UCIグランフォンドワールドシリーズの「ニセコクラシック」3日目は140kmと80kmのロードレースが行われた。注目の男子140kmは、19-34歳クラスは石井雄悟(MASXSAURUS)、35-39歳クラスは加藤大貴(COW GUMMA)、40-44歳クラスは南広樹(TeamZenko)、45歳-49歳クラスは松木健治(VC VELOCE)がそれぞれ優勝した。

140kmクラスで今大会最多の124名がスタートした男子19-34歳 photo:Satoru Kato
2026年のグランフォンド世界選手権のプレ大会として開催されている「ニセコクラシック」。3日間の日程最終日は、メインイベントのロードレースが行われた。
世界選手権プレ大会としての開催にあたり、大きな変更点があった。昨年まで150kmで行われていたレースは10km短縮して140kmとなり、従来と逆方向に走行することになった。獲得標高は2370mとなり、昨年より100mほど減ったものの、コース最高点のニセコパノラマラインへの登りが前半から後半に移動した。これによりコースの性格が大きく変わり、グランフォンド世界チャンピオンの高岡亮寛(Roppongi Express)は前日のトークショーで「より自分向きなコースになったと思う」と評した。
これに伴い、短距離の80kmクラスも倶知安町をスタートしてニセコパノラマラインを登り、倶知安町に戻ってフィニッシュするコースに改められ、獲得標高1572mの山岳コースに生まれかわった。

早朝の羊蹄山を背に倶知安町からニセコ町へ photo:Satoru Kato
レースは朝6時にスタート。140kmクラスは19歳-34歳、35歳-39歳、40歳-45歳、45歳-49歳、北海道車連レースと、5つのカテゴリーに分け、5分間隔でスタートした。昨年までは短い間隔でスタートしたのち、全てのカテゴリーをまとめて一つの集団にしてリアルスタートが切られたが、今回は一つにまとめず、それぞれのカテゴリーを時差スタートの別レースとして行われた。
スタート直後は晴れていたものの、レースの進行と共に雲が広がる天気。しかしフィニッシュに合わせて晴れ間が戻り、雲に姿を隠していた羊蹄山がフィニッシュを見守った。ここでは男子140kmクラスの4つのカテゴリーの結果をレポートする。
19-34歳 富士ヒル覇者の石井雄悟が優勝

男子140km19-34歳 レース前半を逃げた2名 photo:Satoru Kato 
男子140km 19-34歳 終盤は石井雄悟(MASXSAURUS)と大前翔(Roppongi Express)がレースを主導 photo:Satoru Kato

男子140km 19-34歳 石井雄悟(MASXSAURUS、右端)がハンドルの投げ合いを制する photo:Satoru Kato
140kmクラス最多のエントリーとなった19-34歳カテゴリーは、序盤から小出樹(ロードレース男子部)と小嶋渓円(MiNERVA-asahi)の2名が先行。後続の集団との差は一時5分近くまで広がるものの、後半のニセコパノラマラインへの登りを前に吸収される。
終盤に入ると大前翔(Roppongi Express)と、今年の富士ヒルクライム覇者である石井雄悟(MASXSAURUS)がレースを主導。最後は石井、大前、大石章瑛(備後しまなみeNShare)ら3名でハンドルの投げ合いとなるスプリント勝負となり、僅差で大石が先着。富士ヒルクライムに続きビッグタイトルを手にした。

男子140km 19-34歳 表彰式 photo:Satoru Kato
35-39歳 加藤大貴が優勝

男子140km 35-39歳 ニセコパノラマラインを経て先行した集団 photo:Satoru Kato

男子140km 35-39歳 優勝した加藤大貴(COW GUMMA、右)と2位の田中裕士が健闘を讃えあう photo:Satoru Kato
83名が出走した35-39歳カテゴリーは、ニセコパノラマラインを経ての終盤に加藤大貴(COW GUMMA)と田中裕士の2名が抜け出したレースを主導。最後は加藤が先着し、ニセコクラシック2度目の出場にして初優勝を決めた。

男子140km 35-39歳 表彰式 photo:Satoru Kato
40-44歳 南広樹が優勝

男子140km 40-44歳 集団最前列に前年優勝の小林亮(soleil de lest)の姿 photo:Satoru Kato

男子140km 40-44歳 南広樹(TeamZenko)が優勝 photo:Satoru Kato
77名が出場した40-44歳カテゴリーは、南広樹(TeamZenko)が優勝。昨年150kmクラス総合優勝の小林亮(soleil de lest)が3位に入った。

男子140km 40-44歳 表彰式 photo:Satoru Kato
45歳-49歳 松木健治が2019年以来の優勝

男子140km 45-49歳 世界チャンピオンジャージを着る高岡亮寛(Roppongi Express)は集団前方でレースを進める photo:Satoru Kato

男子140km45-49歳 松木健治(VC VELOCE)が高岡亮寛(Roppongi Express)を破って優勝 photo:Satoru Kato
グランフォンド世界チャンピオンの高岡亮寛をはじめとするベテラン強豪ホビーレーサーがエントリーした45歳-49歳カテゴリーは、高岡、松木健治(VC VELOCE)、田崎友康(F(t)麒麟山レーシング)ら3名での勝負となり、最後は松木が高岡を抑えて先着。2019年の総合優勝以来6年ぶりのニセコクラシック優勝を決めた。

男子140km 45-49歳 photo:Satoru Kato

男子80km 50-54歳 photo:Satoru Kato 
男子80km 55-59歳 photo:Satoru Kato

女子80km 19-34歳 photo:Satoru Kato 
女子80km 35-39歳 photo:Satoru Kato
その他表彰式の写真は下記リンクよりフォトギャラリーへ
text&photo:Satoru Kato

2026年のグランフォンド世界選手権のプレ大会として開催されている「ニセコクラシック」。3日間の日程最終日は、メインイベントのロードレースが行われた。
世界選手権プレ大会としての開催にあたり、大きな変更点があった。昨年まで150kmで行われていたレースは10km短縮して140kmとなり、従来と逆方向に走行することになった。獲得標高は2370mとなり、昨年より100mほど減ったものの、コース最高点のニセコパノラマラインへの登りが前半から後半に移動した。これによりコースの性格が大きく変わり、グランフォンド世界チャンピオンの高岡亮寛(Roppongi Express)は前日のトークショーで「より自分向きなコースになったと思う」と評した。
これに伴い、短距離の80kmクラスも倶知安町をスタートしてニセコパノラマラインを登り、倶知安町に戻ってフィニッシュするコースに改められ、獲得標高1572mの山岳コースに生まれかわった。

レースは朝6時にスタート。140kmクラスは19歳-34歳、35歳-39歳、40歳-45歳、45歳-49歳、北海道車連レースと、5つのカテゴリーに分け、5分間隔でスタートした。昨年までは短い間隔でスタートしたのち、全てのカテゴリーをまとめて一つの集団にしてリアルスタートが切られたが、今回は一つにまとめず、それぞれのカテゴリーを時差スタートの別レースとして行われた。
スタート直後は晴れていたものの、レースの進行と共に雲が広がる天気。しかしフィニッシュに合わせて晴れ間が戻り、雲に姿を隠していた羊蹄山がフィニッシュを見守った。ここでは男子140kmクラスの4つのカテゴリーの結果をレポートする。
19-34歳 富士ヒル覇者の石井雄悟が優勝



140kmクラス最多のエントリーとなった19-34歳カテゴリーは、序盤から小出樹(ロードレース男子部)と小嶋渓円(MiNERVA-asahi)の2名が先行。後続の集団との差は一時5分近くまで広がるものの、後半のニセコパノラマラインへの登りを前に吸収される。
終盤に入ると大前翔(Roppongi Express)と、今年の富士ヒルクライム覇者である石井雄悟(MASXSAURUS)がレースを主導。最後は石井、大前、大石章瑛(備後しまなみeNShare)ら3名でハンドルの投げ合いとなるスプリント勝負となり、僅差で大石が先着。富士ヒルクライムに続きビッグタイトルを手にした。

35-39歳 加藤大貴が優勝


83名が出走した35-39歳カテゴリーは、ニセコパノラマラインを経ての終盤に加藤大貴(COW GUMMA)と田中裕士の2名が抜け出したレースを主導。最後は加藤が先着し、ニセコクラシック2度目の出場にして初優勝を決めた。

40-44歳 南広樹が優勝


77名が出場した40-44歳カテゴリーは、南広樹(TeamZenko)が優勝。昨年150kmクラス総合優勝の小林亮(soleil de lest)が3位に入った。

45歳-49歳 松木健治が2019年以来の優勝


グランフォンド世界チャンピオンの高岡亮寛をはじめとするベテラン強豪ホビーレーサーがエントリーした45歳-49歳カテゴリーは、高岡、松木健治(VC VELOCE)、田崎友康(F(t)麒麟山レーシング)ら3名での勝負となり、最後は松木が高岡を抑えて先着。2019年の総合優勝以来6年ぶりのニセコクラシック優勝を決めた。





その他表彰式の写真は下記リンクよりフォトギャラリーへ
text&photo:Satoru Kato
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