集団スプリントに持ち込まれたボルタ・ア・カタルーニャ第2ステージは、終盤に一気に番手を上げたマグナス・コルト(デンマーク、ウノエックス・モビリティ)が勝利。初出場の大会で嬉しい今季初勝利を飾った。

総合争いに臨むトーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) photo:CorVos

ボルタ・ア・カタルーニャ第2ステージ image:A.S.O.
第105回ボルタ・ア・カタルーニャの2日目はフィゲラスを出発し、時計回りに市街地を巡りながらバニョラスを目指す167.4km。カテゴリー山岳は序盤に設定された2級山岳のみだが、後半に小高い丘を越える丘陵ステージだ。ラスト約27kmはほぼ下り基調のため、逃げとスプリンター向けと言えるレイアウトだ。
前日の白熱スプリントでレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を退け、勝利したフランス王者ドリアン・ゴドン(イネオス・グレナディアーズ)を先頭に161名の選手たちが走り出す。前日も逃げたバティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ)が入った逃げグループは5名。山岳賞ジャージを着用するヴェストロフールは唯一の2級山岳を越え、山岳賞でのリードを拡大し、中間スプリントポイントも全てトップ通過した。

NSNサイクリングチームらが牽引するプロトン photo:CorVos
そのためプロ2年目のヴェストロフールは、ポイント賞ランキングでも首位に浮上し、大会2日目で逃げから十分なアピールに成功した。追いかけるメイン集団はリーダーチームであるイネオス・グレナディアーズを中心に、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエやNSNサイクリングチームなどが先導。レース先頭ではロット・アンテルマルシェのヴェストロフールとリアム・スロック(ベルギー)の2名が粘った。

逃げから粘り、勝利を目指すロット・アンテルマルシェのバティスト・ヴェストロフール(フランス)とリアム・スロック(ベルギー) photo:CorVos
ヴェストロフールはスロックに逃げ切りの可能性を託したものの、徐々にスピードの上がるプロトンに残り1km地点で吸収された。最終左コーナーをアントン・チャーム(デンマーク、ウノエックス・モビリティ)が先頭でクリアし、フィニッシュの待つストレートで踏み込む。しかし本来引き上げるべきマグナス・コルト(デンマーク)との間にはイヴォ・オリヴェイラ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)とノア・イジドール(フランス、デカトロンCMA CGM)が入っていた。
チャームの牽引が終わり、オリヴェイラがスプリントを開始する。しかし残り250mからの仕掛けは早すぎたため、その背後についたコルトが前に出る。そしてそのトップスピードには、イジドールやフランチェスコ・ブザット(イタリア、アルペシン・プレミアテック)は届かず、コルトが勝利し腕を上げた。

スプリント勝利したマグナス・コルト(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) photo:CorVos

初出場の大会で勝利を飾ったマグナス・コルト(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) photo:CorVos
「終盤は下りで位置取りをしなければならない、難しいステージだった。残り1.5kmから集団後方にいた僕を、チームメイトが前方へと導いてくれた。そして最後はアントン(チャーム)がリードアウトを担ってくれた。チームワークで掴んだ勝利だ」と振り返ったコルト。「自分の脚質にも合うレイアウトが続くこの大会に、ずっと出場したいと思い続けてようやく出場できた。(近郊の)ジローナに住んでいたこともあり、コースは熟知しているので、まるでホームレースで勝った気分だよ」と続けた。
プロ初勝利を逃した21歳のイジドールは2位、3位はブザットで、前日勝者のゴドンは4位だった。
翌日の3日目は序盤の1級と2級山岳を立て続けに登るステージ。しかしその後は下りと丘が連続するため、2日目同様、逃げ集団とスプリントを狙うチームとの駆け引きが繰り広げられそうだ。


第105回ボルタ・ア・カタルーニャの2日目はフィゲラスを出発し、時計回りに市街地を巡りながらバニョラスを目指す167.4km。カテゴリー山岳は序盤に設定された2級山岳のみだが、後半に小高い丘を越える丘陵ステージだ。ラスト約27kmはほぼ下り基調のため、逃げとスプリンター向けと言えるレイアウトだ。
前日の白熱スプリントでレムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を退け、勝利したフランス王者ドリアン・ゴドン(イネオス・グレナディアーズ)を先頭に161名の選手たちが走り出す。前日も逃げたバティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ)が入った逃げグループは5名。山岳賞ジャージを着用するヴェストロフールは唯一の2級山岳を越え、山岳賞でのリードを拡大し、中間スプリントポイントも全てトップ通過した。

そのためプロ2年目のヴェストロフールは、ポイント賞ランキングでも首位に浮上し、大会2日目で逃げから十分なアピールに成功した。追いかけるメイン集団はリーダーチームであるイネオス・グレナディアーズを中心に、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエやNSNサイクリングチームなどが先導。レース先頭ではロット・アンテルマルシェのヴェストロフールとリアム・スロック(ベルギー)の2名が粘った。

ヴェストロフールはスロックに逃げ切りの可能性を託したものの、徐々にスピードの上がるプロトンに残り1km地点で吸収された。最終左コーナーをアントン・チャーム(デンマーク、ウノエックス・モビリティ)が先頭でクリアし、フィニッシュの待つストレートで踏み込む。しかし本来引き上げるべきマグナス・コルト(デンマーク)との間にはイヴォ・オリヴェイラ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG)とノア・イジドール(フランス、デカトロンCMA CGM)が入っていた。
チャームの牽引が終わり、オリヴェイラがスプリントを開始する。しかし残り250mからの仕掛けは早すぎたため、その背後についたコルトが前に出る。そしてそのトップスピードには、イジドールやフランチェスコ・ブザット(イタリア、アルペシン・プレミアテック)は届かず、コルトが勝利し腕を上げた。


「終盤は下りで位置取りをしなければならない、難しいステージだった。残り1.5kmから集団後方にいた僕を、チームメイトが前方へと導いてくれた。そして最後はアントン(チャーム)がリードアウトを担ってくれた。チームワークで掴んだ勝利だ」と振り返ったコルト。「自分の脚質にも合うレイアウトが続くこの大会に、ずっと出場したいと思い続けてようやく出場できた。(近郊の)ジローナに住んでいたこともあり、コースは熟知しているので、まるでホームレースで勝った気分だよ」と続けた。
プロ初勝利を逃した21歳のイジドールは2位、3位はブザットで、前日勝者のゴドンは4位だった。
翌日の3日目は序盤の1級と2級山岳を立て続けに登るステージ。しかしその後は下りと丘が連続するため、2日目同様、逃げ集団とスプリントを狙うチームとの駆け引きが繰り広げられそうだ。
ボルタ・ア・カタルーニャ2026第2ステージ
| 1位 | マグナス・コルト(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) | 3:45:28 |
| 2位 | ノア・イジドール(フランス、デカトロンCMA CGM) | |
| 3位 | フランチェスコ・ブザット(イタリア、アルペシン・プレミアテック) | |
| 4位 | ドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) | |
| 5位 | アルベルト・ダイネーゼ(イタリア、スーダル・クイックステップ) | |
| 6位 | ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) | |
| 7位 | ノア・ホッブス(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
| 8位 | イヴォ・オリヴェイラ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG) | |
| 9位 | トーン・アールツ(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 10位 | セルジ・ダルデル(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) |
個人総合成績
| 1位 | ドリアン・ゴドン(フランス、イネオス・グレナディアーズ) | 7:46:27 |
| 2位 | マグナス・コルト(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) | |
| 3位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:04 |
| 4位 | トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | +0:06 |
| 5位 | ギリェルモ・シルバ(ウルグアイ、XDSアスタナ) | +0:10 |
| 6位 | アンドレア・ラッカーニ(イタリア、スーダル・クイックステップ) | |
| 7位 | アントワーヌ・ロート(フランス、デカトロンCMA CGM) | |
| 8位 | レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
| 9位 | リュディ・モラール(フランス、グルパマFDJユナイテッド) | |
| 10位 | アントン・チャーム(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) |
その他の特別賞
| ポイント賞 | バティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ) |
| 山岳賞 | バティスト・ヴェストロフール(フランス、ロット・アンテルマルシェ) |
| ヤングライダー賞 | アンドレア・ラッカーニ(イタリア、スーダル・クイックステップ) |
| チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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