11月2日(日)に静岡県御殿場市の「高根西ふれあい広場」で行われたJCXシリーズ第3戦。男子エリートを副島達海、女子エリート石田唯と共にTRKWorks所属の2名が勝利した。マスターズカテゴリーや、その他カテゴリーと共にレポートしていく。
女子エリート:石田唯(TRKWorks)がJCX2連勝

女子エリートは全日本チャンピオンの小林あか里(Liv Racing Japan)と竹村舞葉(SHIDO-WORKS)、石田唯(TRKWorks)などが最前列に並んだ photo:Michinari TAKAGI
女子エリート(WE1)は全日本チャンピオンの小林あか里(Liv Racing Japan)とJCX開幕戦を制した竹村舞葉(SHIDO-WORKS)、第2戦を制した石田唯(TRKWorks)などが最前列に並んだ。ジュニアカテゴリーと同時出走となったため2列目には小林碧(AX cyclocross team)が並び、スタートの時を待つ。
13時20分の号砲で一気に選手たちがスタートし、ロケットスタートを決めた石田がホールショットを獲得した。そして、石田は勢いそのまま、フィニッシュラインのある登りストレートを駆け上がっていく。

ロケットスタートを決めた石田唯(TRKWorks)がホールショットを獲得 photo:Michinari TAKAGI

テクニカルな森林区間を抜け、先頭の石田は独走開始 photo:Michinari TAKAGI

2番手につけるのは全日本チャンピオンジャージの小林あか里(Liv Racing Japan) photo:Michinari TAKAGI 
3番手を走るのはジュニアの小林碧(AX cyclocross team) photo:Michinari TAKAGI
テクニカルな森林区間を抜け、先頭の石田は独走開始。2番手につけるのは全日本チャンピオンジャージを着用する小林あか里、3番手はジュニアの小林碧と、エリート選手との混走ながら快走を見せていく。エリートの3位パックは竹村と椿井和佳奈(OLIVE)、鵜飼知春(and more)が連なりながら先頭を追いかけていく展開のままレースは進行した。
そしてホールショットを決めて1周目からトップに立ち、安定した走りで後続を寄せ付けないハイペースで駆け抜けた石田が、両手を広げながらJCX第3戦を制し、2連勝を達成。2位には21秒差で全日本チャンピオンの小林あか里がフィニッシュラインを越えた。

竹村舞葉(SHIDO-WORKS)が椿井和佳奈(OLIVE)、鵜飼知春(and more)と差を広げていく photo:Michinari TAKAGI

石田唯(TRKWorks)がガッツポーズをしながらJCX第3戦を制し、2連勝を達成 photo:Michinari TAKAGI
3番目にフィニッシュしたのはジュニアの小林碧で、エリート選手との混走ながら快走を見せた。女子エリートの3位は粘りの走りを見せた竹村が表彰台に上がっている。
「御殿場は好きなコースで、今回も良い走りができて良かったです。全日本選手権でまだ勝ったことがないので、今年は全日本チャンピオンになれるように頑張ります!」と、石田は達成感のある表情でコメントした。

監督の小林輝紀さんと喜びを分かち合う石田唯(TRKWorks) photo:Michinari TAKAGI

女子エリートの表彰式 photo:Michinari TAKAGI
男子エリート:副島達海(TRKWorks)が今季初優勝

95名のME1の選手たちが一斉にスタート photo:Keisuke AKIMOTO
全日本チャンピオンの織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)や沢田時(Astemo 宇都宮ブリッツェン)がイベントやグラベルレース参戦のため不在となった男子エリート(ME1)は、副島達海(TRKWorks)や高橋翔(TeensMAP)らが最前列に並んだ。
14時30分になり、ME1の選手たちが一斉にスタートし、ホールショットは副島が獲得。フィニッシュラインがある緩斜面のホームストレートを副島、松本一成(W.V.OTA)、加藤健悟(臼杵レーシング)、高橋の順で通過していく。

副島達海(TRKWorks)がホールショットを獲得 photo:Keisuke AKIMOTO

副島達海(TRKWorks)は華麗なバニーホップでシケインを越えていき、松本一成(W.V.OTA)との差を広げていく photo:Keisuke AKIMOTO

松本一成(W.V.OTA)はシケインを越えた後にチェーン落ちに見舞われ、加藤健悟(臼杵レーシング)が2位にポジションを上げた photo:Keisuke AKIMOTO 
後方から強烈な追い上げを見せた成田光志(OLIVE) photo:Keisuke AKIMOTO
森林区間を抜けて、シケインのエリアに最初に現れたのは副島と松本。しかし副島は華麗なバニーホップでシケインを越えていき、松本との差を広げる。一方の松本はシケインを越えた際にチェーン落ちに見舞われ、コースサイドでチェーンを戻している間に加藤が2位に浮上。
その後は松本が加藤に再び追いつき、追い越して2位へ舞い戻った。後方からは強烈な追い上げを見せた成田光志(OLIVE)が3位に上がり、2位を走る松本に追いつき2位パックが形成された。

2位パックの松本一成(W.V.OTA)と成田光志(OLIVE) photo:Keisuke AKIMOTO

副島達海(TRKWorks)がお決まりのゴールパフォーマンスを決めながら、今季初優勝 photo:Keisuke AKIMOTO
入れ替えの激しい2位争いとは対象的に、最初から最後までハイペースで先頭を走り続けた副島がお決まりのゴールパフォーマンスを決めながらフィニッシュラインを通過。今シーズンのJCXで初優勝を上げた。2位は松本、3位は成田が表彰台を獲得した。出走者95名中、完走者はわずか16名にとどまった。
「先週の亘理は調子が悪かったのですが、徐々にコンディションが上がってきて、MTBのコースに似ていたため楽しくレースできたので勝てました。全日本で勝つことを目標に、来週の幕張でも良い結果を残せるように頑張っていきたいと思います」と副島はレースを振り返り、笑顔でコメントした。

男子エリートの表彰式 photo:Michinari TAKAGI
その他のレース結果
男子ジュニアは山田駿太郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)が、女子ジュニアは小林碧(AX cyclocross team)がそれぞれ2連勝。アンダーカテゴリーのMU17は伊藤隆聖(Sonic-Racing)、MU15は花島聡太、 WU17は野口依央が優勝を決めた。

男子ジュニアとME2のスタートシーン photo:Michinari TAKAGI 
WU17の表彰式 photo:Michinari TAKAGI

WU17で優勝した野口依央の応援にモフモフのワンちゃんたちとご家族が応援に駆け付けた photo:Michinari TAKAGI 
MM35は佐野千尋(イナーメ信濃山形)が独走優勝 photo:Michinari TAKAGI

MM40の表彰式 photo:Michinari TAKAGI 
MM45の表彰式 photo:Michinari TAKAGI

MM50は生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス)が圧勝 photo:Michinari TAKAGI 
MM55を制した浅井秀樹(SNEL) photo:Michinari TAKAGI
マスターズクラスのMM35は佐野千尋(イナーメ信濃山形)、MM40は斉藤和哉(シルクロード)、MM45は大賀道博(615六甲朝練/輪心わごころ)、MM50は生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス)、MM55は浅井秀樹(SNEL)、MM60は羽鳥和重(cycleclub3UP.)、MM65は増田謙一(SHIDO-WORKS)、WMは西山みゆきが優勝。
ME2は細矢太樹(内房レーシングクラブ)、ME3は池谷隆太(PARK)、WE2+3は北島湊(日本ろう自転車競技協会)、ME4は佐藤光(TeamCyclersSNEL)が上位クラスへの昇格を決めている。キッズカテゴリーのCK3は綱嶋一信(TEAM ボンシャンス)、CK2は石井寿弥(sonic-racing)、CK1は横山悟(HADANO Cyclocross team)が制した。

恒例のマスターズカテゴリーの集合写真 photo:Michinari TAKAGI

MM60の羽鳥和重(cycleclub3UP.)とMM65の増田謙一(SHIDO-WORKS)はカテゴリーは違うが、ゴール争いを繰り広げた photo:Michinari TAKAGI 
MM55に参戦した栗村修(ツアー・オブ・ジャパン)は12位で完走を果たした photo:Michinari TAKAGI

WMの表彰式 photo:Michinari TAKAGI 
ME2は細矢太樹(内房レーシングクラブ)が優勝 photo:Michinari TAKAGI

WE2+3は北島湊(日本ろう自転車競技協会)が優勝 photo:Michinari TAKAGI 
キッズカテゴリーの選手たちが勢いよく駆け出していく photo:Michinari TAKAGI
女子エリート:石田唯(TRKWorks)がJCX2連勝

女子エリート(WE1)は全日本チャンピオンの小林あか里(Liv Racing Japan)とJCX開幕戦を制した竹村舞葉(SHIDO-WORKS)、第2戦を制した石田唯(TRKWorks)などが最前列に並んだ。ジュニアカテゴリーと同時出走となったため2列目には小林碧(AX cyclocross team)が並び、スタートの時を待つ。
13時20分の号砲で一気に選手たちがスタートし、ロケットスタートを決めた石田がホールショットを獲得した。そして、石田は勢いそのまま、フィニッシュラインのある登りストレートを駆け上がっていく。




テクニカルな森林区間を抜け、先頭の石田は独走開始。2番手につけるのは全日本チャンピオンジャージを着用する小林あか里、3番手はジュニアの小林碧と、エリート選手との混走ながら快走を見せていく。エリートの3位パックは竹村と椿井和佳奈(OLIVE)、鵜飼知春(and more)が連なりながら先頭を追いかけていく展開のままレースは進行した。
そしてホールショットを決めて1周目からトップに立ち、安定した走りで後続を寄せ付けないハイペースで駆け抜けた石田が、両手を広げながらJCX第3戦を制し、2連勝を達成。2位には21秒差で全日本チャンピオンの小林あか里がフィニッシュラインを越えた。


3番目にフィニッシュしたのはジュニアの小林碧で、エリート選手との混走ながら快走を見せた。女子エリートの3位は粘りの走りを見せた竹村が表彰台に上がっている。
「御殿場は好きなコースで、今回も良い走りができて良かったです。全日本選手権でまだ勝ったことがないので、今年は全日本チャンピオンになれるように頑張ります!」と、石田は達成感のある表情でコメントした。


男子エリート:副島達海(TRKWorks)が今季初優勝

全日本チャンピオンの織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)や沢田時(Astemo 宇都宮ブリッツェン)がイベントやグラベルレース参戦のため不在となった男子エリート(ME1)は、副島達海(TRKWorks)や高橋翔(TeensMAP)らが最前列に並んだ。
14時30分になり、ME1の選手たちが一斉にスタートし、ホールショットは副島が獲得。フィニッシュラインがある緩斜面のホームストレートを副島、松本一成(W.V.OTA)、加藤健悟(臼杵レーシング)、高橋の順で通過していく。




森林区間を抜けて、シケインのエリアに最初に現れたのは副島と松本。しかし副島は華麗なバニーホップでシケインを越えていき、松本との差を広げる。一方の松本はシケインを越えた際にチェーン落ちに見舞われ、コースサイドでチェーンを戻している間に加藤が2位に浮上。
その後は松本が加藤に再び追いつき、追い越して2位へ舞い戻った。後方からは強烈な追い上げを見せた成田光志(OLIVE)が3位に上がり、2位を走る松本に追いつき2位パックが形成された。


入れ替えの激しい2位争いとは対象的に、最初から最後までハイペースで先頭を走り続けた副島がお決まりのゴールパフォーマンスを決めながらフィニッシュラインを通過。今シーズンのJCXで初優勝を上げた。2位は松本、3位は成田が表彰台を獲得した。出走者95名中、完走者はわずか16名にとどまった。
「先週の亘理は調子が悪かったのですが、徐々にコンディションが上がってきて、MTBのコースに似ていたため楽しくレースできたので勝てました。全日本で勝つことを目標に、来週の幕張でも良い結果を残せるように頑張っていきたいと思います」と副島はレースを振り返り、笑顔でコメントした。

その他のレース結果
男子ジュニアは山田駿太郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)が、女子ジュニアは小林碧(AX cyclocross team)がそれぞれ2連勝。アンダーカテゴリーのMU17は伊藤隆聖(Sonic-Racing)、MU15は花島聡太、 WU17は野口依央が優勝を決めた。








マスターズクラスのMM35は佐野千尋(イナーメ信濃山形)、MM40は斉藤和哉(シルクロード)、MM45は大賀道博(615六甲朝練/輪心わごころ)、MM50は生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス)、MM55は浅井秀樹(SNEL)、MM60は羽鳥和重(cycleclub3UP.)、MM65は増田謙一(SHIDO-WORKS)、WMは西山みゆきが優勝。
ME2は細矢太樹(内房レーシングクラブ)、ME3は池谷隆太(PARK)、WE2+3は北島湊(日本ろう自転車競技協会)、ME4は佐藤光(TeamCyclersSNEL)が上位クラスへの昇格を決めている。キッズカテゴリーのCK3は綱嶋一信(TEAM ボンシャンス)、CK2は石井寿弥(sonic-racing)、CK1は横山悟(HADANO Cyclocross team)が制した。







エリート男子(ME1)リザルト
| 1位 | 副島達海(TRK Works) | 1:06:36.3 |
| 2位 | 松本一成(W.V.OTA) | +1:06 |
| 3位 | 成田光志(OLIVE) | +1:28 |
| 4位 | 野嵜然新(drawer THE RACING/桐光学園高等学校) | +2:35 |
| 5位 | 加藤健悟(臼杵レーシング) | +3:00 |
エリート女子(WE1)リザルト
| 1位 | 石田唯(TRKWorks) | 50:36.2 |
| 2位 | 小林あか里(Liv Racing Japan) | +0:21 |
| 3位 | 竹村舞葉(SHIDO-WORKS) | +3:09 |
| 4位 | 椿井和佳奈(OLIVE) | +3:43 |
| 5位 | 鵜飼知春(and more) | +4:46 |
その他カテゴリーのリザルト
| ME2 | 細矢太樹(内房レーシングクラブ) |
| ME3 | 池谷隆太(PARK) |
| ME4 | 佐藤光(TeamCyclersSNEL) |
| WE2+3 | 北島湊(日本ろう自転車競技協会) |
| MM35 | 佐野千尋(イナーメ信濃山形) |
| MM40 | 斉藤和哉(シルクロード) |
| MM45 | 大賀道博(615六甲朝練/輪心わごころ) |
| MM50 | 生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス) |
| MM55 | 浅井秀樹(SNEL) |
| MM60 | 羽鳥和重(cycleclub3UP.) |
| MM65 | 増田謙一(SHIDO-WORKS) |
| WM | 西山みゆき |
| MJ | 山田駿太郎(弱虫ペダルサイクリングチーム) |
| WJ | 小林碧(AX cyclocross team) |
| MU17 | 伊藤隆聖(Sonic-Racing) |
| WU17 | 野口依央 |
| MU15 | 花島聡太 |
| CK3 | 綱嶋一信(TEAM ボンシャンス) |
| CK2 | 石井寿弥(sonic-racing) |
| CK1 | 横山悟(HADANO Cyclocross team) |
photo:Keisuke AKIMOTO & Michinari TAKAGI
text:Michinari TAKAGI
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