12月19日、チームブリヂストンサイクリングは2025年体制を発表した。あらたに5名の若手選手が加入して計13名体制となるほか、パラスポーツ競技者の杉浦佳子と秦由加子への機材サポートを継続する。



チームブリヂストンサイクリング 2025年メンバー ©︎チームブリヂストンサイクリング

今年創立60周年を迎えたチームブリヂストンサイクリングは、チーム公式サイトにて2025年体制を発表した。すでに発表されている通り、窪木一茂、橋本英也、今村駿介、脇本雄太、新山響平ら5名が退団。新たに吉川敬介、矢萩悠也、梅澤幹太、三浦一真、木綿崚介ら若手の有望選手が揃って加入。河野翔輝がキャプテンに就任する。

また、パリ五輪をもって競技から引退した太田りゆはアンバサダーとしての所属となり、パリパラリンピック金メダリストの杉浦佳子、パラトライアスリートの秦由加子への機材サポートが継続されることも併せて発表された。

メンバーは以下表の通り。
チームブリヂストンサイクリング2025年体制
河野翔輝 キャプテン
兒島直樹
山本哲央
松田祥位
岡本勝哉
山下虎之亮
吉川敬介 新加入・日本大学(25年卒業予定)
矢萩悠也 新加入・京都産業大学(25年卒業予定)
梅澤幹太 新加入・鹿屋体育大学在学中
三浦一真 新加入・湘南工科大学附属高校卒業予定/中央大学
木綿崚介 新加入・松山学院高校卒業予定/日本大学
長迫吉拓 トラックのみ登録
太田りゆ アンバサダー
宮崎景涼 監督
小松定俊 メカニック
杉浦佳子 パラ自転車競技 機材サポート
秦由加子 パラトライアスロン 機材サポート
2024年インカレ スプリント予選200mFTTで唯一の9秒台を出した吉川敬介(日本大学) photo:Satoru Kato

中・長距離で強さを見せる矢萩悠也(京都産業大学) photo:Satoru Kato

2024年インカレのオムニアムで大逆転優勝をして見せた梅澤幹太(鹿屋体育大学) photo:Satoru Kato

3月の高校選抜大会ロードレースを走る三浦一真(湘南工科高校) photo:Satoru Kato

三浦一真と共にジュニア強化指定選手の木綿崚介(松山学院高校) photo:Satoru Kato

吉川は日本大学でトラック短距離種目の選手として活躍してきたが、チームパーシュート要員としての加入だという。200mフライングタイムトライアル9秒台を出せるスピードを活かし、独走力のある矢萩と梅澤らと組んでのチームパーシュートが期待される。ジュニア世代のトップを争う三浦と木綿が揃って加入することも大きなトピックだ。

宮崎景涼監督はプレスリリースの中で「若い選手にも明確な任務やタスクを与え、その達成を通じて成長してもらいます。選手が入れ替わってもチームが目指すスタイルや精神は変わらず、今後の世界大会へ向けた強化計画を着実に進めていきます」とコメントしている。


text:Satoru Kato