平坦ステージながら、コーナーが連続するテクニカルなスプリント決着となったジロ・デ・イタリア・ウィメン第6ステージ。ルシンダ・ブラントの絶好のリードアウトを受けたエリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック)が先着し、今大会区間4勝目を飾った。

第6ステージに臨むバルサモとロンゴボルギーニ photo:RCS Sport
男子大会の熱狂を引き継ぎ、全9日間で争われているジロ・デ・イタリア・ウィメン(UCIワールドツアー)は6日目を迎えた。前日の本格山岳ステージから一転、この日の舞台は平坦路。そのため今大会4度目の集団スプリントが予想された。
前日勝者デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)に対し、1分のリードでマリアローザを着用するアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム)を先頭にレースはスタート。今大会最長距離となる159kmのレースは、イタリアのコンチネンタルチームで垣田真穂も所属するヴィーニファンティーニ・ビーピンクの2名を含む、4名の逃げで幕を開けた。途中、第1ステージで先着しながらもバイクの最低重量要件違反により失格処分となったロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)がチームメイトに声援を送る場面もありながら、レースは穏やかに進行していった。

この日の逃げグループは4名 photo:RCS Sport

リドル・トレックが集団を牽引する photo:RCS Sport
狭く短い登りではウノエックス・モビリティが組織的にペースを上げ、横風による集団分断が発生する。第1集団にファンデルブレッヘンや優勝候補のエリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック)が残った一方、第2集団にはフォレリングや総合のディフェンディング王者エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ)が入り、そしてマーレン・ロイサー(スイス、モビスター)は第3集団で遅れを取り、追走を強いられた。
ファンデルブレッヘンはこの好機を最大限に活かすべく、自ら集団先頭に立ってペースを上げる。しかし残り57km地点で第2集団が追いつき、プロトンが逃げを捉えたのち、ロイサーたち第3集団もようやく合流。一時ジョルジア・セレーナ(イタリア、メンデルスペック・Eワーク)が飛び出したものの、スプリントに向けて自然とスピードを上げる集団が残り9km地点でこれを捉え、勝負は集団スプリントへ持ち込まれた。
残り1km地点の手前に設定された左コーナーでは、ラウンドアバウト前の中央分離帯で落車が発生し、モビスターが足止めを食らう。そのため集団先頭の人数が一時的に減り、ベテランのルシンダ・ブラント(オランダ、リドル・トレック)の先導で残り300m地点を通過。最終コーナーの手前でマギー・コールズリスター(カナダ、ヒューマンパワードヘルス)が先んじて踏み込み、先頭で最終ストレートに入った。

マギー・コールズリスター(カナダ、ヒューマンパワードヘルス)を抜き、先頭に立ったエリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック) photo:RCS Sport

区間4勝目を飾ったエリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック) photo:RCS Sport
しかし勝ったのはバルサモだった。残り100mで僅かに左に折れる緩いコーナーのインサイドを取り、最短距離を進んだバルサモがコールズリスターを抜き去り、そのままフィニッシュに先着した。
マリアローザからマリアチクラミーノ(ポイント賞ジャージ)に色を変えたバルサモが、今大会区間4勝目を達成。「もちろん決して簡単というわけではないが、世界最高のリードアウトがいれば勝利は楽になる。ルシンダ(ブラント)がいれば位置を争う必要もなく、彼女を信じていればいい。だって彼女は最高の存在なのだから。この勝利は私ではなく彼女のものだ」と、バルサモはブラントへの感謝を語った。

男子大会の熱狂を引き継ぎ、全9日間で争われているジロ・デ・イタリア・ウィメン(UCIワールドツアー)は6日目を迎えた。前日の本格山岳ステージから一転、この日の舞台は平坦路。そのため今大会4度目の集団スプリントが予想された。
前日勝者デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)に対し、1分のリードでマリアローザを着用するアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム)を先頭にレースはスタート。今大会最長距離となる159kmのレースは、イタリアのコンチネンタルチームで垣田真穂も所属するヴィーニファンティーニ・ビーピンクの2名を含む、4名の逃げで幕を開けた。途中、第1ステージで先着しながらもバイクの最低重量要件違反により失格処分となったロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)がチームメイトに声援を送る場面もありながら、レースは穏やかに進行していった。


狭く短い登りではウノエックス・モビリティが組織的にペースを上げ、横風による集団分断が発生する。第1集団にファンデルブレッヘンや優勝候補のエリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック)が残った一方、第2集団にはフォレリングや総合のディフェンディング王者エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ)が入り、そしてマーレン・ロイサー(スイス、モビスター)は第3集団で遅れを取り、追走を強いられた。
ファンデルブレッヘンはこの好機を最大限に活かすべく、自ら集団先頭に立ってペースを上げる。しかし残り57km地点で第2集団が追いつき、プロトンが逃げを捉えたのち、ロイサーたち第3集団もようやく合流。一時ジョルジア・セレーナ(イタリア、メンデルスペック・Eワーク)が飛び出したものの、スプリントに向けて自然とスピードを上げる集団が残り9km地点でこれを捉え、勝負は集団スプリントへ持ち込まれた。
残り1km地点の手前に設定された左コーナーでは、ラウンドアバウト前の中央分離帯で落車が発生し、モビスターが足止めを食らう。そのため集団先頭の人数が一時的に減り、ベテランのルシンダ・ブラント(オランダ、リドル・トレック)の先導で残り300m地点を通過。最終コーナーの手前でマギー・コールズリスター(カナダ、ヒューマンパワードヘルス)が先んじて踏み込み、先頭で最終ストレートに入った。


しかし勝ったのはバルサモだった。残り100mで僅かに左に折れる緩いコーナーのインサイドを取り、最短距離を進んだバルサモがコールズリスターを抜き去り、そのままフィニッシュに先着した。
マリアローザからマリアチクラミーノ(ポイント賞ジャージ)に色を変えたバルサモが、今大会区間4勝目を達成。「もちろん決して簡単というわけではないが、世界最高のリードアウトがいれば勝利は楽になる。ルシンダ(ブラント)がいれば位置を争う必要もなく、彼女を信じていればいい。だって彼女は最高の存在なのだから。この勝利は私ではなく彼女のものだ」と、バルサモはブラントへの感謝を語った。
ジロ・デ・イタリア・ウィメン2026第6ステージ結果
| 1位 | エリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック) | 3:54:02 |
| 2位 | マギー・コールズリスター(カナダ、ヒューマンパワードヘルス) | |
| 3位 | ジョージア・ベイカー(オーストラリア、リブ・アルウラー・ジェイコ) | |
| 4位 | セリア・ジェリー(フランス、FDJユナイテッド・スエズ) | |
| 5位 | キアラ・コンソンニ(イタリア、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | |
| 6位 | グラディス・ヴェルユルスト(フランス、AGインシュランス・スーダル) | |
| 7位 | ララ・ギレスピー(アイルランド、UAEチームADQ) | |
| 8位 | リリー・ウィリアムズ(アメリカ、ヒューマンパワードヘルス) | |
| 9位 | アレッシア・ザンベッリ(イタリア、トップガールズ・ファッサボルトロ) | |
| 10位 | アレクサンドラ・ヴォルスタッド(カナダ、EFエデュケーション・オートリー) |
個人総合成績(マリアローザ)
| 1位 | アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム) | 19:49:15 |
| 2位 | デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) | +1:00 |
| 3位 | アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | +1:24 |
| 4位 | イザベラ・ホルムグレン(カナダ、リドル・トレック) | +2:01 |
| 5位 | マーレン・ロイサー(スイス、モビスター) | +2:03 |
| 6位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ) | +2:12 |
| 7位 | ニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド、リドル・トレック) | +2:33 |
| 8位 | フェムケ・デフリース(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +2:38 |
| 9位 | モニカ・トリンカコロネル(イタリア、リブ・アルウラー・ジェイコ) | +3:21 |
| 10位 | ウルシュカ・ジガート(スロベニア、AGインシュランス・スーダル) | +3:26 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | エリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック) |
| 山岳賞 | アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム) |
| ヤングライダー賞 | イザベラ・ホルムグレン(カナダ、リドル・トレック) |
| チーム総合成績 | AGインシュランス・スーダル |
text:Sotaro.Arakawa
photo: RCS Sport
photo: RCS Sport