終盤まで落車が相次いだ混沌のシュヘルデプライス女子。ウィーベス不在の集団スプリントを、絶好のリードアウトを得たライバル、シャーロッテ・コール(オランダ、フェニックス・プレミアテック)が制した。

この日が25歳の誕生日だったカタリナ・ソト(チリ、ラボラルクチャ・フンダシオンエウスカディ) photo:CorVos
「スプリンターの世界選手権」とも呼ばれるシュヘルデプライス(UCI1.Pro)。2021年に始まった女子レースも同様に、石畳区間を含むスホーテンの周回コースを巡る130.3kmは、平坦基調のスプリンター向きのレイアウトだ。2021年から24年まで4連覇を達成したロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)は不在だったが、前回覇者エリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック)を含むトップスプリンターらが集った。
地元ベルギー出身の19歳、イルケン・セイナーブ(ロット・アンテルマルシェレディース)らによる逃げ集団は7名。追いかけるメイン集団からは2名が合流を目指して抜け出したものの、これは実らず。またプロトンでは大規模な落車が発生したが、大きな怪我なくレースは進行した。

落車の多いレースとなったシュヘルデプライス女子 photo:CorVos
残り58km地点の石畳区間では、プロトンからバルバラ・グアリスキ(イタリア、SDワークス・プロタイム)がアタックし、エーススプリンターなきチームに勝利をもたらすべく奮闘。これで追走のスピードが上がり、残り50km地点で逃げを吸収。その後はリドル・トレックなどがペースコントロールにあたり、終盤は激しい位置取り争いのなかで落車が連続した。
しかし優勝候補がそれに巻き込まれることはなく、最後の石畳区間でSDワークスが再び仕掛ける。単独先頭に立ったフェムケ・ヘリッツェ(オランダ、SDワークス・プロタイム)も、残り5km地点で吸収。勝負は予想通り集団スプリントに持ち込まれた。
残り2km地点でも集団落車が発生し、混沌とした集団前方では、リドル・トレックやヴィスマ・リースアバイクなどが主導権を握る。しかし最終ストレートではフェニックス・プレミアテックが集団先頭でアシストを並べ、絶好の位置からシャーロッテ・コール(オランダ、フェニックス・プレミアテック)が発射。ニンケ・フェインホーフェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)やバルサモを寄せ付けないスピードで、フィニッシュラインを通過した。

圧巻のリードアウトから大会初制覇したシャーロッテ・コール(オランダ、フェニックス・プレミアテック) photo:CorVos
スプリンターにとって嬉しいシュヘルデプライス初制覇を果たしたコールは「これまでずっと2位ばかりだったので、そろそろ勝たなければと思っていた。集団前方にチーム全員が揃い、理想的なタイミングだった。そしてトレーニング通りのリードアウトから勝てた」と喜ぶ。2024年のツール・ド・フランス・ファムでは区間2勝を挙げ、元チームメイトのウィーベスのライバルと目されていたコール。しかし2025年は不調に苦しみ、同年8月に現チームへ移籍。UAEツアーでは勝負に絡むことすらできていなかったが、3月ごろから徐々にコンディションを上げ、今季2勝目をマークした。

「スプリンターの世界選手権」とも呼ばれるシュヘルデプライス(UCI1.Pro)。2021年に始まった女子レースも同様に、石畳区間を含むスホーテンの周回コースを巡る130.3kmは、平坦基調のスプリンター向きのレイアウトだ。2021年から24年まで4連覇を達成したロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)は不在だったが、前回覇者エリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック)を含むトップスプリンターらが集った。
地元ベルギー出身の19歳、イルケン・セイナーブ(ロット・アンテルマルシェレディース)らによる逃げ集団は7名。追いかけるメイン集団からは2名が合流を目指して抜け出したものの、これは実らず。またプロトンでは大規模な落車が発生したが、大きな怪我なくレースは進行した。

残り58km地点の石畳区間では、プロトンからバルバラ・グアリスキ(イタリア、SDワークス・プロタイム)がアタックし、エーススプリンターなきチームに勝利をもたらすべく奮闘。これで追走のスピードが上がり、残り50km地点で逃げを吸収。その後はリドル・トレックなどがペースコントロールにあたり、終盤は激しい位置取り争いのなかで落車が連続した。
しかし優勝候補がそれに巻き込まれることはなく、最後の石畳区間でSDワークスが再び仕掛ける。単独先頭に立ったフェムケ・ヘリッツェ(オランダ、SDワークス・プロタイム)も、残り5km地点で吸収。勝負は予想通り集団スプリントに持ち込まれた。
残り2km地点でも集団落車が発生し、混沌とした集団前方では、リドル・トレックやヴィスマ・リースアバイクなどが主導権を握る。しかし最終ストレートではフェニックス・プレミアテックが集団先頭でアシストを並べ、絶好の位置からシャーロッテ・コール(オランダ、フェニックス・プレミアテック)が発射。ニンケ・フェインホーフェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)やバルサモを寄せ付けないスピードで、フィニッシュラインを通過した。

スプリンターにとって嬉しいシュヘルデプライス初制覇を果たしたコールは「これまでずっと2位ばかりだったので、そろそろ勝たなければと思っていた。集団前方にチーム全員が揃い、理想的なタイミングだった。そしてトレーニング通りのリードアウトから勝てた」と喜ぶ。2024年のツール・ド・フランス・ファムでは区間2勝を挙げ、元チームメイトのウィーベスのライバルと目されていたコール。しかし2025年は不調に苦しみ、同年8月に現チームへ移籍。UAEツアーでは勝負に絡むことすらできていなかったが、3月ごろから徐々にコンディションを上げ、今季2勝目をマークした。
シュヘルデプライス女子2026結果
| 1位 | シャーロッテ・コール(オランダ、フェニックス・プレミアテック) | 3:03:02 |
| 2位 | ニンケ・フェインホーフェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 3位 | エリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック) | |
| 4位 | ララ・ギレスピー(アイルランド、UAEチームADQ) | |
| 5位 | キアラ・コンソンニ(イタリア、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
Amazon.co.jp