元チームメイト2名によるスプリントに持ち込まれたドワルス・ドール・フラーンデレン女子。マーレン・ロイサー(スイス、モビスター)がデミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)を下し、スイス人初となる優勝を飾った。

ミラノ〜サンレモを制したロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム) photo:CorVos
ロンド・ファン・フラーンデレンが春のクラシックシーズンの大一番であるのは女子レースも同じこと。4月1日に行われたドワルス・ドール・フラーンデレン女子は、2012年に始まり、今年UCIワールドツアーに昇格したワンデーレース。ベルギー・ワレヘムを発着点とする128.8kmには14箇所の急坂&石畳が設定され、3時間の戦いは最後まで目を離せない劇的なフィニッシュとなった。
前回覇者エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ)や欧州王者デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)が揃うスタート地点には、11日前のミラノ〜サンレモを制したロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)も名を連ねた。また2月のUAEツアーで落車したマーレン・ロイサー(スイス、モビスター)は、約2か月ぶりの実戦復帰だった。

石畳区間で仕掛けた、前回覇者のエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ) photo:CorVos
序盤に形成された逃げは残り44km地点で吸収され、登坂距離1.2kmを誇る最難関の急坂アイケンベルクでドイツ王者フランシスカ・コッホ(FDJユナイテッド・スエズ)がペースを上げる。人数が絞られた集団からフォレリングが加速すると、そこにはプック・ピーテルセ(オランダ、フェニックス・プレミアテック)ら3名しかついていけない。そこにロンゴボルギーニやコペッキーらの姿はなく、追走を強いられた。
しかし残り36km地点で追走が先頭集団に追いつき、続く石畳区間で今度はロンゴボルギーニが仕掛ける。その動きをきっかけにロイサーが飛び出し、単独先頭に立つ。タイムトライアル世界王者の独走に慌てたためか、追走集団の協調は整わない。その隙を突くようにローテーションを見限ったフォレリングが集団を飛び出し、単独でロイサーを追いかけた。

終盤で形成されたデミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)とマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:CorVos
その努力は残り22km地点で実り、かつてSDワークス・プロタイムでチームメイトだった豪華なコンビが誕生した。後続ではロンゴボルギーニを含むUAEチームADQら4名が中心となり追走したものの、グランツールでも総合争いをする2名との差はなかなか縮まらない。17秒のリードのまま、フォレリングとロイサーは残り1km地点を通過した。

フォレリングとのハンドル投げを制したマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:CorVos

勝利を喜ぶマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:CorVos
しかし互いにスプリントを意識した先頭2名のスピードは一気に落ち、追走集団を飛び出したリーケ・ノーイェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が単独で追いつく。最終ストレートでノーイェンはそのままスプリントを開始。その背後にフォレリング、さらにロイサーが続き、3名によるスプリントをロイサーが制した。
「正直、勝てるとは思っていなかった」と語ったロイサー。「キャット(ファーガソン)が後続集団にいたので、集団に捉えられても大丈夫だと思っていた。だから無理に踏まず、そのことはデミ(フォレリング)にも伝えていた。長く彼女の後ろについていたのが勝因となった」と、今季初勝利とともにスイス人初優勝を飾ったロイサーはそう振り返った。

ドワルス・ドール・フラーンデレン女子初制覇を達成したマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:CorVos

ロンド・ファン・フラーンデレンが春のクラシックシーズンの大一番であるのは女子レースも同じこと。4月1日に行われたドワルス・ドール・フラーンデレン女子は、2012年に始まり、今年UCIワールドツアーに昇格したワンデーレース。ベルギー・ワレヘムを発着点とする128.8kmには14箇所の急坂&石畳が設定され、3時間の戦いは最後まで目を離せない劇的なフィニッシュとなった。
前回覇者エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ)や欧州王者デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)が揃うスタート地点には、11日前のミラノ〜サンレモを制したロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)も名を連ねた。また2月のUAEツアーで落車したマーレン・ロイサー(スイス、モビスター)は、約2か月ぶりの実戦復帰だった。

序盤に形成された逃げは残り44km地点で吸収され、登坂距離1.2kmを誇る最難関の急坂アイケンベルクでドイツ王者フランシスカ・コッホ(FDJユナイテッド・スエズ)がペースを上げる。人数が絞られた集団からフォレリングが加速すると、そこにはプック・ピーテルセ(オランダ、フェニックス・プレミアテック)ら3名しかついていけない。そこにロンゴボルギーニやコペッキーらの姿はなく、追走を強いられた。
しかし残り36km地点で追走が先頭集団に追いつき、続く石畳区間で今度はロンゴボルギーニが仕掛ける。その動きをきっかけにロイサーが飛び出し、単独先頭に立つ。タイムトライアル世界王者の独走に慌てたためか、追走集団の協調は整わない。その隙を突くようにローテーションを見限ったフォレリングが集団を飛び出し、単独でロイサーを追いかけた。

その努力は残り22km地点で実り、かつてSDワークス・プロタイムでチームメイトだった豪華なコンビが誕生した。後続ではロンゴボルギーニを含むUAEチームADQら4名が中心となり追走したものの、グランツールでも総合争いをする2名との差はなかなか縮まらない。17秒のリードのまま、フォレリングとロイサーは残り1km地点を通過した。


しかし互いにスプリントを意識した先頭2名のスピードは一気に落ち、追走集団を飛び出したリーケ・ノーイェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が単独で追いつく。最終ストレートでノーイェンはそのままスプリントを開始。その背後にフォレリング、さらにロイサーが続き、3名によるスプリントをロイサーが制した。
「正直、勝てるとは思っていなかった」と語ったロイサー。「キャット(ファーガソン)が後続集団にいたので、集団に捉えられても大丈夫だと思っていた。だから無理に踏まず、そのことはデミ(フォレリング)にも伝えていた。長く彼女の後ろについていたのが勝因となった」と、今季初勝利とともにスイス人初優勝を飾ったロイサーはそう振り返った。

ドワルス・ドール・フラーンデレン女子2026結果
| 1位 | マーレン・ロイサー(スイス、モビスター) | 3:09:12 |
| 2位 | デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) | |
| 3位 | リーケ・ノーイェン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 4位 | ゾーイ・バックステッド(イギリス、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | +0:07 |
| 5位 | エリーネ・ヤンセン(オランダ、フォルカーヴェッセルズ) | |
| 6位 | キャット・ファーガソン(イギリス、モビスター) | |
| 7位 | シャーロッテ・コール(オランダ、フェニックス・プレミアテック) | |
| 8位 | フランシスカ・コッホ(ドイツ、FDJユナイテッド・スエズ) | |
| 9位 | カーリーン・スウィンケルス(オランダ、UAEチームADQ) | |
| 10位 | タリタ・デヨンフ(オランダ、ヒューマンパワードヘルス) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos