランが開催され、来る本大会に花を添えた。
会場では特別協賛にシマノから新型XTRの大試乗会が行われた。一般向けでは初のお披露目、しかも試乗コースで性能を確かめることができるとあって参加者は新型XTRに興味津々。これ以上ない環境の中で最新のテクノロジーを体感した。
ライトウェイからは昨年に引き続き春・秋100km総合トップタイムの優勝者へのGTゴールデンバイクの贈呈がプログラム。ウェルカムパーティでは各社協賛によりプレゼント争奪ジャンケン大会があり、参加者はレースの前にひと盛り上がりを見せた。
レースの過酷さは例年通り!
100km&120kmの部は受付会場の松原スポーツ公園から朝6時スタート。シマノの先導車に引かれて120kmの部59名・100km848名の自転車の隊列が走る。林道に入り正式スタート。天気は雲がうっすら出るくらいの快晴で、日差しはまだ夏を残している。
120kmの部はXCエリート選手の松本駿(TREK)・藤本弥之助(Fujimoto farm)・千田尚孝(KHS japan)・アドバイザーの竹谷賢二(SPECIALIZED)の争いに。序盤で遅れた松本だったものの、走り馴れた王滝のコースで的確にペースアップし、先頭を走っていた藤本を20kmループで追い抜いてトップに立った。6時間11分のタイムで、昨年に続く2連覇・4度目の優勝を果たした。
一般参加者はやはりパンクに泣いたようだ。林道の尖った石でタイヤが切ってしまう参加者の姿も。下りでの転倒も相次ぎ怪我で無念のリタイヤとなる参加者がいる中、参加者は果敢に登り勇気を持って下る。順位を争うレースではないので、ポンプやチューブの貸し借りもあって、助け合うことで乗り越える姿もあった。
ゴール地点では完走者を出迎える賑わいが、何事にも代え難いものだと感じる。あれだけ苦しめられたのに、また出たくなるのはセルフディスカバリーアドベンチャーイン王滝が自分と向き合う場だからに他ならないのだろう。
パワースポーツ滝川代表の言葉
「色々な事故や細かなこともあったけど、これで10年目は終わっていいかなと。なにをやって行こうという訳でなく、また変わらないセルフディスカバリーアドベンチャーイン王滝をしていきたいですね。MTBをもっと盛り上げて行きたいと思っています」
男子120km
1位 松本 駿(TREK) 6:11:01
2位 藤本 弥之助(Fujimoto farm) 6:13:28
3位 竹谷 賢二(SPECIALIZED) 6:24:18
4位 山中 真(GT/One on One) 6:27:32
5位 千田 尚孝(KHS japan) 6:33:56
6位 竹田 佳行6:42:39
7位 山根 貴一(丹南山岳自転車部) 6:52:43
8位 鏑木 裕(轍屋) 6:53:56
9位 小田島 貴弘(Club SY-Nak 6:54:33
10位 三上 和志(サイクルクラブ3UP) 7:04:46
女子120km
1位 山本 佳苗(BMC) 8:28:48
男子100km
1位 田谷 真樹(チーム血逹磨) 5:06:22
2位 赤塚 剛司(Mt.hase321) 5:09:15
3位 鈴木 誠二郎(輪工房) 5:19:01
4位 天野 順二(Tam NR 兵庫支部) 5:28:05
5位 岩田 幸廣 5:30:06
女子100km
1位 Shona Varney(Team CW-X) 7:09:59
2位 若月 いづみ(株式会社 和工工務店) 7:33:00
3位 中嶋 祥子(Team ARI) 7:35:33
4位 平井 小夜子 7:51:57
5位 中山 良子8:06:53
男子42km
1位 瀬戸 幸正(ベーグルワン) 2:07:16
2位 鵜飼 篤市(ロッキー・バルボア) 2:10:01
3位 平賀 俊郎(サッサーズ) 2:11:13
女子42km
1位 ケリー 美枝子 2:32:22
2位 橋本 はるみ(One on One) 2:46:18
3位 南原 智絵子(One on One) 3:05:01
photo&text:Akihiro.NAKAO
王滝村を舞台に10年!
今年で設立10周年を迎えるパワースポーツ。開催する総合アウトドアスポーツイベントの一つが、王滝村を舞台に100kmの林道をMTBで走るこのセルフディスカバリーアドベンチャーイン王滝。それまでのMTBレースは周回コースを回るのが主体だったが、SDA王滝では距離・コース・環境などが全く未知数の王滝の林道をワンウェイで走るという画期的なものだった。
当初はガレたコースの長い登りや下りに苦しむ参加者が続出。補給の取り方・機材の選択の難しさ、雨等の天候への対応、XCのプロ選手でも度重なるパンクでリタイアしたりと難易度の高いレースだった。それが評判を呼び参加者定員の増加・溢れた応募者への臨時開催・年二回開催・120kmの設定と順調に規模を拡大して「MTBバイカーのマラソン大会」として定着した。
参加者は以前のタイムを縮めることや上のクラスへの参加、ユニークな自転車での参加など自分自身への挑戦の場として、王滝を一大イベントに据えている。多彩な楽しみ方ができるのがこのSDA王滝の魅力となっている。
今年はさらに充実
8月にはスペシャライズドのアドバイザー・竹谷賢二のトレーニングキャンプが開催され、完走を目指す参加者がアドバイスを直接聞ける貴重な2日間となった。また、レース開催前日もファンランが開催され、来る本大会に花を添えた。
会場では特別協賛にシマノから新型XTRの大試乗会が行われた。一般向けでは初のお披露目、しかも試乗コースで性能を確かめることができるとあって参加者は新型XTRに興味津々。これ以上ない環境の中で最新のテクノロジーを体感した。
ライトウェイからは昨年に引き続き春・秋100km総合トップタイムの優勝者へのGTゴールデンバイクの贈呈がプログラム。ウェルカムパーティでは各社協賛によりプレゼント争奪ジャンケン大会があり、参加者はレースの前にひと盛り上がりを見せた。
レースの過酷さは例年通り!
100km&120kmの部は受付会場の松原スポーツ公園から朝6時スタート。シマノの先導車に引かれて120kmの部59名・100km848名の自転車の隊列が走る。林道に入り正式スタート。天気は雲がうっすら出るくらいの快晴で、日差しはまだ夏を残している。
120kmの部はXCエリート選手の松本駿(TREK)・藤本弥之助(Fujimoto farm)・千田尚孝(KHS japan)・アドバイザーの竹谷賢二(SPECIALIZED)の争いに。序盤で遅れた松本だったものの、走り馴れた王滝のコースで的確にペースアップし、先頭を走っていた藤本を20kmループで追い抜いてトップに立った。6時間11分のタイムで、昨年に続く2連覇・4度目の優勝を果たした。
一般参加者はやはりパンクに泣いたようだ。林道の尖った石でタイヤが切ってしまう参加者の姿も。下りでの転倒も相次ぎ怪我で無念のリタイヤとなる参加者がいる中、参加者は果敢に登り勇気を持って下る。順位を争うレースではないので、ポンプやチューブの貸し借りもあって、助け合うことで乗り越える姿もあった。
ゴール地点では完走者を出迎える賑わいが、何事にも代え難いものだと感じる。あれだけ苦しめられたのに、また出たくなるのはセルフディスカバリーアドベンチャーイン王滝が自分と向き合う場だからに他ならないのだろう。
パワースポーツ滝川代表の言葉
「色々な事故や細かなこともあったけど、これで10年目は終わっていいかなと。なにをやって行こうという訳でなく、また変わらないセルフディスカバリーアドベンチャーイン王滝をしていきたいですね。MTBをもっと盛り上げて行きたいと思っています」
男子120km
1位 松本 駿(TREK) 6:11:01
2位 藤本 弥之助(Fujimoto farm) 6:13:28
3位 竹谷 賢二(SPECIALIZED) 6:24:18
4位 山中 真(GT/One on One) 6:27:32
5位 千田 尚孝(KHS japan) 6:33:56
6位 竹田 佳行6:42:39
7位 山根 貴一(丹南山岳自転車部) 6:52:43
8位 鏑木 裕(轍屋) 6:53:56
9位 小田島 貴弘(Club SY-Nak 6:54:33
10位 三上 和志(サイクルクラブ3UP) 7:04:46
女子120km
1位 山本 佳苗(BMC) 8:28:48
男子100km
1位 田谷 真樹(チーム血逹磨) 5:06:22
2位 赤塚 剛司(Mt.hase321) 5:09:15
3位 鈴木 誠二郎(輪工房) 5:19:01
4位 天野 順二(Tam NR 兵庫支部) 5:28:05
5位 岩田 幸廣 5:30:06
女子100km
1位 Shona Varney(Team CW-X) 7:09:59
2位 若月 いづみ(株式会社 和工工務店) 7:33:00
3位 中嶋 祥子(Team ARI) 7:35:33
4位 平井 小夜子 7:51:57
5位 中山 良子8:06:53
男子42km
1位 瀬戸 幸正(ベーグルワン) 2:07:16
2位 鵜飼 篤市(ロッキー・バルボア) 2:10:01
3位 平賀 俊郎(サッサーズ) 2:11:13
女子42km
1位 ケリー 美枝子 2:32:22
2位 橋本 はるみ(One on One) 2:46:18
3位 南原 智絵子(One on One) 3:05:01
photo&text:Akihiro.NAKAO
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