2024/12/30(月) - 12:22
マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)が連戦圧勝。フランスで開催されたUCIシクロクロスワールドカップ第8戦で並いるライバル勢を一掃した。

轍が刻まれた下りセクション photo:UCI 
レース先頭を引っ張るマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:UCI
大国ベルギー/オランダを抜け出し、シクロクロス界で最も格式高いUCIシクロクロスワールドカップはフランスへ。フランス東部にある街ブザンソンに用意された泥々の特設コースで第8戦が開催された。
高低差のある芝生区間に敷かれたコースはとにかくスリッピーで、難しいダウンヒルや深い轍が刻まれたキャンバー、ごく低速からの登り返しなど、パワーだけでなく滑る泥をいかに攻略するかが鍵を握る。
この日5連勝をマークすることとなるマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)にも「ガーフェレの方がより少し難しかったけれど、ここも十分に厳しいサーキットだった」と言わしめる難コンディションのレースには、今季欧州遠征1戦目となる鈴木来人(OnebyESU-ICV)も参戦を果たしている(エグザクトクロスでファンデルプールと同一周回を果たした織田聖はスキップ)。
女子エリート:ファンエンペルがW杯2連勝をマーク

女子レースがスタート。横並びで猛ダッシュを決める photo:UCI
女子エリートレースには過去8回世界女王に輝いたマリアンヌ・フォス(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が参戦。ここまでフルシーズンを戦ってきたトップ選手とのバトルに期待が掛かった。
U23ランキング首位マリー・シュライバー(ルクセンブルク、SDワークス・プロタイム)が得意のスタートダッシュを決めたものの、勢い余ってグリップの無いキャンバー区間で転倒してしまう。代わって安定した走りを持ち味にするフェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が先頭に立った。

ミスなく難コースを攻略するフェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) photo:UCI

2年ぶりのシクロクロスを走るマリアンヌ・フォス(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)。5位でフィニッシュした photo:CorVos
W杯リーダーのルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)や前戦4位のカタブランカ・ヴァシュ(ハンガリー、SDワークス・プロタイム)、ゾーイ・バックステッド(イギリス、キャニオン・スラム)が2番手グループを組んで追いかけたものの、登りセクションを経るごとに先頭との差は徐々に広がっていく。出遅れたセイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)はこの日表彰台争いに絡むことはできなかった。

終始安定した走りで圧勝したフェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
レースの大部分をリードしきったファンエンペルが「ミスもほとんどなく完全に予定通りだった」と振り返るほどの圧倒的な走りでW杯2連勝。2位はブラント、3位はヴァシュ。2年ぶりのシクロクロスで追い上げ続ける走りを披露したフォスは5位でフィニッシュ。「良い成績でレースを終えることができたので嬉しい。最終盤はほとんど空っぽだったけど、久々のレースを走れてとても満足している」と話している。
男子エリート:ファンデルプールが再び圧勝 鈴木来人は56位

スタートダッシュを決めるトーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP) photo:CorVos
もはや誰が勝つかではなく、世界王者ファンデルプールにどれだけ長く付いていけるか。そんな状況を呈している男子エリートレースで、この日アルカンシエルのライバルとして名乗りを上げたのはトーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP)だった。
スタートダッシュを決めてレースを引っ張ったアールツは、ファンデルプールに対して15分間ランデブーを続けたものの、やがてファンデルプールを抑え切ることはできずに後退。W杯ランキング首位のマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)が落車とシューズトラブルでポジションを失う状況で、他に世界王者に待ったをかける選手は現れなかった。

独走するマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:UCI

5連勝をマークしたマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos
「今日もホンモノのシクロクロスだった。ミスしないことが目標だったんだ。熱狂的なフランスファンの前で走れて良かったよ。特にこういったテクニカルコースを誰かの後ろで走ると、同じ轍を走るのか、ラインを外すのかいつも迷うことになる。だから早めに前に出た」と、猛スピードで泥コースを駆け抜け、軽々と5連勝をマークしたファンデルプールは振り返っている。
アールツが20秒差の2位、好調ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)が3位表彰台に滑り込んでフランスラウンドが終了。鈴木は56位で超ハイレベルな欧州遠征初戦を終えている。


大国ベルギー/オランダを抜け出し、シクロクロス界で最も格式高いUCIシクロクロスワールドカップはフランスへ。フランス東部にある街ブザンソンに用意された泥々の特設コースで第8戦が開催された。
高低差のある芝生区間に敷かれたコースはとにかくスリッピーで、難しいダウンヒルや深い轍が刻まれたキャンバー、ごく低速からの登り返しなど、パワーだけでなく滑る泥をいかに攻略するかが鍵を握る。
この日5連勝をマークすることとなるマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)にも「ガーフェレの方がより少し難しかったけれど、ここも十分に厳しいサーキットだった」と言わしめる難コンディションのレースには、今季欧州遠征1戦目となる鈴木来人(OnebyESU-ICV)も参戦を果たしている(エグザクトクロスでファンデルプールと同一周回を果たした織田聖はスキップ)。
女子エリート:ファンエンペルがW杯2連勝をマーク

女子エリートレースには過去8回世界女王に輝いたマリアンヌ・フォス(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が参戦。ここまでフルシーズンを戦ってきたトップ選手とのバトルに期待が掛かった。
U23ランキング首位マリー・シュライバー(ルクセンブルク、SDワークス・プロタイム)が得意のスタートダッシュを決めたものの、勢い余ってグリップの無いキャンバー区間で転倒してしまう。代わって安定した走りを持ち味にするフェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が先頭に立った。


W杯リーダーのルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)や前戦4位のカタブランカ・ヴァシュ(ハンガリー、SDワークス・プロタイム)、ゾーイ・バックステッド(イギリス、キャニオン・スラム)が2番手グループを組んで追いかけたものの、登りセクションを経るごとに先頭との差は徐々に広がっていく。出遅れたセイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)はこの日表彰台争いに絡むことはできなかった。

レースの大部分をリードしきったファンエンペルが「ミスもほとんどなく完全に予定通りだった」と振り返るほどの圧倒的な走りでW杯2連勝。2位はブラント、3位はヴァシュ。2年ぶりのシクロクロスで追い上げ続ける走りを披露したフォスは5位でフィニッシュ。「良い成績でレースを終えることができたので嬉しい。最終盤はほとんど空っぽだったけど、久々のレースを走れてとても満足している」と話している。
男子エリート:ファンデルプールが再び圧勝 鈴木来人は56位

もはや誰が勝つかではなく、世界王者ファンデルプールにどれだけ長く付いていけるか。そんな状況を呈している男子エリートレースで、この日アルカンシエルのライバルとして名乗りを上げたのはトーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP)だった。
スタートダッシュを決めてレースを引っ張ったアールツは、ファンデルプールに対して15分間ランデブーを続けたものの、やがてファンデルプールを抑え切ることはできずに後退。W杯ランキング首位のマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)が落車とシューズトラブルでポジションを失う状況で、他に世界王者に待ったをかける選手は現れなかった。


「今日もホンモノのシクロクロスだった。ミスしないことが目標だったんだ。熱狂的なフランスファンの前で走れて良かったよ。特にこういったテクニカルコースを誰かの後ろで走ると、同じ轍を走るのか、ラインを外すのかいつも迷うことになる。だから早めに前に出た」と、猛スピードで泥コースを駆け抜け、軽々と5連勝をマークしたファンデルプールは振り返っている。
アールツが20秒差の2位、好調ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)が3位表彰台に滑り込んでフランスラウンドが終了。鈴木は56位で超ハイレベルな欧州遠征初戦を終えている。
UCIシクロクロスワールドカップ2024-2025 第7戦 女子エリート結果
1位 | フェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | 52:45 |
2位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +0:37 |
3位 | カタブランカ・ヴァシュ(ハンガリー、SDワークス・プロタイム) | +1:02 |
4位 | ゾーイ・バックステッド(イギリス、キャニオン・スラム) | +1:51 |
5位 | マリアンヌ・フォス(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +1:53 |
6位 | セイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | +1:57 |
7位 | インゲ・ファンデルヘイデン(オランダ、クレラン・コレンドン) | +2:09 |
8位 | マリオン・ノーブルリブロール(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +2:25 |
9位 | セリア・ゲリー(フランス、ASバイクレーシング) | +2:29 |
10位 | エレーヌ・クラウツェル(フランス、ヴァンリーゼルクロスチーム) | +2:40 |
UCIシクロクロスワールドカップ2024-2025 第8戦 男子エリート結果
1位 | マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) | 1:04:57 |
2位 | トーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP) | +0:20 |
3位 | ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | +0:36 |
4位 | エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +0:49 |
5位 | ヨラン・ウィズーレ(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +0:58 |
6位 | トーマス・メイン(イギリス、ホープファクトリーレーシング) | +1:10 |
7位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +1:17 |
8位 | ケヴィン・クーン(スイス、シャルル・リエジョア・ロースタリー) | +1:26 |
9位 | ミカエル・ボロシュ(チェコ) | +1:35 |
10位 | フェリペ・オルツ(スペイン、リドレーレーシングチーム) | +1:44 |
text:So.Isobe
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