逃げ切りが決まったツアー・オブ・ジ・アルプス第4ステージ。2年前にスピードスケートから転向した育成選手レナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング)が24.5kmを独走し、金星を挙げた。

前日勝者のトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) photo:CorVos
その名の通り、イタリアンアルプスを舞台にしたツアー・オブ・ジ・アルプス(UCI2.Pro)も残り2日。第4ステージはコース前半に2つの1級山岳を越える、ここまでで最も厳しいレイアウト。後半は下り基調ながら、それでも2つの丘が設定され、獲得標高差も4,000mを超えるタフなステージとなった。
167.8kmのレースは、1つ目の1級山岳で逃げ集団が形成され、36歳のベテランであるクリストファー・ユール=イェンセン(デンマーク、ジェイコ・アルウラー)ら5名が入る。前日の落車で石橋学がリタイアしたチーム右京からは、所属2年目のシモーネ・ラッカーニ(イタリア)が加わった。最初の2つの1級山岳はショーン・クイン(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)がどちらも先頭通過し、山岳賞ランキングでトップに立った。
それを追うメイン集団は、リーダーチームであるレッドブル・ボーラ・ハンスグローエが先導する。そのコントロールによって、残り50km地点でプロトンは約50名まで絞られ、2分のリードを保つ逃げではコース後半の丘でライナー・ケップリンガー(オーストリア、バーレーン・ヴィクトリアス)とレナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング)が加速。ヤシュのアタックにより一時単独先頭に立ったものの、ケップリンガーがユール=イェンセン、ラッカーニとともに合流した。

逃げ集団を形成したクリストファー・ユール=イェンセン(デンマーク、ジェイコ・アルウラー)ら5名 photo:CorVos

レッドブル・ボーラ・ハンスグローエが牽引したプロトン photo:Tour of the Alps
そして続く登り区間で再び、チューダープロサイクリングの育成チームに所属しながらトップチームの一員として走るヤシュがアタック。残り24.5km地点で単独先頭に立ったヤシュは、逃げ切り勝利を目指して踏み続ける。ヤシュは総合争いで脅威ではなかったため、プロトンは静観。しかし、ヤシュと同じく育成チーム所属のフアン・ロドリゲス(コロンビア、EFエデュケーション・イージーポスト)が飛び出し、逃げを追い抜いて単独追走を開始した。

残り24.5km地点から単独先頭に立ったレナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング) photo:Tour of the Alps
ロドリゲスは引き戻され、続いてマッテオ・ソブレロ(イタリア、リドル・トレック)とフェデリコ・イアコモーニ(イタリア、チーム右京)の2名が集団を飛び出して追走する。しかしそれでもヤシュには届かず、ヤシュが逃げからプロ初勝利を手に入れた。
ヤシュは怪我により2024年にスピードスケートから転向した25歳。クラブチームを経て2025年にレッドブルの育成チームから、チューダープロサイクリングの育成チームに移籍。そしてこの日、金星を手に入れた。

独走からプロ初勝利を掴んだレナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング) photo:CorVos
「ここにはマイケル・ストーラーをアシストするためにやってきた。だけどいま、ここで勝利者インタビューに答えている。信じられないし、素晴らしい日になった。逃げに入ったとき、人生最良の日と思うほど調子がよかった。脚は信じられないほど好調で、最初から自分の勝利を信じていた。クレイジーな日になった」とヤシュはコメントしている。
2位にはソブレロ、3位はイアコモーニが入った。また、総合首位はジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)がキープに成功。翌日の最終ステージは、今大会のクイーンステージとして行われる。

その名の通り、イタリアンアルプスを舞台にしたツアー・オブ・ジ・アルプス(UCI2.Pro)も残り2日。第4ステージはコース前半に2つの1級山岳を越える、ここまでで最も厳しいレイアウト。後半は下り基調ながら、それでも2つの丘が設定され、獲得標高差も4,000mを超えるタフなステージとなった。
167.8kmのレースは、1つ目の1級山岳で逃げ集団が形成され、36歳のベテランであるクリストファー・ユール=イェンセン(デンマーク、ジェイコ・アルウラー)ら5名が入る。前日の落車で石橋学がリタイアしたチーム右京からは、所属2年目のシモーネ・ラッカーニ(イタリア)が加わった。最初の2つの1級山岳はショーン・クイン(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)がどちらも先頭通過し、山岳賞ランキングでトップに立った。
それを追うメイン集団は、リーダーチームであるレッドブル・ボーラ・ハンスグローエが先導する。そのコントロールによって、残り50km地点でプロトンは約50名まで絞られ、2分のリードを保つ逃げではコース後半の丘でライナー・ケップリンガー(オーストリア、バーレーン・ヴィクトリアス)とレナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング)が加速。ヤシュのアタックにより一時単独先頭に立ったものの、ケップリンガーがユール=イェンセン、ラッカーニとともに合流した。


そして続く登り区間で再び、チューダープロサイクリングの育成チームに所属しながらトップチームの一員として走るヤシュがアタック。残り24.5km地点で単独先頭に立ったヤシュは、逃げ切り勝利を目指して踏み続ける。ヤシュは総合争いで脅威ではなかったため、プロトンは静観。しかし、ヤシュと同じく育成チーム所属のフアン・ロドリゲス(コロンビア、EFエデュケーション・イージーポスト)が飛び出し、逃げを追い抜いて単独追走を開始した。

ロドリゲスは引き戻され、続いてマッテオ・ソブレロ(イタリア、リドル・トレック)とフェデリコ・イアコモーニ(イタリア、チーム右京)の2名が集団を飛び出して追走する。しかしそれでもヤシュには届かず、ヤシュが逃げからプロ初勝利を手に入れた。
ヤシュは怪我により2024年にスピードスケートから転向した25歳。クラブチームを経て2025年にレッドブルの育成チームから、チューダープロサイクリングの育成チームに移籍。そしてこの日、金星を手に入れた。

「ここにはマイケル・ストーラーをアシストするためにやってきた。だけどいま、ここで勝利者インタビューに答えている。信じられないし、素晴らしい日になった。逃げに入ったとき、人生最良の日と思うほど調子がよかった。脚は信じられないほど好調で、最初から自分の勝利を信じていた。クレイジーな日になった」とヤシュはコメントしている。
2位にはソブレロ、3位はイアコモーニが入った。また、総合首位はジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)がキープに成功。翌日の最終ステージは、今大会のクイーンステージとして行われる。
ツアー・オブ・ジ・アルプス2026第4ステージ結果
| 1位 | レナート・ヤシュ(ドイツ、チューダープロサイクリング) | 4:28:06 |
| 2位 | マッテオ・ソブレロ(イタリア、リドル・トレック) | +0:10 |
| 3位 | フェデリコ・イアコモーニ(イタリア、チーム右京) | +0:11 |
| 4位 | フロリアン・ストーク(ドイツ、チューダープロサイクリング) | +0:20 |
| 5位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) | |
| 6位 | アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 7位 | トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | |
| 8位 | ヤコブ・オムルゼル(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
| 9位 | エンブレット・スヴェースタッド=ボードセン(ノルウェー、イネオス・グレナディアーズ) | |
| 10位 | エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ) |
個人総合成績
| 1位 | ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | 15:41:32 |
| 2位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:04 |
| 3位 | エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ) | |
| 4位 | アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:06 |
| 5位 | マッティア・ガッフーリ(イタリア、ピクニック・ポストNL) | +0:15 |
| 6位 | マティス・ロンデル(フランス、チューダープロサイクリング) | +0:19 |
| 7位 | ヤコブ・オムルゼル(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:29 |
| 8位 | クリス・ハーパー(オーストラリア、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | |
| 9位 | アレックス・トリオ(イタリア、バルディアーニCSF・7サベール) | |
| 10位 | マイケル・ストーラー(オーストラリア、チューダープロサイクリング) |
その他の特別賞
| ポイント賞 | トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) |
| 山岳賞 | ショーン・クイン(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) |
| ヤングライダー賞 | ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) |
| チーム総合成績 | レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, Tour of the Alps
photo:CorVos, Tour of the Alps
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