スーダル・クイックステップが2026シーズンに向けた新チームキットを公式に発表した。チームカラーのブルーを基調としつつ、「Shine for Safety(安全のために輝け)」の理念を反映したビビッドな蛍光イエローをアクセントにしたデザインを採用した。



新しいチームキットを着用したティム・メルリール(ベルギー) (c)Soudal Quick-Step
ミケル・ランダ(スペイン) (c)Soudal Quick-Step



新キットは長年パートナーシップを組むカステリとデザインされ、視認性の向上と安全性の強化を重視する考え方から生まれた。公道やレース中の高速走行時に視認されやすくなることを意図しており、トレーニングから本番レースまで幅広く対応するデザインだという。

キットにはチームとしてのクラシックなブルーと新たな蛍光イエローの組み合わせが採用されたほか、ショーツ背面にはセーフティ・ジョガー(Safety Jogger)のロゴが配され、タイトルスポンサーのスーダルとクイックステップと並んで安全性へのコミットメントが示されている。

ショーツ背面にはセーフティ・ジョガーのロゴ (c)Soudal Quick-Step
スペインでチーム合宿中のスーダル・クイックステップ (c)Soudal Quick-Step



発表に際し、エースを務めるスプリンター、ティム・メルリールは、「日々公道でトレーニングする時間は膨大。視認性を高めるデザインは大きなプラスだ」とコメント。「チームの伝統的な見た目を保ちながら、視認性が向上した点が気に入っている。大きなレースでこのキットを着られるのを誇りに思う」とコメントを残している。

また、カステリのグローバルブランドマネージャーを務めるスティーブ・スミス氏は2026キットについて「クラシックなチームカラーを維持しながら、特にトレーニング時やレース時に後方からの視認性を高める要素を導入した」と述べている。さらに、寒冷時や雨天時向けのジャケットやベストにも蛍光ライムカラーが採用され、シーズンを通じた視認性の保持に配慮されている。

また、スーダル・クイックステップはこの新しいキットに、1000回目のUCIレース勝利を示すゴールドスターをジャージ背面にあしらうなど、チームとしての歴史と未来への意志も示している。

text:So Isobe