Q36.5プロサイクリングが、新加入のトーマス・ピドコック(イギリス)の弟、ジョセフ(22歳)の獲得を発表した。グルパマFDJの下部チームを経て、この2年はトリニティ・レーシングに所属していた。



2023年ツアー・オブ・ジャパンに出場したジョセフ・ピドコック(イギリス) photo:Satoru Kato

ジョセフ・ピドコックは「僕を信じてくれたQ36.5に感謝したい。僕自身と兄トーマスのために立てられたチームによる計画を信じている。チームの一員となるのが待ち切れないよ」とコメント。契約期間は2026年までの2年間だ。

ジョセフは2021年に育成に定評のあるグルパマFDJのディベロップメントチームに加入。2023年には母国イギリスの育成チームであるトリニティ・レーシングに移籍し、ツアー・オブ・ジャパンでは区間2勝したルーク・ランパーティ(アメリカ、現スーダル・クイックステップ)のリードアウトを務めた。

2024年は、アイルランドの国内レースとフランスのU23レースで、いずれも集団スプリントを制している。ツアー・オブ・ブリテン(UCI2.Pro)でも完走するなど、着実に力を伸ばしている。

ロースターを確定させたQ36.5プロサイクリング photo:CorVos

Q36.5は、イネオス・グレナディアーズからトーマス・ピドコックを獲得したほか、エミルス・リエピンシュ(ラトビア、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)やシュールト・バックス(オランダ、UAEチームエミレーツ)など主力選手の補強に成功。ジョセフの加入により、来シーズンの25名体制が確定した。
Q36.5プロサイクリング2025年ロースター
ネガシ・アブレハ(エチオピア)
シャビエル・アスパレン(スペイン)
マッテオ・バディラッティ(スイス)
ジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア)
ワルテル・カルツォーニ(イタリア)
マルセル・カンプルビ(スペイン)
ファビオ・クリステン(スイス)
フィリッポ・コンカ(イタリア)
ダビ・デラクルス(スペイン)
マーク・ドノヴァン(イギリス)
フレデリック・フリソン(ベルギー)
ダミアン・ホーゾン(オーストラリア)
カミル・マウェツキー(ポーランド)
マッテオ・モスケッティ(イタリア)
ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア)
ニコロ・パリジーニ(イタリア)
ヤニック・シュタイムレ(ドイツ)
ローリー・タウンセンド(アイルランド)
ニコラス・ズコウスキー(カナダ)
新加入
トーマス・ピドコック(イギリス)←イネオス・グレナディアーズ
ジョセフ・ピドコック(イギリス)←トリニティ・レーシング
エミルス・リエピンシュ(ラトビア)←DSMフィルメニッヒ・ポストNL
シュールト・バックス(オランダ)←UAEチームエミレーツ
ハルム・ファンハウケ(ベルギー)←ロット・デスティニー
ミラン・ファデル(オランダ)←ヴィスマ・リースアバイク
ダビ・ゴンザレス(スペイン)←カハルラル・セグロスRGA
エネコイツ・アスパレン(スペイン)←エウスカルテル・エウスカディ
退団選手
フィリッポ・コロンボ(スイス)
トム・デヴリンツ(ベルギー)→引退
アレッサンドロ・ファンチェル(イタリア)→JCLチーム右京
カールフレドリク・ハーゲン(ノルウェー)→引退
トビアス・ルドヴィグソン(スウェーデン)
サイラス・モンク(オーストラリア)
ジョセフ・ロスコフ(アメリカ)→引退
シュモン・サイノク(ポーランド)
ジェームス・ウィーラン(オーストラリア)→引退
text:Sotaro.Arakawa
photo:Satoru Kato

※掲載当初に誤表記が有りました。お詫びして訂正します。

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