2024/11/01(金) - 23:01
11月1日、ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム主催の交流イベントが埼玉大学で開催された。今年のお題目は合気道と琴演奏の体験。ログリッチ、バルデ、カヴ、ギルマイ、フィリプセン、新城らが参加し、大学生たちと交流した。
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム開催前日の恒例である「さいたま市内交流会」の第1部として実施されたのは合気道体験。会場はさいたま市桜区にある国立埼玉大学の体育館だ。
大学構内に乗り付けた観光バスから現れたのは新城幸也、マーク・カヴェンディッシュ、プリモシュ・ログリッチ、ロマン・バルデ、ビニヤム・ギルマイ、ヤスペル・フィリプセン、クリス・フルーム、そして大会アンバサダーのマルセル・キッテルら。それぞれの奥さんやパートナー、そしてASO関係者や欧州を舞台に活躍するロードレースジャーナリストなどプレス関係者たち。ちなみにフルームはこの日の公式プログラムの参加選手リストに入っていないのに、なぜか参加していた。
迎えたのは埼玉大学自転車競技部の学生たち。バイクジャージに身を包み、手にはサインを貰うべく用意した色紙や写真ブロマイド、カーボンフォーク(?)などなど。選手たちも快くサインに応じ、戦利品を手に大喜び。ちなみに埼玉大学自転車競技部は元プロロードレーサー&全日本チャンピオン佐野淳哉の出身部である。
交流会の進行をつとめるのは埼玉大学教養学部学生のソーズビー・キャメロンさん。学生の傍らタレント活動を行うキャメロンさんはNHK「えいごであそぼ Meets the World」にズビー役で出演するユニークな存在。流暢な日本語と英語のMCにより、まずは合気道体験だ。
埼玉大学合気道部の10人が上手から登場し、合気道について説明しつつ、演武「腰投げ」と「二人取り」を披露した。畳の上とはいえ、取っ組み合いから激しく投げられて受け身をとる演武は迫力満点。緊張した空気が流れた。
そして新城幸也、マーク・カヴェンディッシュ、プリモシュ・ログリッチが道着を着て登場。それぞれの胸には埼大・田中、梶山、孫の名前入り(つまり部員の道着の借り物)。3人とも道着がよく似合ってカッコいい。カヴェンディッシュとログリッチは深いお辞儀スタイルが気に入ったらしく、畳の上で深々とお辞儀しあう。
3人が挑戦する演武は「合気上げ」と「天地投げ」。披露のあと、インタビューされたカヴェンディッシュは「明日は雨のレースになるから、落車してもきっと大丈夫だ」と、受け身をマスターしたことに自信を深めた様子で会場の笑いを一本取った。
インタビューを挟み、第2部は埼玉大学邦楽部・琴吹会の8人が登場しての琴の演奏体験だ。琴吹会は、箏、三味線、尺八の三つの和楽器を演奏するサークルで、まずは「さんさんさくら」を演奏。そのトラディショナルなメロディーに、ビニヤム・ギルマイは「そもそも日本に来るのが初めてで、初めて聞くメロディーはとても魅力的」と感嘆しながら話した。
転換・調弦ののちにロマン・バルデ、ヤスペル・フィリプセン、ビニヤム・ギルマイによる琴体験。演奏テーマとして与えられた楽曲は「オーシャンゼリゼ」。誰でも知ってる曲ながら初めて挑戦する琴に適したスローメロディーだが、3人共かなりの苦戦。
バルデは神妙な顔つきで悩み続け、ギルマイは楽しげに笑う。フィリプセンは「音楽の才能はまったく無い。練習してもぜったい無理」と投げやりだったが、結局は3人とも器用に弾いてしまうのはさすがだった。
合気道と琴、それぞれのグループとも記念撮影をして交流会第1部はお開き。選手たちはさいたまスーパーアリーナで開催される交流会第2部へと向かった。そちらはJ SPORTSでも生中継されるためレポートは割愛。
そしていよいよ明日・11月2日土曜日はツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが開催される。心配されるのは天気。雨の予報は少しだけ軽くなる傾向もあるが、雨量多め・風強めの予報で沿道での観戦には少々過酷な予報ではあるけれど、好転することを願っています。
text&photo:Makoto AYANO
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム開催前日の恒例である「さいたま市内交流会」の第1部として実施されたのは合気道体験。会場はさいたま市桜区にある国立埼玉大学の体育館だ。
大学構内に乗り付けた観光バスから現れたのは新城幸也、マーク・カヴェンディッシュ、プリモシュ・ログリッチ、ロマン・バルデ、ビニヤム・ギルマイ、ヤスペル・フィリプセン、クリス・フルーム、そして大会アンバサダーのマルセル・キッテルら。それぞれの奥さんやパートナー、そしてASO関係者や欧州を舞台に活躍するロードレースジャーナリストなどプレス関係者たち。ちなみにフルームはこの日の公式プログラムの参加選手リストに入っていないのに、なぜか参加していた。
迎えたのは埼玉大学自転車競技部の学生たち。バイクジャージに身を包み、手にはサインを貰うべく用意した色紙や写真ブロマイド、カーボンフォーク(?)などなど。選手たちも快くサインに応じ、戦利品を手に大喜び。ちなみに埼玉大学自転車競技部は元プロロードレーサー&全日本チャンピオン佐野淳哉の出身部である。
交流会の進行をつとめるのは埼玉大学教養学部学生のソーズビー・キャメロンさん。学生の傍らタレント活動を行うキャメロンさんはNHK「えいごであそぼ Meets the World」にズビー役で出演するユニークな存在。流暢な日本語と英語のMCにより、まずは合気道体験だ。
埼玉大学合気道部の10人が上手から登場し、合気道について説明しつつ、演武「腰投げ」と「二人取り」を披露した。畳の上とはいえ、取っ組み合いから激しく投げられて受け身をとる演武は迫力満点。緊張した空気が流れた。
そして新城幸也、マーク・カヴェンディッシュ、プリモシュ・ログリッチが道着を着て登場。それぞれの胸には埼大・田中、梶山、孫の名前入り(つまり部員の道着の借り物)。3人とも道着がよく似合ってカッコいい。カヴェンディッシュとログリッチは深いお辞儀スタイルが気に入ったらしく、畳の上で深々とお辞儀しあう。
3人が挑戦する演武は「合気上げ」と「天地投げ」。披露のあと、インタビューされたカヴェンディッシュは「明日は雨のレースになるから、落車してもきっと大丈夫だ」と、受け身をマスターしたことに自信を深めた様子で会場の笑いを一本取った。
インタビューを挟み、第2部は埼玉大学邦楽部・琴吹会の8人が登場しての琴の演奏体験だ。琴吹会は、箏、三味線、尺八の三つの和楽器を演奏するサークルで、まずは「さんさんさくら」を演奏。そのトラディショナルなメロディーに、ビニヤム・ギルマイは「そもそも日本に来るのが初めてで、初めて聞くメロディーはとても魅力的」と感嘆しながら話した。
転換・調弦ののちにロマン・バルデ、ヤスペル・フィリプセン、ビニヤム・ギルマイによる琴体験。演奏テーマとして与えられた楽曲は「オーシャンゼリゼ」。誰でも知ってる曲ながら初めて挑戦する琴に適したスローメロディーだが、3人共かなりの苦戦。
バルデは神妙な顔つきで悩み続け、ギルマイは楽しげに笑う。フィリプセンは「音楽の才能はまったく無い。練習してもぜったい無理」と投げやりだったが、結局は3人とも器用に弾いてしまうのはさすがだった。
合気道と琴、それぞれのグループとも記念撮影をして交流会第1部はお開き。選手たちはさいたまスーパーアリーナで開催される交流会第2部へと向かった。そちらはJ SPORTSでも生中継されるためレポートは割愛。
そしていよいよ明日・11月2日土曜日はツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが開催される。心配されるのは天気。雨の予報は少しだけ軽くなる傾向もあるが、雨量多め・風強めの予報で沿道での観戦には少々過酷な予報ではあるけれど、好転することを願っています。
text&photo:Makoto AYANO
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