先着したピエール・ゴーテラ(フランス、デカトロンCMA CGM)が斜行により降格処分となったアデリ・ドゥ・ヴィトレ。2着だったマルク・ブルステンガ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)が繰り上がりで、プロ初勝利を掴んだ。



収支雨のなか行われたアデリ・ドゥ・ヴィトレ photo:Classic Velox Adélie de Vitré

クラシック・ヴェロックス・アデリ・ドゥ・ヴィトレ(UCI1.1)は、今年で30回目を迎えるフランスのワンデーレース。ブルターニュのヴィトレに設定されたコースを12周する174.2kmで、背の低い丘が細かいアップダウンを生む。ただ、全体としては平坦基調で、スプリンター有利のレイアウトといえる。

雨のなかスタートしたレースは4名の逃げ集団が形成され、それをトタルエネルジーが先導するメイン集団が追いかける。レース後半に入ると、本大会が含まれるワンデーレースのシリーズ名「FDJユナイテッド」を冠するグルパマFDJユナイテッドも加勢。逃げとのタイム差が縮まるとプロトンからアタックが起こり、集団がバラけたものの、再び1つにまとまった。

残り5km地点で逃げは捉えられ、勝負は集団スプリントへ。コフィディスも集団前方で存在感を見せながらペースを作り、残り2kmからはワールドチームに昇格したロット・アンテルマルシェが牽引。集団は縦長になりながら、最終コーナーをピエール・ゴーテラ(フランス、デカトロンCMA CGM)が先頭で通過した。

ピエール・ゴーテラ(フランス、デカトロンCMA CGM)が先着するものの、勝利はマルク・ブルステンガ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ)の手に photo:Classic Velox Adélie de Vitré

しかし最終ストレートに入り、ゴーテラが先頭でスプリントを開始。ブルステンガやユーリ・レイタオン(ポルトガル、カハルラル・セグロスRGA)らが追い込んだものの、ゴーテラが先着した。

ガッツポーズで勝利を喜んだゴーテラだったが、最終ストレートでコース中央から右側に進路を変え、レイタオンやルイ・アルドゥアン(フランス、ヴァンリーゼル・ルーベ)の進路を妨害したとして、集団最後尾の16位への降格処分が下された。その結果、2着だったブルステンガに勝利が告げられた。

思わぬ形でプロ初勝利を得たブルステンガは、「この勝利は自分にとって本当に大きな意味がある。ここ数年は怪我で苦しんでいたので、これまで積み重ねてきた努力が報われた思いだ。キャリアのなかで最も苦しい時期でも僕を信頼してくれたチームに感謝している」と喜んだ。ブルステンガはカタルーニャ出身の26歳。2022年にリドル・トレックでプロデビューし、今年で3年目を迎えたエキポ・ケルンファルマにようやくの勝利をもたらした。

プロ初勝利を得たマルク・ブルステンガ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) photo:Classic Velox Adélie de Vitré
クラシック・ヴェロックス・アデリ・ドゥ・ヴィトレ2026結果
1位 マルク・ブルステンガ(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) 4:06:28
2位 ユーリ・レイタオン(ポルトガル、カハルラル・セグロスRGA)
3位 ルイ・アルドゥアン(フランス、ヴァンリーゼル・ルーベ)
4位 ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、ポルティ・ヴィジットマルタ)
5位 クレマン・ヴァントゥリーニ(フランス、ユニベット・ローズ・ロケッツ)
16位 ピエール・ゴーテラ(フランス、デカトロンCMA CGM)
text:Sotaro.Arakawa
photo:Classic Velox Adélie de Vitré

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