圧巻のチームワークを大会2勝目に繋げたマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)。最終リードアウトで貢献しマリアビアンカを得たヴァチェクや、登りで遅れたファンアールトなど、選手のコメントからジロ3日目を振り返ります。
ステージ優勝&マリアローザ マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)

スタート前に拳を合わすマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)とプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:CorVos
レース直後インタビュー
長い登り(2級山岳)で、僕が限界を超えないペースで集団をコントロールするのが、今朝立てた作戦だった。登りを含め、レースを通してチームの全員が素晴らしい走りをしてくれた。登りでは可能な限り集団の主導権を握り、人数を絞り込む理想的な展開に持ち込むことができた。
チッコーネとヴァチェクによる素晴らしいリードアウトのおかげで、ステージ2勝目を手に入れることができた。勝利だけではなく、マリアローザ奪還にも成功し、思い描いていた通りのレースとなった。
チッコーネによるリードアウトは、彼の性格と人間性を表している。彼の目標は総合成績であるにもかかわらず、チームプレイに徹して僕を助けてくれた。これこそが、互いに協力し合うリドル・トレックというチームを象徴する走りだ。山岳では僕が彼をアシストして、彼の走りに報いたい。

前日に失ったマリアローザを奪い返したマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック) photo:RCS Sport
記者会見でのコメント
クラシックシーズンから好調をここまで維持することができている。初日に丘1つない平坦ステージだったら、僕は5位だったかもしれない。(ステージ2勝は)初日と今日のステージが僕に適したレイアウトだったことが大きな要因だ。しかし、チームとして良いコンディションでここに臨むために努力してきたことは言っておきたい。
(最終リードアウトを担当した)ヴァチェクは素晴らしい若手選手だ。彼には素晴らしい未来が待っているだろうし、今大会で彼の勝つチャンスが訪れるなら、僕はこの身を捧げてアシストするつもりだ。クラシックレースでも彼は僕のアシストに徹してくれた。だからこそ勝利に相応しい選手なんだ。
ステージ2位 コービン・ストロング(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック)

2位と勝利に迫ったストロング photo:RCS Sport
惜しいスプリントだった。脚の調子が良ければ勝てるという自信は常に持っている。第1ステージでコンディションを確かめ、その自信は増していた。
登りでは厳しい戦いを強いられ、頂上手前で集団から遅れてしまった。時間はかかったものの、ヤコブ(フルサン)のおかげで集団復帰することができた。追走に力を使ったものの、まだ脚に力は残っている感覚だった。今シーズンは思い通りに進んでいないので、大きな勝利での復活を願っていた。強力なチームと共に、この後のステージで勝利できるよう頑張りたい。
マリアビアンカ(ヤングライダー賞)マティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック)

大会初日同様、3日目もレース展開を掌握したリドル・トレック photo:RCS Sport
作戦を忠実に実行できたステージだった。登りで有力スプリンターたちを集団からふるい落とし、最後は集団スプリントに持ち込んだ。最後は僕とチッコーネでリードアウトし、マッズを勝利へと導いた。本当に嬉しいよ。
登りで遅れ、その後集団復帰したコービン・ストロングを注視していた。だが、マッズが集団では最も速い選手だと分かっていた。だから初日のようなリードアウトをすれば、勝てると信じていた。マッズは良い手本であると同時に、ジョークを言い合えるフランクな人だよ。だから彼の勝利をアシストすることに誇りを感じている。
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDSアスタナ)
今日の狙いは登りで飛び出し、ステージ優勝することだった。ペリョ(ビルバオ)と話し合い、(2級山岳を越えて)10kmほど全力で勝利を目指した。しかしプロトンとの差が拡がらなかったので踏み止めたんだ。脚の調子は良く、明日は移動日で、その後2日はスプリンターズステージ。だから今日は良いトライができた。
マリアアッズーラを狙っているが、僕ら全員の目標はステージ優勝。失いものがないからこそ今日は仕掛けたんだ。このジャージと共にイタリア本土に戻ることができて嬉しいよ。
2級山岳で遅れたワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)

2級山岳で遅れたワウト・ファンアールト photo:RCS Sport
今日は調子が良くないと感じたため、追い込むことはしなかった。コンディションが万全でないことに驚きはない。初日の区間2位が予想外だっただけで、昨日と今日も調子は良くなかったんだ。コンディションが徐々に上向くことを願っている。
text:Sotaro.Arakawa
photo:Lidl - Trek, CorVos
ステージ優勝&マリアローザ マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)

レース直後インタビュー
長い登り(2級山岳)で、僕が限界を超えないペースで集団をコントロールするのが、今朝立てた作戦だった。登りを含め、レースを通してチームの全員が素晴らしい走りをしてくれた。登りでは可能な限り集団の主導権を握り、人数を絞り込む理想的な展開に持ち込むことができた。
チッコーネとヴァチェクによる素晴らしいリードアウトのおかげで、ステージ2勝目を手に入れることができた。勝利だけではなく、マリアローザ奪還にも成功し、思い描いていた通りのレースとなった。
チッコーネによるリードアウトは、彼の性格と人間性を表している。彼の目標は総合成績であるにもかかわらず、チームプレイに徹して僕を助けてくれた。これこそが、互いに協力し合うリドル・トレックというチームを象徴する走りだ。山岳では僕が彼をアシストして、彼の走りに報いたい。

記者会見でのコメント
クラシックシーズンから好調をここまで維持することができている。初日に丘1つない平坦ステージだったら、僕は5位だったかもしれない。(ステージ2勝は)初日と今日のステージが僕に適したレイアウトだったことが大きな要因だ。しかし、チームとして良いコンディションでここに臨むために努力してきたことは言っておきたい。
(最終リードアウトを担当した)ヴァチェクは素晴らしい若手選手だ。彼には素晴らしい未来が待っているだろうし、今大会で彼の勝つチャンスが訪れるなら、僕はこの身を捧げてアシストするつもりだ。クラシックレースでも彼は僕のアシストに徹してくれた。だからこそ勝利に相応しい選手なんだ。
ステージ2位 コービン・ストロング(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック)

惜しいスプリントだった。脚の調子が良ければ勝てるという自信は常に持っている。第1ステージでコンディションを確かめ、その自信は増していた。
登りでは厳しい戦いを強いられ、頂上手前で集団から遅れてしまった。時間はかかったものの、ヤコブ(フルサン)のおかげで集団復帰することができた。追走に力を使ったものの、まだ脚に力は残っている感覚だった。今シーズンは思い通りに進んでいないので、大きな勝利での復活を願っていた。強力なチームと共に、この後のステージで勝利できるよう頑張りたい。
マリアビアンカ(ヤングライダー賞)マティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック)

作戦を忠実に実行できたステージだった。登りで有力スプリンターたちを集団からふるい落とし、最後は集団スプリントに持ち込んだ。最後は僕とチッコーネでリードアウトし、マッズを勝利へと導いた。本当に嬉しいよ。
登りで遅れ、その後集団復帰したコービン・ストロングを注視していた。だが、マッズが集団では最も速い選手だと分かっていた。だから初日のようなリードアウトをすれば、勝てると信じていた。マッズは良い手本であると同時に、ジョークを言い合えるフランクな人だよ。だから彼の勝利をアシストすることに誇りを感じている。
マリアアッズーラ(山岳賞)ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDSアスタナ)
今日の狙いは登りで飛び出し、ステージ優勝することだった。ペリョ(ビルバオ)と話し合い、(2級山岳を越えて)10kmほど全力で勝利を目指した。しかしプロトンとの差が拡がらなかったので踏み止めたんだ。脚の調子は良く、明日は移動日で、その後2日はスプリンターズステージ。だから今日は良いトライができた。
マリアアッズーラを狙っているが、僕ら全員の目標はステージ優勝。失いものがないからこそ今日は仕掛けたんだ。このジャージと共にイタリア本土に戻ることができて嬉しいよ。
2級山岳で遅れたワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)

今日は調子が良くないと感じたため、追い込むことはしなかった。コンディションが万全でないことに驚きはない。初日の区間2位が予想外だっただけで、昨日と今日も調子は良くなかったんだ。コンディションが徐々に上向くことを願っている。
text:Sotaro.Arakawa
photo:Lidl - Trek, CorVos
Amazon.co.jp
Surluster(シュアラスター) マイクロファイバークロス [拭き取り・仕上げ用万能クロス] S-132 & ウォッシングスポンジ [キズ防止 2層構造] S-70【セット買い】
SurLuster(シュアラスター)
¥877