2024/12/24(火) - 10:04
マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)が再び圧倒的な走りを披露。湖畔の砂コースを軽々と攻略して2日連続勝利をマークした。

ジルファール湖畔の砂地と林間セクションを組み合わせたパワーコース photo:CorVos
ヨーロッパのシクロクロスカレンダーはクリスマスから年末年始に至る超過密スケジュールに突入した。UCIワールドカップ2連戦を終えたのも束の間、選手たちはそのままフランドル地域のモルへと移動。高い格式を誇る3大シリーズの一戦であるスーパープレスティージュの第5戦で再戦を果たした。
ジルファール湖畔のコースはかつて故郷のトム・ボーネン(ベルギー)がロードレース選手を招いてチャリティーレースを開催していたことでも知られ、砂地と林間セクションを組み合わせたパワーコース。柔かい砂と、濡れた硬く滑りやすい土/芝生という難コンディションで各レースが展開された。
女子エリート:アルバラードがブラントとの接戦を制す

セイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)がライバル2人にプレッシャーを掛ける photo:CorVos
フェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)らが不在の女子レース序盤にリードを奪ったのは前日4位のインゲ・ファンデルヘイデン(オランダ、クレラン・コレンドン)。得手不得手がはっきりと成績に現れる砂コースで、1周目を終える頃には絶好調セイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)とルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)が追いついた。
高トルクで踏むブラントと軽やかな走りのアルバラード、轍の処理に秀でるファンデルヘイデンが先頭グループを組み、今季限りでの引退を表明しているサンヌ・カント(ベルギー、クレラン・コレンドン)がその後ろ。世界選手権を過去3度制し、15年連続でベルギーチャンピオンジャージを着るベテランにはベルギーファンから大声援が贈られた。

ミスで勝利を逃したルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) photo:CorVos 
観客を沸かせたサンヌ・カント(ベルギー、クレラン・コレンドン)は4位 photo:CorVos

接戦を制したセイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) photo:CorVos
全6周回中の4周目にペースを上げたのはブラントだった。パワーに劣るファンデルヘイデンを振り落としたものの、続く砂区間で転倒してアルバラードの先行を許してしまう。どこか噛み合わないレースが続くブラントは10秒差で追走していたものの最後はペースダウン。こうしてアルバラードが今季9勝目、前日に続く2連勝を収めた。

テレネット・スーパープレスティージュ2024-2025第5戦 女子エリート表彰台 photo:CorVos
「嬉しいけれど、とても難しいレースだった。ルシンダが合流を狙っていることは分かっていたのでフルガスで踏み続ける必要があったので苦しかった」と振り返るアルバラードは、ブラントと接戦状態のシリーズランキングで僅かにリードを広げることに成功している。(アルバラード72ポイント/ブラント70ポイント)。
梶鉄輝参戦の男子エリート ファンデルプールが王者の走りを披露

マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)にローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン)が喰らいつく photo:CorVos
男子エリートには世界王者マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)が連戦出場。当初参戦予定だったワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)は体調不良のため直前キャンセルとなったものの、世界王者が観客の落胆を吹き飛ばす走りを披露することとなる。
序盤から好調ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)と砂の名手ローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン)、さらに非ベルギー/オランダ選手として孤軍奮闘するフェリペ・オルツ(スペイン、リドレーレーシングチーム)らがレース先頭を引っ張った。
ハイスピードコースゆえに男子エリートレースの周回数は10に決定。レースが20分を過ぎたタイミングで、それまでライバルたちの様子を静観していたアルカンシエルが動いた。

梶鉄輝(オランダベース/ウォータスレイ)をラップアウトするマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos
砂区間突入前にファンデルプールが一気にペースアップし、唯一喰らい付けたスウェークも次の砂区間で脱落。一旦は再合流に成功したスウェークだったが、無理なペースが祟って「会心の走りでマチューに追いつけたけど彼のペースが速すぎた。砂区間で数メートル走っただけで彼の背中が遠くなってしまうんだ」と遅れてしまう。80%ルールの足切りが間に合わないほどのハイペースで走ったファンデルプールが、最終的に1分以上のリードを構築した。
「今日はリズムに乗るまで少し時間が掛かったんだ。砂レースは大好きだから楽しく走ることができた」と振り返るファンデルプールが圧勝。「今日のようなレースでは先頭で自分のラインを走る方が楽なんだ。ペースを掴んでからは周回を重ねるごとに走りが良くなった。ただスウェークは強かったよ。彼が砂で速いのは誰もが知っていることだ」と、先頭争いを繰り広げたライバルを讃えている。

2日連続勝利をマークしたマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos

テレネット・スーパープレスティージュ2024-2025第5戦 男子エリート表彰台 photo:CorVos
ファンデルプールたちの次戦はクリスマスを挟んで12月26日に開催されるUCIワールドカップ第7戦で、現地は雨予報。「雨で難しいレースになると思うけれど、僕はそういうコンディションを望んでいるよ。今はオランダを離れる生活が多いので、家で家族や友達と会えるこの季節が本当に嬉しいよ」と話している。
またこの日、オランダベース/ウォータスレイを主宰する梶鉄輝は69位でレースを終えている。

ヨーロッパのシクロクロスカレンダーはクリスマスから年末年始に至る超過密スケジュールに突入した。UCIワールドカップ2連戦を終えたのも束の間、選手たちはそのままフランドル地域のモルへと移動。高い格式を誇る3大シリーズの一戦であるスーパープレスティージュの第5戦で再戦を果たした。
ジルファール湖畔のコースはかつて故郷のトム・ボーネン(ベルギー)がロードレース選手を招いてチャリティーレースを開催していたことでも知られ、砂地と林間セクションを組み合わせたパワーコース。柔かい砂と、濡れた硬く滑りやすい土/芝生という難コンディションで各レースが展開された。
女子エリート:アルバラードがブラントとの接戦を制す

フェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)らが不在の女子レース序盤にリードを奪ったのは前日4位のインゲ・ファンデルヘイデン(オランダ、クレラン・コレンドン)。得手不得手がはっきりと成績に現れる砂コースで、1周目を終える頃には絶好調セイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)とルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)が追いついた。
高トルクで踏むブラントと軽やかな走りのアルバラード、轍の処理に秀でるファンデルヘイデンが先頭グループを組み、今季限りでの引退を表明しているサンヌ・カント(ベルギー、クレラン・コレンドン)がその後ろ。世界選手権を過去3度制し、15年連続でベルギーチャンピオンジャージを着るベテランにはベルギーファンから大声援が贈られた。



全6周回中の4周目にペースを上げたのはブラントだった。パワーに劣るファンデルヘイデンを振り落としたものの、続く砂区間で転倒してアルバラードの先行を許してしまう。どこか噛み合わないレースが続くブラントは10秒差で追走していたものの最後はペースダウン。こうしてアルバラードが今季9勝目、前日に続く2連勝を収めた。

「嬉しいけれど、とても難しいレースだった。ルシンダが合流を狙っていることは分かっていたのでフルガスで踏み続ける必要があったので苦しかった」と振り返るアルバラードは、ブラントと接戦状態のシリーズランキングで僅かにリードを広げることに成功している。(アルバラード72ポイント/ブラント70ポイント)。
梶鉄輝参戦の男子エリート ファンデルプールが王者の走りを披露

男子エリートには世界王者マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)が連戦出場。当初参戦予定だったワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)は体調不良のため直前キャンセルとなったものの、世界王者が観客の落胆を吹き飛ばす走りを披露することとなる。
序盤から好調ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)と砂の名手ローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン)、さらに非ベルギー/オランダ選手として孤軍奮闘するフェリペ・オルツ(スペイン、リドレーレーシングチーム)らがレース先頭を引っ張った。
ハイスピードコースゆえに男子エリートレースの周回数は10に決定。レースが20分を過ぎたタイミングで、それまでライバルたちの様子を静観していたアルカンシエルが動いた。

砂区間突入前にファンデルプールが一気にペースアップし、唯一喰らい付けたスウェークも次の砂区間で脱落。一旦は再合流に成功したスウェークだったが、無理なペースが祟って「会心の走りでマチューに追いつけたけど彼のペースが速すぎた。砂区間で数メートル走っただけで彼の背中が遠くなってしまうんだ」と遅れてしまう。80%ルールの足切りが間に合わないほどのハイペースで走ったファンデルプールが、最終的に1分以上のリードを構築した。
「今日はリズムに乗るまで少し時間が掛かったんだ。砂レースは大好きだから楽しく走ることができた」と振り返るファンデルプールが圧勝。「今日のようなレースでは先頭で自分のラインを走る方が楽なんだ。ペースを掴んでからは周回を重ねるごとに走りが良くなった。ただスウェークは強かったよ。彼が砂で速いのは誰もが知っていることだ」と、先頭争いを繰り広げたライバルを讃えている。


ファンデルプールたちの次戦はクリスマスを挟んで12月26日に開催されるUCIワールドカップ第7戦で、現地は雨予報。「雨で難しいレースになると思うけれど、僕はそういうコンディションを望んでいるよ。今はオランダを離れる生活が多いので、家で家族や友達と会えるこの季節が本当に嬉しいよ」と話している。
またこの日、オランダベース/ウォータスレイを主宰する梶鉄輝は69位でレースを終えている。
テレネット・スーパープレスティージュ2024-2025第5戦 女子エリート結果
1位 | セイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | 43:10 |
2位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +0:34 |
3位 | インゲ・ファンデルヘイデン(オランダ、クレラン・コレンドン) | +0:59 |
4位 | サンヌ・カント(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +2:09 |
5位 | ジュリー・ブラウワーズ(ベルギー、シャルル・リエジョア・ロースタリー) | +2:15 |
6位 | アニック・ファンアルフェン(オランダ、シクロクロスレッズ) | +2:24 |
7位 | ローレン・モレングラーフ(オランダ、シャルル・リエジョア・ロースタリー) | +2:43 |
8位 | レベッカ・ガリボルディ(イタリア) | +2:51 |
9位 | ヤラ・カステリン(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | +3:03 |
10位 | エラ・マクリーンホウウェル(イギリス) | +3:09 |
テレネット・スーパープレスティージュ2024-2025 第5戦 男子エリート結果
1位 | マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) | 59:41 |
2位 | ローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +1:03 |
3位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +1:35 |
4位 | ヨラン・ウィズーレ(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +1:41 |
5位 | ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | +1:55 |
6位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +2:08 |
7位 | ケヴィン・クーン(スイス、シャルル・リエジョア・ロースタリー) | +2:14 |
8位 | フェリペ・オルツ(スペイン、リドレーレーシングチーム) | +2:29 |
9位 | ダーン・ソエテ(ベルギー、リドレーレーシングチーム) | +3:18 |
10位 | ランダー・ルークス(ベルギー) | +3:24 |
69位 | 梶鉄輝(オランダベース/ウォータスレイ) |
text:So.Isobe
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