2025/02/08(土) - 08:24
ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第3ステージは、最終山岳で決着つかず。フィニッシュまでの平坦路でイバン・ロメオ(スペイン、モビスター)がアタックを決め、17km独走でプロ初勝利を飾った。
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ビルバオやブイトラゴなど強力なクライマーを揃えるバーレーン・ヴィクトリアス photo:CorVos
ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ(UCI2.Pro)第3ステージの舞台は、2日連続の山岳決戦だ。アルへメシからアルプエンテに向かう180.3kmには、コース中盤から2つの3級山岳が登場。一度下って登坂距離約8kmの1級山岳エル・レメディオを登坂し、フィニッシュ地点はそこから20kmの平坦路を進んだ先にある。
ワルテル・カルツォーニ(イタリア、Q36.5プロサイクリング)らが形成した逃げグループは6名。メイン集団は、前日にリーダージャージを守ったマティアス・ヴァチェク(チェコ)のためにチームが先頭を引く。さらに、前日勝者のサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)などクライマーを多数擁するバーレーン・ヴィクトリアスもペースメイクに加わり、逃げとの差を4分に保ちながら最初の3級山岳をクリアした。
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レース序盤に落車し、リーダージャージを失ったマティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック) photo:CorVos
2つ目の3級山岳を越え、いよいよ1級山岳エル・レメディオに選手たちは突入する。その頃に逃げとプロトンの差は2分まで縮まり、総合2位のジョアン・アルメイダ(ポルトガル)ためにUAEチームエミレーツXRGがペースを上げる。そのため逃げは吸収され、UAEは集団の人数を絞っていった。
アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、イスラエル・プレミアテック)など有力選手たちも遅れるなか、頂上まで残り2.6km地点でジェフェルソン・セペダ(エクアドル、モビスター)が仕掛ける。しかしこれをUAEは頂上手前で引き戻し、今度はサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)がアタック。この動きに追従したアルメイダが、先頭で頂上と通過してボーナスタイム3秒を得た。
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最終山岳である1級エル・レメディオで勝負は決まらず photo:CorVos
フィニッシュまでの平坦路に入ると追走集団がブイトラゴとアルメイダをキャッチ。一度ペースが緩んだ隙をつき、イバン・ロメオ(スペイン、モビスター)が飛び出す。残り17km地点から単独先頭に立ったロメオは、昨年のU23タイムトライアル世界選手権を制した独走力を発揮し、後続に最大29秒差をつける。
ロメオを11名の追走集団が追う展開となるも、モビスターのセペダとパブロ・カストリーリョ(スペイン、モビスター)が牽制し、ローテーションを阻害する。その結果追走集団のスピードは上がらず、21歳のロメオが独走勝利を決めた。
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17kmを独走し、プロ初勝利を飾ったイバン・ロメオ(スペイン、モビスター) photo:CorVos
プロ3年目で念願のプロ初勝利を飾ったロメオ。「ようやくこの日がやってきた。チームには今日、今週、そしてこの3年間にわたり、感謝しきれないほどの気持ちがある。(初勝利まで)時間がかかってしまったが、努力は必ず報われる。これはまだ始まりに過ぎない」。
2位を争うスプリントはブイトラゴが先着し、アルメイダは3位でボーナスタイム4秒を加算。レース序盤に落車したヴァチェクが先頭集団から遅れてフィニッシュしたため、アルメイダが総合首位に立った。
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ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ(UCI2.Pro)第3ステージの舞台は、2日連続の山岳決戦だ。アルへメシからアルプエンテに向かう180.3kmには、コース中盤から2つの3級山岳が登場。一度下って登坂距離約8kmの1級山岳エル・レメディオを登坂し、フィニッシュ地点はそこから20kmの平坦路を進んだ先にある。
ワルテル・カルツォーニ(イタリア、Q36.5プロサイクリング)らが形成した逃げグループは6名。メイン集団は、前日にリーダージャージを守ったマティアス・ヴァチェク(チェコ)のためにチームが先頭を引く。さらに、前日勝者のサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)などクライマーを多数擁するバーレーン・ヴィクトリアスもペースメイクに加わり、逃げとの差を4分に保ちながら最初の3級山岳をクリアした。
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2つ目の3級山岳を越え、いよいよ1級山岳エル・レメディオに選手たちは突入する。その頃に逃げとプロトンの差は2分まで縮まり、総合2位のジョアン・アルメイダ(ポルトガル)ためにUAEチームエミレーツXRGがペースを上げる。そのため逃げは吸収され、UAEは集団の人数を絞っていった。
アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、イスラエル・プレミアテック)など有力選手たちも遅れるなか、頂上まで残り2.6km地点でジェフェルソン・セペダ(エクアドル、モビスター)が仕掛ける。しかしこれをUAEは頂上手前で引き戻し、今度はサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)がアタック。この動きに追従したアルメイダが、先頭で頂上と通過してボーナスタイム3秒を得た。
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フィニッシュまでの平坦路に入ると追走集団がブイトラゴとアルメイダをキャッチ。一度ペースが緩んだ隙をつき、イバン・ロメオ(スペイン、モビスター)が飛び出す。残り17km地点から単独先頭に立ったロメオは、昨年のU23タイムトライアル世界選手権を制した独走力を発揮し、後続に最大29秒差をつける。
ロメオを11名の追走集団が追う展開となるも、モビスターのセペダとパブロ・カストリーリョ(スペイン、モビスター)が牽制し、ローテーションを阻害する。その結果追走集団のスピードは上がらず、21歳のロメオが独走勝利を決めた。
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プロ3年目で念願のプロ初勝利を飾ったロメオ。「ようやくこの日がやってきた。チームには今日、今週、そしてこの3年間にわたり、感謝しきれないほどの気持ちがある。(初勝利まで)時間がかかってしまったが、努力は必ず報われる。これはまだ始まりに過ぎない」。
2位を争うスプリントはブイトラゴが先着し、アルメイダは3位でボーナスタイム4秒を加算。レース序盤に落車したヴァチェクが先頭集団から遅れてフィニッシュしたため、アルメイダが総合首位に立った。
ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ2025第3ステージ結果
1位 | イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) | 4:26:15 |
2位 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:10 |
3位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG) | |
4位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
5位 | ジェフェルソン・セペダ(エクアドル、モビスター) | |
6位 | パブロ・カストリーリョ(スペイン、モビスター) | |
7位 | ダヴィデ・ピガンゾーリ(イタリア、ポルティ・ビジットマルタ) | |
8位 | ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
9位 | ベン・オコーナー(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | |
10位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) |
個人総合成績
1位 | ジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG) | 9:14:30 |
2位 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:02 |
3位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:21 |
4位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:24 |
5位 | ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG) | +0:32 |
6位 | イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) | +0:33 |
7位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | +0: |
8位 | ジェフェルソン・セペダ(エクアドル、モビスター) | +0:35 |
9位 | パブロ・カストリーリョ(スペイン、モビスター) | +1:03 |
10位 | ベン・オコーナー(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | +1:05 |
その他の特別賞
ポイント賞 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) |
山岳賞 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) |
ヤングライダー賞 | イバン・ロメオ(スペイン、モビスター) |
チーム総合成績 | バーレーン・ヴィクトリアス |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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