5月31日に東京でフィニッシュしたツアー・オブ・ジャパン。各賞ジャージを獲得した4選手のコメントを紹介。さらに、日本人最上位の留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)と、新人賞2位の島崎将男(日本ナショナルチーム)に話を聞いた。

独創的な目入れをしたダルマを手にした各賞ジャージの4選手 photo:Satoru Kato

「富士山はキツかった」と個人総合優勝のマッテオ・ファッブロ(ソリューションテックNIPPOラーリ) photo:Satoru Kato
このレースで優勝出来てとても嬉しく信じられない気持ち。チームにとっても良かったと思う。全ての皆さんにお礼を言いたい。ツアー・オブ・ジャパン全体を通して良いレースだったと思う。レースを楽しめたし、また出場したいと思っている。やはり富士山ステージが一番のキーポイントになった。その後タイムを失うことなくフィニッシュすることが出来た。

「将来はオリンピックに出場したい」とポイント賞のトンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO) photo:Satoru Kato
ジャージを獲得することが目標だったので、この結果を誇りに思う。チームスタッフや観客の皆さんにお礼を言いたい。やはり富士山ステージは一番厳しかった。このあと韓国のステージレースに出場するが、個人的にはイタリア選手権を大きな目標にしている。将来的には2032年オリンピックに出場したい。

「総合優勝が目標だった」と山岳賞のフランチェスコ・カロッロ(スワットクラブ) photo:Satoru Kato
目指していた総合優勝には届かなかったけれど、家族やチームスタッフが支えてくれたおかげで山岳賞を獲ることが出来た。その感謝を込めてダルマの目にハートを描いてみた。富士山もキツかったけれど、調子を落としていたので初日が一番キツく感じた。この次は6月末のイタリア選手権が目標。チームのメカニックの仕事も始めたので今後選手として続けるのかは正直分からないが、サイクリングを楽しんでいきたいし、キッカケがあれば勝利にこだわっていきたいとも思う。

「もっとヨーロッパで走る機会を得たい」と新人賞のウィル・ヒース(シーキャッシュXボディラップ) photo:Satoru Kato
新人賞ジャージを6日間着続けて嬉しいけれど、今はホッとした気分だ。一番厳しかったのは第3ステージ、その次に富士山だった。この後はアンドラでキャンプをして7月からレース出場を再開する予定。ヨーロッパでもっとレースに出場する機会を得て、その中で自分がどこまで成長出来るのかを見極めたい。
今大会での日本人選手は、留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)の個人総合10位が最上位となった一方、ステージ優勝や各賞ジャージの獲得はゼロに終わった。今回の海外選手との差をどう感じだのかを含め、留目と島崎将男(日本ナショナルチーム)に話を聞いた。

総合10位の留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)が日本人最上位 photo:Satoru Kato
個人総合10位という結果は、もうちょっと上に行ければと考えていたので嬉しい順位ではない。ちょっと色々噛み合わない部分もあったと思う。富士山は前半に無理しすぎて後半タレてしまったので、もっと自分のペースで登るべきだったかなと。来年以降出場する機会があればこの反省点を活かすようにして、総合優勝を狙えるようにしたい。

チームTTでは先頭牽引を長くこなした留目夕陽(愛三工業レーシングチーム) photo:Satoru Kato
今回出場した海外選手では、TEAM UKYOや(ベンジャミ・)プラデス選手のようにパンチ力のある別格の強さを持っていて、彼らと戦うには厳しい部分があった。でもまったく歯がたたないワケではなく、うまくチャンスが回って来なかったと言ってしまうとそれまでだけれど、ステージによっては山本哲央(TEAM UKYO)さんや岡篤志( Astemo宇都宮ブリッツェン)さんらが上位に絡めているように、日本人選手が勝てる可能性はあると思う。
チーム力についても、例えばTEAM UKYOは全員が集団の良い位置に陣取ることが出来ているけれど、なかなか出来ないこと。集団内の位置取り次第で変わってくるので、それはチームの今後の課題だと思う。

浅田顕氏が主宰する「ロード・トゥ・ラヴニール」提供のRTA賞を3回受賞した島崎将男(日本ナショナルチーム) photo:Satoru Kato
積極的な走りを見せた若手選手に贈られるRTA賞を3回受賞した島崎将男。残念ながら最終日に落車リタイアとなってしまい、初の完走はならなかった。東京ステージのスタート前に話を聞いた。
「ツアー・オブ・ジャパンは過去2回とも良いコンディションで臨めていなかったので、今回は日本でちゃんと仕上げて臨めたので走れていると思う。昨年まではベルギーで走っていたけれど、今年は国内を拠点にしていることもあってこの時期としては調子が良いと感じている。今年はとにかく楽しくやることを考えてやってきて、そうしたら力もついてきた。これまではいなべステージで終わってしまっていたが、楽しく走って上位に絡めるようになって、こうして最終日まで来られたので嬉しい。

新人賞ジャージのウィル・ヒース(シーキャッシュXボディラップ)とは3分差をつけられたが photo:Satoru Kato
昨年まではヨーロッパで結果を出さねばとプレッシャーを感じていたが、今年は気負わないようにしている。そう考えてきたことで調子を整えられたと思う。新人賞ジャージ争いでは1位の選手(ウィル・ヒース)にタイム差はつけられてしまったが、いなべや飯田では前でフィニッシュしているので実力的にはそこまで差は無いと感じている。上位勢の海外選手との差はあるけれど、届くレベルではあると思っている。
初めて登った富士山は今回23位だったけれど、総合を狙う選手以外は休息日と捉えている選手が多いので、実際にはもっと上がいると思う。次に出場する機会があれば富士山でトップ10に入るくらいまでになりたい。
全日本選手権はタイムトライアルとロード両方に出場する予定。TTはあまり得意ではないけれど、ロードの南魚沼のコースは自分向きだと考えている。シーズン後半に向けても調子を上げていけるようにしたい」
text&photo:Satoru Kato

個人総合優勝 マッテオ・ファッブロ(ソリューションテックNIPPOラーリ)

このレースで優勝出来てとても嬉しく信じられない気持ち。チームにとっても良かったと思う。全ての皆さんにお礼を言いたい。ツアー・オブ・ジャパン全体を通して良いレースだったと思う。レースを楽しめたし、また出場したいと思っている。やはり富士山ステージが一番のキーポイントになった。その後タイムを失うことなくフィニッシュすることが出来た。
ポイント賞 トンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)

ジャージを獲得することが目標だったので、この結果を誇りに思う。チームスタッフや観客の皆さんにお礼を言いたい。やはり富士山ステージは一番厳しかった。このあと韓国のステージレースに出場するが、個人的にはイタリア選手権を大きな目標にしている。将来的には2032年オリンピックに出場したい。
山岳賞 フランチェスコ・カロッロ(スワットクラブ)

目指していた総合優勝には届かなかったけれど、家族やチームスタッフが支えてくれたおかげで山岳賞を獲ることが出来た。その感謝を込めてダルマの目にハートを描いてみた。富士山もキツかったけれど、調子を落としていたので初日が一番キツく感じた。この次は6月末のイタリア選手権が目標。チームのメカニックの仕事も始めたので今後選手として続けるのかは正直分からないが、サイクリングを楽しんでいきたいし、キッカケがあれば勝利にこだわっていきたいとも思う。
新人賞 ウィル・ヒース(シーキャッシュXボディラップ)

新人賞ジャージを6日間着続けて嬉しいけれど、今はホッとした気分だ。一番厳しかったのは第3ステージ、その次に富士山だった。この後はアンドラでキャンプをして7月からレース出場を再開する予定。ヨーロッパでもっとレースに出場する機会を得て、その中で自分がどこまで成長出来るのかを見極めたい。
今大会での日本人選手は、留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)の個人総合10位が最上位となった一方、ステージ優勝や各賞ジャージの獲得はゼロに終わった。今回の海外選手との差をどう感じだのかを含め、留目と島崎将男(日本ナショナルチーム)に話を聞いた。
留目夕陽「海外選手は強いが勝てる可能性はある」

個人総合10位という結果は、もうちょっと上に行ければと考えていたので嬉しい順位ではない。ちょっと色々噛み合わない部分もあったと思う。富士山は前半に無理しすぎて後半タレてしまったので、もっと自分のペースで登るべきだったかなと。来年以降出場する機会があればこの反省点を活かすようにして、総合優勝を狙えるようにしたい。

今回出場した海外選手では、TEAM UKYOや(ベンジャミ・)プラデス選手のようにパンチ力のある別格の強さを持っていて、彼らと戦うには厳しい部分があった。でもまったく歯がたたないワケではなく、うまくチャンスが回って来なかったと言ってしまうとそれまでだけれど、ステージによっては山本哲央(TEAM UKYO)さんや岡篤志( Astemo宇都宮ブリッツェン)さんらが上位に絡めているように、日本人選手が勝てる可能性はあると思う。
チーム力についても、例えばTEAM UKYOは全員が集団の良い位置に陣取ることが出来ているけれど、なかなか出来ないこと。集団内の位置取り次第で変わってくるので、それはチームの今後の課題だと思う。
島崎将男「海外選手との差はあるけれど届くレベルだと思う」

積極的な走りを見せた若手選手に贈られるRTA賞を3回受賞した島崎将男。残念ながら最終日に落車リタイアとなってしまい、初の完走はならなかった。東京ステージのスタート前に話を聞いた。
「ツアー・オブ・ジャパンは過去2回とも良いコンディションで臨めていなかったので、今回は日本でちゃんと仕上げて臨めたので走れていると思う。昨年まではベルギーで走っていたけれど、今年は国内を拠点にしていることもあってこの時期としては調子が良いと感じている。今年はとにかく楽しくやることを考えてやってきて、そうしたら力もついてきた。これまではいなべステージで終わってしまっていたが、楽しく走って上位に絡めるようになって、こうして最終日まで来られたので嬉しい。

昨年まではヨーロッパで結果を出さねばとプレッシャーを感じていたが、今年は気負わないようにしている。そう考えてきたことで調子を整えられたと思う。新人賞ジャージ争いでは1位の選手(ウィル・ヒース)にタイム差はつけられてしまったが、いなべや飯田では前でフィニッシュしているので実力的にはそこまで差は無いと感じている。上位勢の海外選手との差はあるけれど、届くレベルではあると思っている。
初めて登った富士山は今回23位だったけれど、総合を狙う選手以外は休息日と捉えている選手が多いので、実際にはもっと上がいると思う。次に出場する機会があれば富士山でトップ10に入るくらいまでになりたい。
全日本選手権はタイムトライアルとロード両方に出場する予定。TTはあまり得意ではないけれど、ロードの南魚沼のコースは自分向きだと考えている。シーズン後半に向けても調子を上げていけるようにしたい」
text&photo:Satoru Kato
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