2025/01/06(月) - 08:44
2025年シーズンの開幕を間近に控え、いまだ所属チームの決まっていない注目選手たちを紹介する。エリア・ヴィヴィアーニやケニー・エリッソンドといった実績豊かな選手に加え、昨年カザフスタンのTT&ロード両王者に輝いたグルズジェフも新天地を探している。

イネオスを退団したヴィヴィアーニ photo:CorVos
エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)は古巣イネオス・グレナディアーズで3シーズンを過ごした。スーダル・クイックステップ時代は2年間で29勝を挙げてブレイクしたものの、その後のコフィディス移籍後は0勝に終わるなど苦戦が続いている。
しかしヴィヴィアーニのもう一つのモチベーションはトラック競技。2024年のパリ五輪ではマディソンで銀メダル、トラック世界選手権のエリミネーションでも2位と実力を示した。今年2月で36歳だが引退は発表しておらず、経験豊富なスプリンターがほしいチームはあるはずだ。

ケニー・エリッソンド(フランス) photo:CorVos
ケニー・エリッソンド(フランス)も次のチームが決まっていない。2018年ジロ・デ・イタリアでクリストファー・フルーム(イギリス、イスラエル・プレミアテック)の大逆転劇を支えた実力者。小柄のフレンチクライマーは4年間所属したリドル・トレックを離れ、昨年コフィディスに加入したが、ブエルタ・ア・エスパーニャを途中棄権でシーズンを終えた。
38歳のドミトリー・グルズジェフ(カザフスタン)も契約が決まっていない。2012年から在籍したアスタナ(現XDSアスタナ)では、過去2度アジアのタイムトライアル王者に輝いたTTスペシャリスト。今年は念願のロードでも国内王者に輝き、自身4度目のTT王者との2冠を達成した。

2012年から所属したアスタナを退団したドミトリー・グルズジェフ(カザフスタン) photo:Kei Tsuji / TDWsport
しかし、チームが中国のXDSをメインスポンサーに迎えたことで7名のカザフスタン出身選手が退団することとなり、グルズジェフもその1人となった。
元アフリカTT王者で2023年南アフリカTT王者のステファン・デボッド(28歳)も今季の契約がまだなく、EFエデュケーション・イージーポスト2年目だった昨年はジロ・デ・イタリアに出場。しかしここ2年はヨーロッパレースでの勝利はなく、契約更新とはならなかった。
他にも、UAEチームエミレーツを離れた28歳のアルバロホセ・ホッジ(コロンビア)や、DSMフィルメニッヒ・ポストNLのマーティン・トゥスフェルト(オランダ)も新たな所属先を探している。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)は古巣イネオス・グレナディアーズで3シーズンを過ごした。スーダル・クイックステップ時代は2年間で29勝を挙げてブレイクしたものの、その後のコフィディス移籍後は0勝に終わるなど苦戦が続いている。
しかしヴィヴィアーニのもう一つのモチベーションはトラック競技。2024年のパリ五輪ではマディソンで銀メダル、トラック世界選手権のエリミネーションでも2位と実力を示した。今年2月で36歳だが引退は発表しておらず、経験豊富なスプリンターがほしいチームはあるはずだ。

ケニー・エリッソンド(フランス)も次のチームが決まっていない。2018年ジロ・デ・イタリアでクリストファー・フルーム(イギリス、イスラエル・プレミアテック)の大逆転劇を支えた実力者。小柄のフレンチクライマーは4年間所属したリドル・トレックを離れ、昨年コフィディスに加入したが、ブエルタ・ア・エスパーニャを途中棄権でシーズンを終えた。
38歳のドミトリー・グルズジェフ(カザフスタン)も契約が決まっていない。2012年から在籍したアスタナ(現XDSアスタナ)では、過去2度アジアのタイムトライアル王者に輝いたTTスペシャリスト。今年は念願のロードでも国内王者に輝き、自身4度目のTT王者との2冠を達成した。

しかし、チームが中国のXDSをメインスポンサーに迎えたことで7名のカザフスタン出身選手が退団することとなり、グルズジェフもその1人となった。
元アフリカTT王者で2023年南アフリカTT王者のステファン・デボッド(28歳)も今季の契約がまだなく、EFエデュケーション・イージーポスト2年目だった昨年はジロ・デ・イタリアに出場。しかしここ2年はヨーロッパレースでの勝利はなく、契約更新とはならなかった。
他にも、UAEチームエミレーツを離れた28歳のアルバロホセ・ホッジ(コロンビア)や、DSMフィルメニッヒ・ポストNLのマーティン・トゥスフェルト(オランダ)も新たな所属先を探している。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
Amazon.co.jp