2010/08/27(金) - 10:02
2010年8月27日、ツール・ド・ポワトゥー・シャラント(UCI2.1)の第3&第4ステージが行なわれ、個人タイムトライアルでレディオシャックが4名をトップ10に送り込む活躍。トップタイムのマルケル・イリサール(スペイン)が総合首位に立つとともに、別府史之が11位に食い込んだ。
レース3日目は、午前中に95.7kmのロードレース(第3ステージ)、午後に22.1kmの個人タイムトライアル(第4ステージ)が行なわれた。
第3ステージは逃げ吸収後の集団スプリントに持ち込まれ、積極的に集団をリードしたソール・ソジャサンに発射されたジミー・アングルヴァン(フランス)が優勝。アントニー・ルー(フランス、フランセーズデジュー)は集団内でゴールし、リーダージャージを守った。
そして迎えた午後の個人TT。22.1kmを平均スピード51km/hで駆け抜けたイリサールが、マルティン・エルミガー(スイス、アージェードゥーゼル)を1秒に満たない僅差で敗って優勝。一躍総合首位に立った。
イリサールはレディオシャック公式サイトの中で「まだ信じられない。表彰台では様々な思いがこみ上げてきた。トレーナーや家族、友人、チームメイトたち、そして現チームへの移籍を可能にしてくれたヨハン・ブリュイネール監督やランス・アームストロングのことを考えていたよ。ハードワークがようやく報われた」とコメントしている。イリサールは2002年にアームストロングと同じ睾丸ガンが発覚。闘病後、6年間エウスカルテルで走っていた。
レディオシャックはイリサールの他にもアイマル・スベルディア(スペイン)が3位、セルジオ・パウリーニョ(ポルトガル)が8位、ヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ)が10位に入る活躍を見せた。ステージ5位に入ったジェシー・サージェント(ニュージーランド、トレック・リブストロング)は期待の若手TTスペシャリストで、5月に開催されたSRAMツアー・オブ・オブ・ザ・ジラ個人TTでリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ)やデーヴィット・ザブリスキー(アメリカ)を下した選手だ。
フミはトップと44秒差の11位。好成績を残したフミはレース後、自身のTwitterに「序盤はゆっくり走り出して、まぁまぁいい感じに踏めて回せてたけど、全開走行だったわけじゃなかった。走り終わったあと自分のタイムがそこまで悪くなかったから後悔...。 でも、確実にトレーニングの成果が出ているから次に繋がる走りだったかな?」と書き込んでいる。前日に落車で遅れたため、総合成績では97位につけている。
レースは残り1ステージ。最終日はニオールからポワティエまでの197.6kmで行なわれる。
レース展開はフランスのdirectvelo.comより。
ツール・ド・ポワトゥー・シャラント2010第3ステージ結果
1位 ジミー・アングルヴァン(フランス、ソール・ソジャサン) 2h12'54"
2位 ナセル・ブアニ(フランス、フランセーズデジュー)
3位 ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン)
4位 ダニエーレ・コッリ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
5位 エンリーコ・ロッシ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
6位 ロイド・モンドリー(フランス、アージェードゥーゼル)
7位 アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、BMCレーシングチーム)
8位 ボイ・ファンポッペル(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)
9位 ラファイ・シュティウィ(チュニジア、アックア・エ・サポーネ)
10位 ドミニク・ロラン(カナダ、サーヴェロ・テストチーム)
47位 別府史之(日本、レディオシャック)
ツール・ド・ポワトゥー・シャラント2010第4ステージ結果
1位 マルケル・イリサール(スペイン、レディオシャック) 26'01"
2位 マルティン・エルミガー(スイス、アージェードゥーゼル)
3位 アイマル・スベルディア(スペイン、レディオシャック) +01"
4位 イグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、サーヴェロ・テストチーム)+17"
5位 ジェシー・サージェント(ニュージーランド、トレック・リブストロング)+23"
6位 ラファイ・シュティウィ(チュニジア、アックア・エ・サポーネ) +29"
7位 ワウテル・ポエルス(オランダ、 ヴァカンソレイユ) +33"
8位 セルジオ・パウリーニョ(ポルトガル、レディオシャック) +36"
9位 ポール・プー(フランス、ソール・ソジャサン) +39"
10位 ヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ、レディオシャック) +40"
11位 別府史之(日本、レディオシャック) +44"
個人総合成績
1位 マルケル・イリサール(スペイン、レディオシャック) 11h20'53"
2位 マルティン・エルミガー(スイス、アージェードゥーゼル)
3位 アイマル・スベルディア(スペイン、レディオシャック) +01"
4位 イグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、サーヴェロ・テストチーム)+17"
5位 ジェシー・サージェント(ニュージーランド、トレック・リブストロング)+23"
6位 ラファイ・シュティウィ(チュニジア、アックア・エ・サポーネ) +29"
7位 ワウテル・ポエルス(オランダ、 ヴァカンソレイユ) +33"
8位 アントニー・ルー(フランス、フランセーズデジュー) +36"
9位 ドミニク・ロラン(カナダ、サーヴェロ・テストチーム) +44"
10位 ダヴィド・ブシェー(フランス、ランドバウクレジット) +45"
97位 別府史之(日本、レディオシャック) +4'59"
text:Kei Tsuji
photo:www.tour-poitou-charentes.com, www.livestrong.com
レース3日目は、午前中に95.7kmのロードレース(第3ステージ)、午後に22.1kmの個人タイムトライアル(第4ステージ)が行なわれた。
第3ステージは逃げ吸収後の集団スプリントに持ち込まれ、積極的に集団をリードしたソール・ソジャサンに発射されたジミー・アングルヴァン(フランス)が優勝。アントニー・ルー(フランス、フランセーズデジュー)は集団内でゴールし、リーダージャージを守った。
そして迎えた午後の個人TT。22.1kmを平均スピード51km/hで駆け抜けたイリサールが、マルティン・エルミガー(スイス、アージェードゥーゼル)を1秒に満たない僅差で敗って優勝。一躍総合首位に立った。
イリサールはレディオシャック公式サイトの中で「まだ信じられない。表彰台では様々な思いがこみ上げてきた。トレーナーや家族、友人、チームメイトたち、そして現チームへの移籍を可能にしてくれたヨハン・ブリュイネール監督やランス・アームストロングのことを考えていたよ。ハードワークがようやく報われた」とコメントしている。イリサールは2002年にアームストロングと同じ睾丸ガンが発覚。闘病後、6年間エウスカルテルで走っていた。
レディオシャックはイリサールの他にもアイマル・スベルディア(スペイン)が3位、セルジオ・パウリーニョ(ポルトガル)が8位、ヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ)が10位に入る活躍を見せた。ステージ5位に入ったジェシー・サージェント(ニュージーランド、トレック・リブストロング)は期待の若手TTスペシャリストで、5月に開催されたSRAMツアー・オブ・オブ・ザ・ジラ個人TTでリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ)やデーヴィット・ザブリスキー(アメリカ)を下した選手だ。
フミはトップと44秒差の11位。好成績を残したフミはレース後、自身のTwitterに「序盤はゆっくり走り出して、まぁまぁいい感じに踏めて回せてたけど、全開走行だったわけじゃなかった。走り終わったあと自分のタイムがそこまで悪くなかったから後悔...。 でも、確実にトレーニングの成果が出ているから次に繋がる走りだったかな?」と書き込んでいる。前日に落車で遅れたため、総合成績では97位につけている。
レースは残り1ステージ。最終日はニオールからポワティエまでの197.6kmで行なわれる。
レース展開はフランスのdirectvelo.comより。
ツール・ド・ポワトゥー・シャラント2010第3ステージ結果
1位 ジミー・アングルヴァン(フランス、ソール・ソジャサン) 2h12'54"
2位 ナセル・ブアニ(フランス、フランセーズデジュー)
3位 ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン)
4位 ダニエーレ・コッリ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
5位 エンリーコ・ロッシ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
6位 ロイド・モンドリー(フランス、アージェードゥーゼル)
7位 アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、BMCレーシングチーム)
8位 ボイ・ファンポッペル(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)
9位 ラファイ・シュティウィ(チュニジア、アックア・エ・サポーネ)
10位 ドミニク・ロラン(カナダ、サーヴェロ・テストチーム)
47位 別府史之(日本、レディオシャック)
ツール・ド・ポワトゥー・シャラント2010第4ステージ結果
1位 マルケル・イリサール(スペイン、レディオシャック) 26'01"
2位 マルティン・エルミガー(スイス、アージェードゥーゼル)
3位 アイマル・スベルディア(スペイン、レディオシャック) +01"
4位 イグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、サーヴェロ・テストチーム)+17"
5位 ジェシー・サージェント(ニュージーランド、トレック・リブストロング)+23"
6位 ラファイ・シュティウィ(チュニジア、アックア・エ・サポーネ) +29"
7位 ワウテル・ポエルス(オランダ、 ヴァカンソレイユ) +33"
8位 セルジオ・パウリーニョ(ポルトガル、レディオシャック) +36"
9位 ポール・プー(フランス、ソール・ソジャサン) +39"
10位 ヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ、レディオシャック) +40"
11位 別府史之(日本、レディオシャック) +44"
個人総合成績
1位 マルケル・イリサール(スペイン、レディオシャック) 11h20'53"
2位 マルティン・エルミガー(スイス、アージェードゥーゼル)
3位 アイマル・スベルディア(スペイン、レディオシャック) +01"
4位 イグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、サーヴェロ・テストチーム)+17"
5位 ジェシー・サージェント(ニュージーランド、トレック・リブストロング)+23"
6位 ラファイ・シュティウィ(チュニジア、アックア・エ・サポーネ) +29"
7位 ワウテル・ポエルス(オランダ、 ヴァカンソレイユ) +33"
8位 アントニー・ルー(フランス、フランセーズデジュー) +36"
9位 ドミニク・ロラン(カナダ、サーヴェロ・テストチーム) +44"
10位 ダヴィド・ブシェー(フランス、ランドバウクレジット) +45"
97位 別府史之(日本、レディオシャック) +4'59"
text:Kei Tsuji
photo:www.tour-poitou-charentes.com, www.livestrong.com
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