キャノンデールやワフーを扱う輸入代理店のインターテックが展示会を開催。同社が取り扱う多彩なブランドの製品が一堂に会するこの機会に登場した注目製品をピックアップして紹介しよう。

パーツアセンブルなどが変化したKICKR BIKE PRO

フィジークのAliante R5サドルがアセンブルされている 
KICKR PROもズイフト操作が行いやすくなっている
ワフーからはスマートバイクのKICKR BIKE PRO、エントリーグレードトレーナーのKICKR CORE2が登場。インターテックはZWIFT RIDEの取り扱いも開始、KICKR CORE2とセットでの販売となる。特にKICKR BIKE PROはインドアトレーニングを気軽に、かつ本格的に行いたい方にピッタリなモデル。今モデルではデュアルコントロールレバー内蔵ボタンが一新され、ズイフトなどの操作が容易になっている。さらにハンドルバーやサドルにはフィジーク製のモデルが標準装備されていることも特徴だ。
KICKR CORE2は手頃な価格はそのままに、通信方式やハードウェア面でのアップデートを行なっており、価値の高い機種に進化を遂げている。

ZWIFT RIDE with KICKR COREの取り扱いが開始される

ZWIFT COGによってバーチャルシフトが可能となる 
ズイフトの操作が直感的に行えるコントローラーとなっている

進化を遂げたKICKR CORE2
KICKR CORE 2が搭載されたZWIFT RIDEは、室内ライド環境を常に用意しておきたい方にぴったりなスマートなモデル。練習するごとにローラー台を片付けることなく、家族で共有することができる利便性や、スマートなギアチェンジとボタン操作はインドアライドのクオリティを高めてくれるだろう。
ルートワークスのHandlebar Bagの新バージョンが登場した。以前のモデルより二回りほど大きくなり、収納物を選ばない仕様となっている。通常モデルは一眼レフカメラがちょうどフィットする大きさだったが、ビッグサイズモデルとなることで他のものも収納できる余裕が生まれている。タイヤとのクリアランス確保のため、20mm高く設置できるハイマウントも選べる。

ルートワークスのThe Big Handlebar Bagは定番モデルのサイズアップバージョン

横幅は270mmのためSTIレバーとのクリアランスは確保されている 
広い荷室によってなんでも運べるようになった
またこのバッグの特徴でもあるハードなフラップに備えられているポートが3つに増設。これによってサイコン、スマホ、ライトを同時にマウントすることが可能となった。もちろん内部ストレージも広くなったおかげで、収納できるものの可能性が広がっているため、バックポケットのないTシャツなどでサイクリングを楽しみたいという方にはぴったりなプロダクトだ。
オールドマンマウンテンの新しいフォークケージ「FLIP CAGE」とそれに合わせたスタッフバッグ「Hemlock with FLIP CAGE」が実用的なケージシステムとして注目の製品。FLiPという独自のシステムを採用しており、これによって専用バッグをワンタッチでの着脱を可能にしている。

Hemlock with FLIP CAGEは防水バッグとケージのセットとなっている

独自のマウントシステムで簡単かつ確実に固定する 
バンド固定のマウントとしても活用可能
そのバッグがHemlockだ。容量7リットルのロールトップ式防水バッグで、ビルトインされているフックをケージに引っ掛けて、レバーを90度回転させるだけで確実に固定が可能。これまでのフォークケージを活用して大容量ストレージを持ち運ぶ時はベルトで止める作業が必要だったが、FLIPシステムによってその作業から解放される。
FLIPのカーゴケージはL字型カーゴフィートを後付けすることで、一般的なカーゴケージとしても利用可能。その際はベルトで荷物を固定するため、大きさや形状など問わずに荷物を持ち運べる利点も兼ね備えている。見た目もスマートなので、機能性とデザイン性を両立させたいライダーにおすすめできる製品だ。

グイーのTPUチューブにはバルブ長の選択肢が増えた

バーテープのバリエーションも非常に多くなっている
アクセサリーブランドのグイーが展開しているTPUチューブに新しいバルブ長が登場。TPUチューブはパンクに強く、軽量で環境にも優しい特性がある。特にグラベルライドでは路面からの衝撃も多いため、従来のブチルチューブより耐久性の高いTPU素材は選択肢に入れても良さそう。
グラベル用チューブに40mmハイトのバルブ長が追加された。これによってグラベルユーザーもバルブ長さのミスマッチに悩まされることなく最適なチューブを選択できるようになった。
また、バーテープは豊富なカラーバリエーションが特徴的だ。「ユーザーの自転車に合わせて選びたい」というニーズに応えて色数を増やしており、展示会場のサンプル展示では膨大なカラーが並び、その数は見応えがあった。

ティフォージからは「MOAB LITE」という新モデルが登場した
アイウェアブランドのティフォージからは「MOAB LITE」という新モデルが登場した。これは人気モデルのMOABをベースとしつつ、フルリムの下部を省いたハーフリムタイプで、現在のトレンドを取り入れたデザインが特徴だ。
MOAB LITEは大型のレンズを採用しており、強い日差しや飛来物から目を保護するという役割も担ってくれる。そこにハーフリムの軽量性が加わることで、長時間の着用でも痛みの発生が抑えられるはずだ。調光タイプやミラータイプなど複数のバージョンがラインアップされている。

ゴーフローは女性向けのデザインもラインアップされている
反射ベストブランドのゴーフローブランドからは、「パフォーマンスフィット」が登場した。しなやかな生地を使用してフィット感を高めた製品で、サイクリング中のバタつきなども抑えられる機能性や、スタイリッシュさも加わっている。また、シュシュや犬用ベストも取り扱いが始まっているのことにも注目したい。
「夏の暑さが厳しい昨今、夜間や早朝に乗る人が増えている」として、安全確保のためにこうした視認性の高い製品の利用を推奨している。デザイン性を損なわずに安全性を確保できるため、通勤やトレーニングで薄暮時に走る機会の多いライダーには必携のアイテムだろう。

ケーエッジのサイコンマウントにXXLが登場した

一体型ハンドル用のマウントも展開されている
ケーエッジからは、ワフーのELEMNT ACEとガーミンのEdge 1050といった大型サイクルコンピューターに対応したマウントが登場。従来のXLサイズより太く長い「XXL」サイズとなり、エースをつけた上で下部にライトも取り付けられる強度を確保している。
特に一体型ハンドルユーザーにとって朗報で、今までは純正マウント以外では装着が難しかった状況が改善された。プロチームも採用するほどの品質で、サードパーティー製品ながら純正以上の精度を実現しているのが特徴だ。

BIKE TRAVEL BAGシリーズが新作&アップデート

バッグに挿入するプレートが色分けされ、作業性が高まっている 
キャスターは取り付け位置、数、形状がアップデートされた

イーボック MOUNTAINBIKE BAG PROが新登場
クリップオンホイール採用のBIKE TRAVEL BAGシリーズはホイールパーツの取り付け位置が改良された。また二輪になったことで安定性が増し、テーパー付きタイヤにより取り扱いが格段に軽くなった。
底面の素材変更によりROAD BIKE BAG PROは1.7kg、BIKE BAG PROは1kgの軽量化を実現。また、色分けされた支柱の挿入位置が分かりやすくなるなど、ユーザーフレンドリーな改良が施されている。
新たにマウンテンバイク版も登場し、ハンドルが取り外せないモデルに対応しやすくなっており、さらに簡単に、リスクを減らしたパッキングができるようになった。現在のトレンドやニーズに素早く応えてくれるのはMTBへの造詣が深いイーボックならではと言えるだろう。

VHSのV-3 CHAIN SOUND DAMPENERというチェーンステーガードは自分で切ってサイズ調整が行える

ライドラップのデモンストレーションには来場者が興味津々
ライドラップからはクランク用保護テープやチェーンステーガードなどの実用的な製品が登場している。特に注目は、 ライドラップが別ブランドであったVHSとパートナーシップを結び、インターテックでも取り扱いが開始したチェーンステーガード"V-3 CHAIN SOUND DAMPENER"。立体的な中空構造により衝撃吸収と静音性を両立していることが特徴だ。
自分でチェーンステーに合わせてカットできる設計で、フィルム型保護テープのように穴が開いたり破れたりする心配もなく、走行中の「カタカタ」という不快な音も防止できる。マウンテンバイク文化が盛んな国ならではの実用的な製品として、日本のMTBユーザーにもピッタリなアイテムとなりそうだ。
また、クランク保護テープは、クランクの擦り傷やシューズとの擦れダメージから保護してくれる製品。高価なコンポーネントを長持ちさせたいライダーには必須のアイテムと言えるだろう。ライドラップ、VHSともにマウンテンバイクのメッカとして知られるウィスラーなどがあるカナダ発のブランドだけあり、ユーザーが求めているものを汲み取った製品の開発に長けている。愛車を守るための製品を探しているサイクリストはぜひ注目してもらいたい。
Report : Gakuto Fujiwara



ワフーからはスマートバイクのKICKR BIKE PRO、エントリーグレードトレーナーのKICKR CORE2が登場。インターテックはZWIFT RIDEの取り扱いも開始、KICKR CORE2とセットでの販売となる。特にKICKR BIKE PROはインドアトレーニングを気軽に、かつ本格的に行いたい方にピッタリなモデル。今モデルではデュアルコントロールレバー内蔵ボタンが一新され、ズイフトなどの操作が容易になっている。さらにハンドルバーやサドルにはフィジーク製のモデルが標準装備されていることも特徴だ。
KICKR CORE2は手頃な価格はそのままに、通信方式やハードウェア面でのアップデートを行なっており、価値の高い機種に進化を遂げている。




KICKR CORE 2が搭載されたZWIFT RIDEは、室内ライド環境を常に用意しておきたい方にぴったりなスマートなモデル。練習するごとにローラー台を片付けることなく、家族で共有することができる利便性や、スマートなギアチェンジとボタン操作はインドアライドのクオリティを高めてくれるだろう。
ルートワークスのHandlebar Bagの新バージョンが登場した。以前のモデルより二回りほど大きくなり、収納物を選ばない仕様となっている。通常モデルは一眼レフカメラがちょうどフィットする大きさだったが、ビッグサイズモデルとなることで他のものも収納できる余裕が生まれている。タイヤとのクリアランス確保のため、20mm高く設置できるハイマウントも選べる。



またこのバッグの特徴でもあるハードなフラップに備えられているポートが3つに増設。これによってサイコン、スマホ、ライトを同時にマウントすることが可能となった。もちろん内部ストレージも広くなったおかげで、収納できるものの可能性が広がっているため、バックポケットのないTシャツなどでサイクリングを楽しみたいという方にはぴったりなプロダクトだ。
オールドマンマウンテンの新しいフォークケージ「FLIP CAGE」とそれに合わせたスタッフバッグ「Hemlock with FLIP CAGE」が実用的なケージシステムとして注目の製品。FLiPという独自のシステムを採用しており、これによって専用バッグをワンタッチでの着脱を可能にしている。



そのバッグがHemlockだ。容量7リットルのロールトップ式防水バッグで、ビルトインされているフックをケージに引っ掛けて、レバーを90度回転させるだけで確実に固定が可能。これまでのフォークケージを活用して大容量ストレージを持ち運ぶ時はベルトで止める作業が必要だったが、FLIPシステムによってその作業から解放される。
FLIPのカーゴケージはL字型カーゴフィートを後付けすることで、一般的なカーゴケージとしても利用可能。その際はベルトで荷物を固定するため、大きさや形状など問わずに荷物を持ち運べる利点も兼ね備えている。見た目もスマートなので、機能性とデザイン性を両立させたいライダーにおすすめできる製品だ。


アクセサリーブランドのグイーが展開しているTPUチューブに新しいバルブ長が登場。TPUチューブはパンクに強く、軽量で環境にも優しい特性がある。特にグラベルライドでは路面からの衝撃も多いため、従来のブチルチューブより耐久性の高いTPU素材は選択肢に入れても良さそう。
グラベル用チューブに40mmハイトのバルブ長が追加された。これによってグラベルユーザーもバルブ長さのミスマッチに悩まされることなく最適なチューブを選択できるようになった。
また、バーテープは豊富なカラーバリエーションが特徴的だ。「ユーザーの自転車に合わせて選びたい」というニーズに応えて色数を増やしており、展示会場のサンプル展示では膨大なカラーが並び、その数は見応えがあった。

アイウェアブランドのティフォージからは「MOAB LITE」という新モデルが登場した。これは人気モデルのMOABをベースとしつつ、フルリムの下部を省いたハーフリムタイプで、現在のトレンドを取り入れたデザインが特徴だ。
MOAB LITEは大型のレンズを採用しており、強い日差しや飛来物から目を保護するという役割も担ってくれる。そこにハーフリムの軽量性が加わることで、長時間の着用でも痛みの発生が抑えられるはずだ。調光タイプやミラータイプなど複数のバージョンがラインアップされている。

反射ベストブランドのゴーフローブランドからは、「パフォーマンスフィット」が登場した。しなやかな生地を使用してフィット感を高めた製品で、サイクリング中のバタつきなども抑えられる機能性や、スタイリッシュさも加わっている。また、シュシュや犬用ベストも取り扱いが始まっているのことにも注目したい。
「夏の暑さが厳しい昨今、夜間や早朝に乗る人が増えている」として、安全確保のためにこうした視認性の高い製品の利用を推奨している。デザイン性を損なわずに安全性を確保できるため、通勤やトレーニングで薄暮時に走る機会の多いライダーには必携のアイテムだろう。


ケーエッジからは、ワフーのELEMNT ACEとガーミンのEdge 1050といった大型サイクルコンピューターに対応したマウントが登場。従来のXLサイズより太く長い「XXL」サイズとなり、エースをつけた上で下部にライトも取り付けられる強度を確保している。
特に一体型ハンドルユーザーにとって朗報で、今までは純正マウント以外では装着が難しかった状況が改善された。プロチームも採用するほどの品質で、サードパーティー製品ながら純正以上の精度を実現しているのが特徴だ。




クリップオンホイール採用のBIKE TRAVEL BAGシリーズはホイールパーツの取り付け位置が改良された。また二輪になったことで安定性が増し、テーパー付きタイヤにより取り扱いが格段に軽くなった。
底面の素材変更によりROAD BIKE BAG PROは1.7kg、BIKE BAG PROは1kgの軽量化を実現。また、色分けされた支柱の挿入位置が分かりやすくなるなど、ユーザーフレンドリーな改良が施されている。
新たにマウンテンバイク版も登場し、ハンドルが取り外せないモデルに対応しやすくなっており、さらに簡単に、リスクを減らしたパッキングができるようになった。現在のトレンドやニーズに素早く応えてくれるのはMTBへの造詣が深いイーボックならではと言えるだろう。


ライドラップからはクランク用保護テープやチェーンステーガードなどの実用的な製品が登場している。特に注目は、 ライドラップが別ブランドであったVHSとパートナーシップを結び、インターテックでも取り扱いが開始したチェーンステーガード"V-3 CHAIN SOUND DAMPENER"。立体的な中空構造により衝撃吸収と静音性を両立していることが特徴だ。
自分でチェーンステーに合わせてカットできる設計で、フィルム型保護テープのように穴が開いたり破れたりする心配もなく、走行中の「カタカタ」という不快な音も防止できる。マウンテンバイク文化が盛んな国ならではの実用的な製品として、日本のMTBユーザーにもピッタリなアイテムとなりそうだ。
また、クランク保護テープは、クランクの擦り傷やシューズとの擦れダメージから保護してくれる製品。高価なコンポーネントを長持ちさせたいライダーには必須のアイテムと言えるだろう。ライドラップ、VHSともにマウンテンバイクのメッカとして知られるウィスラーなどがあるカナダ発のブランドだけあり、ユーザーが求めているものを汲み取った製品の開発に長けている。愛車を守るための製品を探しているサイクリストはぜひ注目してもらいたい。
Report : Gakuto Fujiwara
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