イネオス・グレナディアーズが新たなスポンサーを迎え、チーム名を「ネットカンパニー・イネオス」に変更すると発表した。ネットカンパニーはデンマークのITコンサルティング企業で、契約期間は5年間。新しいチーム名は5月8日開幕のジロ・デ・イタリアから使用される。



ジロ・デ・イタリアよりネットカンパニー・イネオスにチーム名が変更となる photo:INEOS Grenadiers

イネオスは今年3月、ネットカンパニーの参画を発表していた。同社はデンマークに本社を置くITコンサルティング企業で、イギリスのヒースロー空港における主要デジタル運用パートナーに選ばれるなど、欧州全域で事業を拡大している。急成長している企業が新たなタイトルスポンサーとなり、チーム名は「ネットカンパニー・イネオス・サイクリングチーム」に改まる。

この記者会見で注目されたのが、デイヴ・ブレイルスフォード氏がチーム代表兼スポーツディレクターとして現場に正式に戻ってきたことだろう。ブレイルスフォード氏はチームスカイの立ち上げから黄金期を築き、近年はイネオス社が運営に関与するマンチェスター・ユナイテッドにも携わっていた。

グレーを基調とした新しいチームキットも発表された photo:INEOS Grenadiers

ブレイルスフォード氏は記者会見で「我々のスポーツは人間の営みであり、トレーニングやレース、リカバリーにおける日々の判断が違いを生む。データが不足しているわけではない。本当の課題は、それをシンプルで実践的な行動へと変え、それを一貫して届けることにある。ネットカンパニーと組むことで、それをより良く実現できる。PULSE*によって我々はデータを整理し、重要な局面でより速く、より良い判断を支える明確なインサイトへと変えることができる」と、ネットカンパニーと組む意義について語った。

*ネットカンパニーによるヨーロッパ発のAI駆動型デジタルプラットフォーム

さらに記者会見にはレーシング・ディレクターのゲラント・トーマスの他、選手代表として元世界王者であるミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド)が登場。今季のメインカラーであるオレンジを差し色に用いた、グレー基調の新ジャージが公開された。

新体制のレース初披露は、5月8日にブルガリアで開幕するジロ・デ・イタリア。イネオスはエガン・ベルナル(コロンビア)を総合エースに、元タイムトライアルの世界王者であるフィリッポ・ガンナ(イタリア)も出場する予定だ。

text:Sotaro.Arakawa
photo:INEOS Grenadiers

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