スペイン舞台のグランプレミオ・ミゲル・インデュラインでティボー・ネイス(ベルギー、リドル・トレック)が激走。昨年ブレイクした22歳が登坂アタックを決め、イツリア・バスクカントリーの前哨戦で今季初勝利を掴んだ。



4月5日に開催されたグランプレミオ・ミゲル・インデュライン photo:CorVos

モニュメント第2戦であるロンド・ファン・フラーンデレンを翌日に控えた4月5日、スペイン北部のナバーラ州ではグランプレミオ・ミゲル・インデュライン(1.Pro)が開催された。本大会はその名の通り、ツール・ド・フランスで総合5連覇を成し遂げたミゲル・インデュライン(スペイン)を冠するワンデーレース。いずれも登坂距離が4kmに満たない丘が連続するため、獲得標高差は3,300mに達する。

発着地点であるエステーリャには、4月7日開幕のイツリア・バスクカントリー(UCIワールドツアー)を目指すクライマーやパンチャー、オールラウンダーたちが集結。特にブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG)は連覇を狙いイサーク・デルトロ(メキシコ)と共に出場した。

エステーリャに設定されたコースを進むプロトン photo:CorVos

203.9kmレースは序盤にうヘスス・エラダ(スペイン、コフィディス)ら8名が逃げ集団を作る。UAEチームエミレーツXRGやリドル・トレックが先導するメイン集団は逃げに最大7分のリードを許し、レース後半に入ると徐々にその差を縮めていく。マキシム・ファンヒルス(ベルギー)とダニエル・マルティネス(コロンビア)を揃えるレッドブル・ボーラ・ハンスグローエも牽引に加わる一方、逃げは6名に絞られた。

残り30km地点で逃げ集団からアントン・チャーム(デンマーク、XDSアスタナ)が飛び出し、2分後方のプロトンからはイゴール・アリエタ(スペイン、UAEチームエミレーツXRG)がアタックする。この動きをきっかけにレースが大きく動き出し、残り6km地点で逃げは吸収。バウケ・モレマ(オランダ、リドル・トレック)ら4名が抜け出し、先頭集団を形成した。

後方ではEFエデュケーション・イージーポストの猛追からティボー・ネイス(ベルギー、リドル・トレック)加速し、急勾配区間の残り1.6km地点で先頭集団をキャッチ。ネイスは圧巻の登坂スピードで後続を引き離し、フィニッシュまで続く下り区間へ。アレックス・モレナール(オランダ、カハルラル・セグロスRGA)の追走はアンドレア・バジオーリ(イタリア、リドル・トレック)がチェックするアシストもあり、22歳のネイスが単独でフィニッシュラインに到達した。

今季初レースで勝利を掴んだティボー・ネイス(ベルギー、リドル・トレック) photo:CorVos

昨年はツール・ド・ハンガリーで総合優勝し、ツール・ド・ポローニュでは区間3勝と大ブレイクしたネイス。「昨晩、この勝利を夢に見た。調子が良く、僕に適したコースレイアウトだったからね。頂上で約5秒のリードを得ることができれば、勝つことができると考えていた」と2月のシクロクロス世界選手権で3位に入り、ロード初戦で結果を残したネイスはそうレースを振り返った。

グランプレミオ・ミゲル・インデュライン2025結果
1位 ティボー・ネイス(ベルギー、リドル・トレック) 4:59:54
2位 アレックス・モレナール(オランダ、カハルラル・セグロスRGA) +0:03
3位 アンドレア・バジオーリ(イタリア、リドル・トレック)
4位 エデュアルド・プラデス(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) +0:07
5位 アレックス・アランブル(スペイン、コフィディス)
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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