2025/03/20(木) - 18:42
レーシングブランドとして、確固たる地位を築き上げたメリダ。そのロードバイクラインアップの中で、軽量オールラウンドレーサーとして君臨するSCULTURAのミドルグレードフレームを使用した完成車をインプレッション。

メリダ SCULTURA 8000
台湾に拠点を構える総合バイクブランド、メリダ。多くの有名ブランドの生産を請け負ってきた中で培ってきた技術と経験を活かし、高い品質のレーシングバイクを送り出すブランドとして、大きな存在感を示してきた。
MTBの世界では有力なブランドとして長い間高い支持を得てきたメリダだが、ロードバイクというカテゴリーにおいて、大きな転換点を迎えたのは2013年のこと。ランプレ・メリダへの機材供給を皮切りにワールドツアーチームへのサポートを開始し、もともと有していた高い技術力と相まって一気にロードバイクブランドとして花開いた。

ヘッドはシンプルなデザインに 
ストレートフォークを採用する 
ヘッドチューブとフォーク部にREACTO譲りのデザインを導入
特に日本においては、長年バーレーン・メリダで走ってきた新城幸也の愛機としても馴染み深いブランドとなったメリダ。そのロードラインアップの中でも、エアロロードのREACTO(リアクト)と並び、軽量なヒルクライムオールラウンダーとして双璧を成すのが、今回紹介するSCULTURA(スクルトゥーラ)だ。
ただ軽いだけではレーシングバイクとして土俵に上がれない現在のレースシーンにおいて、メリダは2021年にいち早くSCULTURAを軽量かつエアロな真のオールラウンダーとして生まれ変わらせた。

シートクランプもスマートな処理が施された 
ケーブルフル内装コックピットを採用

ダイレクトマウントハンガーを装備し、軽量化と変速性能の向上に寄与 
メリダの得意とするヒートシンク
第5世代となったSCULTURAにおいて、メリダが実現しようとしたのは軽量化、空気抵抗の低減、そして快適性の向上という3つの要素の両立。あちらを立てればこちらが立たない、そんな三すくみのような関係の三要素を高次元でバランスさせることが、SCULTURA Vの至上命題だった。
最も大きな課題と言えたのが、エアロダイナミクスの向上だろう。もともと軽量なクライミングバイクとして開発されていたSCULTURAにとって、空力性能は度外視されてきたファクターだった。しかし、メリダはプロトンの中でもトップレベルのエアロロードであるREACTOの開発で得た知見と技術を活用することで、SCULTURA Vにクライミングバイクの枠を超える空力性能を付与することに成功した。

プレスフィットBBを採用 
フロントフォークにもヒートシンクは設けられている
ヘッドチューブとフォーク部にREACTO譲りのデザインを導入し、ケーブルフル内装コックピットとヒドゥンシートバインダーの採用といったエアロな設計によって、大幅に空気抵抗を低減することに成功した。その数値は前世代のSCULTURAと比較して、45km/hでの走行時に10Wを低減。更に、同じ60mmハイトホイールでのセッティングではREACTOに4W差にまで迫る成績をたたき出したという。
同時にパワー伝達効率も大幅に向上しており、前作比でBB剛性は12.8%増し。それでいて、快適性に直結するBBからサドルまでの垂直方向の剛性を111N/mmから80N/mm以下へと引き下げている。まさにカーボンを知り尽くしたメリダだからこその設計と言えるだろう。
快適性に関しては、シートチューブ長さを40mm短くすることでシートポストの出代を長くとり、より多くのしなりを活かせるような工夫も施されている。また、近年のトレンドであるワイドタイヤにも対応しており、30mm幅までのタイヤを装着可能に。ワイドタイヤと組み合わせることで、低い転がり抵抗と高いグリップ、そして優れた快適性を同時に実現できるのは、既に多くの人が知る所だ。

細身かつ扁平形状のシートステー 
シンプルな造形のシートポストを使用する 
シートチューブ下部はホイールに合わせてカットされる
そしてメリダはSCULTURA Vのために新たなワンピースコックピットを開発。TEAM SL 1P COCKPITは、320gという重量で優れた空力とケーブルフル内装を実現。コラムクランプエリアにはFORCE DIFFUSERというパーツを搭載することで、クランプ時にカーボンコラムへとかかる負荷を分散し、200,000回を越える荷重テストをものともしない耐久性を発揮する。
このように、最先端の軽量オールラウンドレーサーとして開発されたSCULTURA V。今回インプレッションを行うのは、プロスペックのCF5に次ぐ、CF3グレードのカーボンフレームに、シマノ ULTEGRA DI2を組み合わせたSCULTURA 8000。ホイールにはレイノルズの46mmハイトを採用し、総合力に優れた一台だ。それではインプレッションをお届けしよう。
ーインプレッション
「スピードや加速感が素晴らしく、本当に飛ぶように進むバイク」成毛千尋(アルディナサイクラリー)

「スピードや加速感が素晴らしく、本当に飛ぶように進むバイク」成毛千尋(アルディナサイクラリー) photo:Kenta Onoguchi
SCULTURAは打てば響く自転車でした。乗った瞬間からすっと前に進む、驚くべき軽さと反応の良さがあり、予想通りの素晴らしいバイクだと感じます。特にスピードや加速感が素晴らしく、本当に飛ぶように進んでくれます。スピードの頭打ちもなく、どこまでも速度を伸ばしていけるようです。
剛性感については、十分すぎるほど高いのに重さを感じないのが特徴です。アマチュアサイクリストがあまりも高剛性のバイクに乗ると、コントロールが難しくて重さとして感じてしまうことがよくありますが、SCULTURAはそういった違和感がありません。

「クライミングバイクと言っても、これはクライミングが得意なオールラウンダーと言える」成毛千尋(アルディナサイクラリー) photo:Kenta Onoguchi ペダリングに対する懐も深く、丁寧なペダリングができないほど疲れている状態で踏み込んでもOKですし、どんなシチュエーションでも受け止めてくれる頼れるバイクだと思います。フレームは一切たわむことがないピュアレーシングバイクらしさがありますが、硬さが足に跳ね返ってきません。小柄なアマチュアサイクリストでも気持ちよく乗れると思います。
コーナリング時の挙動も素晴らしく、不安感が一切ありません。軽量クライミング系バイクにありがちなバイクの倒れ込みがクイックな印象もなく、自分の思い通りのラインをトレースすることができます。これは足回りの安定感がしっかりとしているからだと思いますね。
アセンブルされているハンドルも秀逸です。エアロを重視したステム/ハンドルは多くありますが、このハンドル以上に握りやすいものはあまりありません。絶妙にフレアしているのもトレンドを踏襲していますし、使いやすいハンドルが搭載されているのは嬉しいですね。
カスタムについては、このバイクは既に完成されているので、特に必要ないかもしれません。搭載されているレイノルズのホイールも十分良いと思います。あえて言えば、より軽いホイールを履いても良いし、エアロ性能の高いディープリムのホイールを履いても良いでしょう。ホイール次第でさまざまな楽しみ方ができると思います。
このバイクの性能をレーダーチャートで表すなら、満遍なく、滑らかな広がりを見せるでしょうね。全体的にバランスがよく、欠点を探すのが難しいくらいです。クライミングバイクと言っても、これはクライミングが得意なオールラウンダーと言えるでしょう。
プロも満足できる性能ながら、ホビーレーサーから初心者まで幅広く対応できます。特に軽さを求める人や、速さの中でも軽さに重きを置く人に向いている一台でした。
「あらゆるシーンに対応する扱いやすいオールラウンダー」高木三千成(シクロワイアード編集部)

「乗り心地の良さが印象的。トラクションもかけやすく、前へ前へと進んでいく」高木三千成(シクロワイアード編集部) photo:Kenta Onoguchi 乗りやすさが際立つオールラウンドバイク、という印象です。軽量モデルという位置付けなので、もっとヒラヒラとした乗り味を想像していたのですが、良い意味で裏切られました。
横方向への広がりを感じさせる剛性感で、線の細さは一切感じさせません。どんな踏み方をしても、しっかりと受け止めてくれる安心感ある踏みごたえですね。ある程度のしなりを許容しつつ、戻しの速度も適度なリズム感なのでとにかく扱いやすい。どんなレベルのライダーが乗っても満足できるのではないでしょうか。
特に印象的だったのは乗り心地の良さですね。今回のテストバイクではクリンチャータイヤがアセンブルされていたのですが、乗っている時はチューブレスを履いているものだとばかり思っていたほどです。
その振動吸収性はトラクション性能という面においても活かされています。車体全体がしなりながら、しっかりと路面へと追従してくれるので効率的に前へと進んでくれるような感覚がありますね。
アセンブルされているオリジナルのハンドルは、かなりしっかりした剛性感なのも好印象です。常に触れているところですし、ここがしっかりしていないとパワーを掛けた時に不安定になってしまいます。

「あらゆるシーンに対応する扱いやすいオールラウンダー」高木三千成(シクロワイアード編集部) photo:Kenta Onoguchi
バイクコントロールもとても容易で、狙ったラインにしっかり乗せやすい。あらゆる面で扱いやすさが際立ちますね。空力もしっかり考慮されているのは感じ取れますし、組み合わせるホイールによってどんなシチュエーションにも対応できそうです。
メリダのオリジナリティでもあるブレーキのヒートシンクも、長い下りでは安心感がありますね。特に下りが苦手な方は、ブレーキをかける時間が長くなりがちですから、そういった意味でも嬉しい装備だと言えるでしょう。
総じて、レーシングバイクであることは間違いないのですが、どんな走り方も許容してくれる懐の広さが特徴的な一台です。ロードレース、ヒルクライム、エンデューロ、そしてロングライドまでなんでもござれ。そんなマルチタレントで、扱いやすいバイクでした。

メリダ SCULTURA 8000
メリダ SCULTURA 8000
フレーム:SCULTURA CF3 V
コンポーネント:シマノ Ultegra Di2
ハンドル:MERIDA EXPERT SL
ホイール:Reynolds AR 41 DB Tubeless ready
サイズ:41cm、44cm、46cm、48cm、50cm
カラー:WHITE(RED) | EW52
重量:7.7kg(XXS)
価格:880,000円(税込)
インプレッションライダーのプロフィール

成毛千尋(アルディナサイクラリー) 成毛千尋(アルディナサイクラリー)
東京・小平市にあるアルディナサイクラリーの店主。Jプロツアーを走った経験を持つ強豪ライダーで、2009年ツール・ド・おきなわ市民200km4位、2018年グランフォンド世界選手権にも出場。ロードレース以外にもツーリングやトライアスロン経験を持ち、自転車の多様な楽しみ方を提案している。初心者からコアなサイクリストまで幅広く歓迎しており、ユーザーに寄り添ったショップづくりを心がける。奥さんと二人でお店を切り盛りしており女性のお客さんもウェルカムだ。
アルディナサイクラリー

高木三千成(シクロワイアード編集部) 高木三千成(シクロワイアード編集部)
学連で活躍したのち、那須ブラーゼンに加入しJプロツアーに参戦。東京ヴェントスを経て、さいたまディレーブでJCLに参戦し、チームを牽引。シクロクロスではC1を走り、2021年の全日本選手権では10位を獲得した。
text:Naoki Yasuoka, Gakuto Fujiwara
photo:Makoto AYANO, Kenta Onoguchi

台湾に拠点を構える総合バイクブランド、メリダ。多くの有名ブランドの生産を請け負ってきた中で培ってきた技術と経験を活かし、高い品質のレーシングバイクを送り出すブランドとして、大きな存在感を示してきた。
MTBの世界では有力なブランドとして長い間高い支持を得てきたメリダだが、ロードバイクというカテゴリーにおいて、大きな転換点を迎えたのは2013年のこと。ランプレ・メリダへの機材供給を皮切りにワールドツアーチームへのサポートを開始し、もともと有していた高い技術力と相まって一気にロードバイクブランドとして花開いた。



特に日本においては、長年バーレーン・メリダで走ってきた新城幸也の愛機としても馴染み深いブランドとなったメリダ。そのロードラインアップの中でも、エアロロードのREACTO(リアクト)と並び、軽量なヒルクライムオールラウンダーとして双璧を成すのが、今回紹介するSCULTURA(スクルトゥーラ)だ。
ただ軽いだけではレーシングバイクとして土俵に上がれない現在のレースシーンにおいて、メリダは2021年にいち早くSCULTURAを軽量かつエアロな真のオールラウンダーとして生まれ変わらせた。




第5世代となったSCULTURAにおいて、メリダが実現しようとしたのは軽量化、空気抵抗の低減、そして快適性の向上という3つの要素の両立。あちらを立てればこちらが立たない、そんな三すくみのような関係の三要素を高次元でバランスさせることが、SCULTURA Vの至上命題だった。
最も大きな課題と言えたのが、エアロダイナミクスの向上だろう。もともと軽量なクライミングバイクとして開発されていたSCULTURAにとって、空力性能は度外視されてきたファクターだった。しかし、メリダはプロトンの中でもトップレベルのエアロロードであるREACTOの開発で得た知見と技術を活用することで、SCULTURA Vにクライミングバイクの枠を超える空力性能を付与することに成功した。


ヘッドチューブとフォーク部にREACTO譲りのデザインを導入し、ケーブルフル内装コックピットとヒドゥンシートバインダーの採用といったエアロな設計によって、大幅に空気抵抗を低減することに成功した。その数値は前世代のSCULTURAと比較して、45km/hでの走行時に10Wを低減。更に、同じ60mmハイトホイールでのセッティングではREACTOに4W差にまで迫る成績をたたき出したという。
同時にパワー伝達効率も大幅に向上しており、前作比でBB剛性は12.8%増し。それでいて、快適性に直結するBBからサドルまでの垂直方向の剛性を111N/mmから80N/mm以下へと引き下げている。まさにカーボンを知り尽くしたメリダだからこその設計と言えるだろう。
快適性に関しては、シートチューブ長さを40mm短くすることでシートポストの出代を長くとり、より多くのしなりを活かせるような工夫も施されている。また、近年のトレンドであるワイドタイヤにも対応しており、30mm幅までのタイヤを装着可能に。ワイドタイヤと組み合わせることで、低い転がり抵抗と高いグリップ、そして優れた快適性を同時に実現できるのは、既に多くの人が知る所だ。



そしてメリダはSCULTURA Vのために新たなワンピースコックピットを開発。TEAM SL 1P COCKPITは、320gという重量で優れた空力とケーブルフル内装を実現。コラムクランプエリアにはFORCE DIFFUSERというパーツを搭載することで、クランプ時にカーボンコラムへとかかる負荷を分散し、200,000回を越える荷重テストをものともしない耐久性を発揮する。
このように、最先端の軽量オールラウンドレーサーとして開発されたSCULTURA V。今回インプレッションを行うのは、プロスペックのCF5に次ぐ、CF3グレードのカーボンフレームに、シマノ ULTEGRA DI2を組み合わせたSCULTURA 8000。ホイールにはレイノルズの46mmハイトを採用し、総合力に優れた一台だ。それではインプレッションをお届けしよう。
ーインプレッション
「スピードや加速感が素晴らしく、本当に飛ぶように進むバイク」成毛千尋(アルディナサイクラリー)

SCULTURAは打てば響く自転車でした。乗った瞬間からすっと前に進む、驚くべき軽さと反応の良さがあり、予想通りの素晴らしいバイクだと感じます。特にスピードや加速感が素晴らしく、本当に飛ぶように進んでくれます。スピードの頭打ちもなく、どこまでも速度を伸ばしていけるようです。
剛性感については、十分すぎるほど高いのに重さを感じないのが特徴です。アマチュアサイクリストがあまりも高剛性のバイクに乗ると、コントロールが難しくて重さとして感じてしまうことがよくありますが、SCULTURAはそういった違和感がありません。

コーナリング時の挙動も素晴らしく、不安感が一切ありません。軽量クライミング系バイクにありがちなバイクの倒れ込みがクイックな印象もなく、自分の思い通りのラインをトレースすることができます。これは足回りの安定感がしっかりとしているからだと思いますね。
アセンブルされているハンドルも秀逸です。エアロを重視したステム/ハンドルは多くありますが、このハンドル以上に握りやすいものはあまりありません。絶妙にフレアしているのもトレンドを踏襲していますし、使いやすいハンドルが搭載されているのは嬉しいですね。
カスタムについては、このバイクは既に完成されているので、特に必要ないかもしれません。搭載されているレイノルズのホイールも十分良いと思います。あえて言えば、より軽いホイールを履いても良いし、エアロ性能の高いディープリムのホイールを履いても良いでしょう。ホイール次第でさまざまな楽しみ方ができると思います。
このバイクの性能をレーダーチャートで表すなら、満遍なく、滑らかな広がりを見せるでしょうね。全体的にバランスがよく、欠点を探すのが難しいくらいです。クライミングバイクと言っても、これはクライミングが得意なオールラウンダーと言えるでしょう。
プロも満足できる性能ながら、ホビーレーサーから初心者まで幅広く対応できます。特に軽さを求める人や、速さの中でも軽さに重きを置く人に向いている一台でした。
「あらゆるシーンに対応する扱いやすいオールラウンダー」高木三千成(シクロワイアード編集部)

横方向への広がりを感じさせる剛性感で、線の細さは一切感じさせません。どんな踏み方をしても、しっかりと受け止めてくれる安心感ある踏みごたえですね。ある程度のしなりを許容しつつ、戻しの速度も適度なリズム感なのでとにかく扱いやすい。どんなレベルのライダーが乗っても満足できるのではないでしょうか。
特に印象的だったのは乗り心地の良さですね。今回のテストバイクではクリンチャータイヤがアセンブルされていたのですが、乗っている時はチューブレスを履いているものだとばかり思っていたほどです。
その振動吸収性はトラクション性能という面においても活かされています。車体全体がしなりながら、しっかりと路面へと追従してくれるので効率的に前へと進んでくれるような感覚がありますね。
アセンブルされているオリジナルのハンドルは、かなりしっかりした剛性感なのも好印象です。常に触れているところですし、ここがしっかりしていないとパワーを掛けた時に不安定になってしまいます。

バイクコントロールもとても容易で、狙ったラインにしっかり乗せやすい。あらゆる面で扱いやすさが際立ちますね。空力もしっかり考慮されているのは感じ取れますし、組み合わせるホイールによってどんなシチュエーションにも対応できそうです。
メリダのオリジナリティでもあるブレーキのヒートシンクも、長い下りでは安心感がありますね。特に下りが苦手な方は、ブレーキをかける時間が長くなりがちですから、そういった意味でも嬉しい装備だと言えるでしょう。
総じて、レーシングバイクであることは間違いないのですが、どんな走り方も許容してくれる懐の広さが特徴的な一台です。ロードレース、ヒルクライム、エンデューロ、そしてロングライドまでなんでもござれ。そんなマルチタレントで、扱いやすいバイクでした。

メリダ SCULTURA 8000
フレーム:SCULTURA CF3 V
コンポーネント:シマノ Ultegra Di2
ハンドル:MERIDA EXPERT SL
ホイール:Reynolds AR 41 DB Tubeless ready
サイズ:41cm、44cm、46cm、48cm、50cm
カラー:WHITE(RED) | EW52
重量:7.7kg(XXS)
価格:880,000円(税込)
インプレッションライダーのプロフィール

東京・小平市にあるアルディナサイクラリーの店主。Jプロツアーを走った経験を持つ強豪ライダーで、2009年ツール・ド・おきなわ市民200km4位、2018年グランフォンド世界選手権にも出場。ロードレース以外にもツーリングやトライアスロン経験を持ち、自転車の多様な楽しみ方を提案している。初心者からコアなサイクリストまで幅広く歓迎しており、ユーザーに寄り添ったショップづくりを心がける。奥さんと二人でお店を切り盛りしており女性のお客さんもウェルカムだ。
アルディナサイクラリー

学連で活躍したのち、那須ブラーゼンに加入しJプロツアーに参戦。東京ヴェントスを経て、さいたまディレーブでJCLに参戦し、チームを牽引。シクロクロスではC1を走り、2021年の全日本選手権では10位を獲得した。
text:Naoki Yasuoka, Gakuto Fujiwara
photo:Makoto AYANO, Kenta Onoguchi
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