小山智也(ブルゴス・ブルペレットBH)が自身初のワールドツアーに臨んだロンデ・ファン・ブルッヘ。横風分断に落車、そしてアタック合戦が続いたレースは集団スプリントに持ち込まれ、ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ)が2019年以来2度目の優勝を飾った。

自身初のワールドツアーに臨んだ小山智也(ブルゴス・ブルペレットBH) photo:CorVos
今年で記念すべき50回目を迎えたロンデ・ファン・ブルッヘ(UCIワールドツアー)は、ベルギー北西に位置するブルージュを巡るワンデーレース。2023年から25年まではクラシック・ブルッヘ〜デパンネと呼ばれてきたが、今年再び名称変更が行われ、1978年からレース名につけられたデパンネが外れた。
コースはブルージュからその郊外を回る202.9kmの平坦路だ。昨年、終盤の狭いコース幅やスピードバンプにより落車が多発したため、コースが変更。そのため、より純粋な集団スプリントが予想されたレースに、前回覇者フアン・モラノ(コロンビア、UAEチームエミレーツXRG)や過去2連覇したヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)らトップスプリンターたちが集結。また、小山智也(ブルゴス・ブルペレットBH)は自身初のワールドツアー出場となった。

残り80km地点で横風分断が発生した photo:CorVos

3箇所設定された石畳区間を進むフアン・モラノ(コロンビア、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
レースは序盤からハイスピードで展開した。その理由は、集団に強風が吹き付け、集団分断を警戒した選手たちが激しい位置取り争いを繰り広げたため。残り80km地点でついにエシュロン(横風分断)が決まり、そして落車も重なって、先頭は僅か14名の選手たちに絞られた。
その中には、現在2連勝中と好調なディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ)が入り、その後に合流した後続の集団にはモラノも入っていたため難を逃れる。30名まで増えた先頭集団ではフルーネウェーヘンがパンクした場面もあったが、チームメイトのアシストで集団に復帰。さらにトタルエネルジーとフランダース・バロワーズの懸命な牽引によって後続集団も追いつき、レースは振り出しに戻った。
大集団で突入した石畳区間では、抗議者が石畳区間に座り込み、回避やその場の混乱の中で落車が発生。これにモラノも巻き込まれ、レースを棄権。再集合したプロトンではアタックが繰り返され、横風分断も起こる混沌とした展開に。それでもレースは40名程度の集団によるスプリントに持ち込まれ、先頭に押し出されたフィリプセンが早いタイミングで踏み込んだ。
しかし勝ったのは、そのスリップストリームを利用し、抜群のタイミングで飛び出したフルーネウェーヘンだった。

混沌の集団スプリントを制したディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ) photo:CorVos

2019年以来、2度目の優勝となったディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ) photo:CorVos
かつての輝きを取り戻し、今季初のワールドツアー勝利を手にしたフルーネウェーヘン。2019年以来2度目の大会制覇を、「混沌とした展開のなかでも、チームとして落ち着いて対処できた。フィリプセンがかなり早いタイミングで行ったので、僕は彼につき、最後に追い抜くだけだった」と振り返った。
なお、集団スプリントで番手を上げようとしたアモリ・カピオット(ベルギー、ジェイコ・アルウラー)がフィニッシュラインの手前で落車。鎖骨と股関節を骨折する怪我を負った。そして小山は、レース後に投稿した自身のレースレポートによると最初の1時間でリタイア。初のワールドツアーを「何をどう頑張っても完走できる気がしないレースは久しぶり。実力不足とか通り越して、走りながらテレビでレース見てる気分だった」と投稿し、レースの厳しさを伝えている。

今年で記念すべき50回目を迎えたロンデ・ファン・ブルッヘ(UCIワールドツアー)は、ベルギー北西に位置するブルージュを巡るワンデーレース。2023年から25年まではクラシック・ブルッヘ〜デパンネと呼ばれてきたが、今年再び名称変更が行われ、1978年からレース名につけられたデパンネが外れた。
コースはブルージュからその郊外を回る202.9kmの平坦路だ。昨年、終盤の狭いコース幅やスピードバンプにより落車が多発したため、コースが変更。そのため、より純粋な集団スプリントが予想されたレースに、前回覇者フアン・モラノ(コロンビア、UAEチームエミレーツXRG)や過去2連覇したヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)らトップスプリンターたちが集結。また、小山智也(ブルゴス・ブルペレットBH)は自身初のワールドツアー出場となった。


レースは序盤からハイスピードで展開した。その理由は、集団に強風が吹き付け、集団分断を警戒した選手たちが激しい位置取り争いを繰り広げたため。残り80km地点でついにエシュロン(横風分断)が決まり、そして落車も重なって、先頭は僅か14名の選手たちに絞られた。
その中には、現在2連勝中と好調なディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ)が入り、その後に合流した後続の集団にはモラノも入っていたため難を逃れる。30名まで増えた先頭集団ではフルーネウェーヘンがパンクした場面もあったが、チームメイトのアシストで集団に復帰。さらにトタルエネルジーとフランダース・バロワーズの懸命な牽引によって後続集団も追いつき、レースは振り出しに戻った。
大集団で突入した石畳区間では、抗議者が石畳区間に座り込み、回避やその場の混乱の中で落車が発生。これにモラノも巻き込まれ、レースを棄権。再集合したプロトンではアタックが繰り返され、横風分断も起こる混沌とした展開に。それでもレースは40名程度の集団によるスプリントに持ち込まれ、先頭に押し出されたフィリプセンが早いタイミングで踏み込んだ。
しかし勝ったのは、そのスリップストリームを利用し、抜群のタイミングで飛び出したフルーネウェーヘンだった。


かつての輝きを取り戻し、今季初のワールドツアー勝利を手にしたフルーネウェーヘン。2019年以来2度目の大会制覇を、「混沌とした展開のなかでも、チームとして落ち着いて対処できた。フィリプセンがかなり早いタイミングで行ったので、僕は彼につき、最後に追い抜くだけだった」と振り返った。
なお、集団スプリントで番手を上げようとしたアモリ・カピオット(ベルギー、ジェイコ・アルウラー)がフィニッシュラインの手前で落車。鎖骨と股関節を骨折する怪我を負った。そして小山は、レース後に投稿した自身のレースレポートによると最初の1時間でリタイア。初のワールドツアーを「何をどう頑張っても完走できる気がしないレースは久しぶり。実力不足とか通り越して、走りながらテレビでレース見てる気分だった」と投稿し、レースの厳しさを伝えている。
ロンデ・ファン・ブルッヘ2026結果
| 1位 | ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ユニベット・ローズ・ロケッツ) | 4:15:57 |
| 2位 | ヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) | |
| 3位 | マックス・カンター(ドイツ、XDSアスタナ) | |
| 4位 | スタニスワフ・アニオコウスキ(ポーランド、コフィディス) | |
| 5位 | ルカ・モッツァート(イタリア、チューダープロサイクリング) | |
| 6位 | パヴェル・ビットネル(チェコ、ピクニック・ポストNL) | |
| 7位 | イバン・ガルシア(スペイン、モビスター) | |
| 8位 | ローレンス・レックス(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | |
| 9位 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
| 10位 | ステフェン・デシュハイテニール(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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