2024/10/19(土) - 08:30
連日白熱のスプリントが続くツアー・オブ・グワンシー第4ステージで、イーサン・ヴァーノン(イギリス、イスラエル・プレミアテック)が2連勝。しかしヴァーノンはスティキーボトルにより20秒ペナルティが課されたため、カンターが総合首位に浮上している。
ジャパンカップ開幕間近の日本と同じ、アジアの中国で開催中のグリー・ツアー・オブ・グワンシー。後半戦に突入した第4ステージは2級、3級、3級、2級とコースにカテゴリー山岳が満遍なく設定された丘陵ステージ。しかし最後の山岳でもフィニッシュから30km以上離れているため、この日も集団スプリントで決着した。
獲得標高差2,140mのレースには119名の選手たちが臨み、序盤からワールドツアーらしくワールドチーム4名による逃げ集団が形成される。その中には大会2日目にも逃げたタコ・ファンデルホールン(オランダ、アンテルマルシェ・ワンティ)と元TT欧州王者であるシュテファン・ビッセガー(スイス、EFエデュケーション・イージーポスト)が入った。
4つのカテゴリー山岳は、逃げに乗ったペピン・レインデリンク(オランダ、スーダル・クイックステップ)が全てで先頭通過して山岳賞ジャージをゲットする。それを追いかけるメイン集団はクリストファー・フルーム(イギリス)などイスラエル・プレミアテックが中心となって牽引。その甲斐もあり、プロトンは残り2km地点で逃げ集団を引き戻した。
その後はバーレーン・ヴィクトリアスが先頭でペースを作り、スプリント決着を嫌うチームのアタックを抑制する。今年オランダTT選手権を制した198cmの長身、ダーン・ホーレ(リドル・トレック)の飛び出しは決まらず、勝負は4日連続の集団スプリントに持ち込まれた。
ミック・ファンダイケ(オランダ)をエースに据えるヴィスマ・リースアバイクが先頭でトレインを組み、その後アスタナ、イスラエルと入れ替わる。そして最終リードアウトであるライリー・ピックレル(カナダ、イスラエル・プレミアテック)の背後からイーサン・ヴァーノン(イギリス)がスプリントを開始。後方からマックス・カンター(ドイツ、アスタナ・カザクスタン)とアルベルト・ブルットメッソ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)が迫ったものの、ヴァーノンのトップスピードには届かなかった。
「最初の勝利は時として自信を与えてくれる。選手キャリアで何度か連続勝利を収めたことがある。モチベーションと勢いがつくと、素晴らしい結果に繋がるんだ」と、2日連続の勝利を掴んだヴァーノンは語った。
総合首位だったヴァーノンは-10秒のボーナスタイムを得たため、総合リードを拡大。しかしレース中にスティキーボトル(チームカーからボトルを受け取る際に、チームカーがアクセルを踏み加速させること)をしたとして、+20秒のペナルティが与えられた。そのため区間2位のカンターが総合首位に再び浮上している。
ジャパンカップ開幕間近の日本と同じ、アジアの中国で開催中のグリー・ツアー・オブ・グワンシー。後半戦に突入した第4ステージは2級、3級、3級、2級とコースにカテゴリー山岳が満遍なく設定された丘陵ステージ。しかし最後の山岳でもフィニッシュから30km以上離れているため、この日も集団スプリントで決着した。
獲得標高差2,140mのレースには119名の選手たちが臨み、序盤からワールドツアーらしくワールドチーム4名による逃げ集団が形成される。その中には大会2日目にも逃げたタコ・ファンデルホールン(オランダ、アンテルマルシェ・ワンティ)と元TT欧州王者であるシュテファン・ビッセガー(スイス、EFエデュケーション・イージーポスト)が入った。
4つのカテゴリー山岳は、逃げに乗ったペピン・レインデリンク(オランダ、スーダル・クイックステップ)が全てで先頭通過して山岳賞ジャージをゲットする。それを追いかけるメイン集団はクリストファー・フルーム(イギリス)などイスラエル・プレミアテックが中心となって牽引。その甲斐もあり、プロトンは残り2km地点で逃げ集団を引き戻した。
その後はバーレーン・ヴィクトリアスが先頭でペースを作り、スプリント決着を嫌うチームのアタックを抑制する。今年オランダTT選手権を制した198cmの長身、ダーン・ホーレ(リドル・トレック)の飛び出しは決まらず、勝負は4日連続の集団スプリントに持ち込まれた。
ミック・ファンダイケ(オランダ)をエースに据えるヴィスマ・リースアバイクが先頭でトレインを組み、その後アスタナ、イスラエルと入れ替わる。そして最終リードアウトであるライリー・ピックレル(カナダ、イスラエル・プレミアテック)の背後からイーサン・ヴァーノン(イギリス)がスプリントを開始。後方からマックス・カンター(ドイツ、アスタナ・カザクスタン)とアルベルト・ブルットメッソ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)が迫ったものの、ヴァーノンのトップスピードには届かなかった。
「最初の勝利は時として自信を与えてくれる。選手キャリアで何度か連続勝利を収めたことがある。モチベーションと勢いがつくと、素晴らしい結果に繋がるんだ」と、2日連続の勝利を掴んだヴァーノンは語った。
総合首位だったヴァーノンは-10秒のボーナスタイムを得たため、総合リードを拡大。しかしレース中にスティキーボトル(チームカーからボトルを受け取る際に、チームカーがアクセルを踏み加速させること)をしたとして、+20秒のペナルティが与えられた。そのため区間2位のカンターが総合首位に再び浮上している。
グリー・ツアー・オブ・グワンシー2024第4ステージ結果
1位 | イーサン・ヴァーノン(イギリス、イスラエル・プレミアテック) | 4:02:11 |
2位 | マックス・カンター(ドイツ、アスタナ・カザクスタン) | |
3位 | アルベルト・ブルットメッソ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
4位 | リオネル・タミニオー(ベルギー、ロット・デスティニー) | |
5位 | ミック・ファンダイケ(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | |
6位 | ダヴィデ・チモライ(イタリア、モビスター) | |
7位 | ライリー・ピックレル(カナダ、イスラエル・プレミアテック) | |
8位 | ニクラス・メルクル(ドイツ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | |
9位 | マテウジュ・ゴヴェカル(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
10位 | ヘイス・ファンフッケ(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ) |
個人総合成績
1位 | マックス・カンター(ドイツ、アスタナ・カザクスタン) | 15:53:30 |
2位 | スタン・デウルフ(ベルギー、デカトロンAG2Rラモンディアル) | +0:01 |
3位 | フアン・モラノ(コロンビア、UAEチームエミレーツ) | +0:02 |
4位 | ドリース・デボント(ベルギー、デカトロンAG2Rラモンディアル) | +0:04 |
5位 | ヘイス・ファンフッケ(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ) | +0:06 |
6位 | フィリプ・マチェユク(ポーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:07 |
7位 | ルネ・ヘレホーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ) | |
8位 | ジェイク・スチュワート(イギリス、イスラエル・プレミアテック) | +0:08 |
9位 | アルベルト・ブルットメッソ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
10位 | ロバート・スタナード(オーストラリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:10 |
その他の特別賞
ポイント賞 | イーサン・ヴァーノン(イギリス、イスラエル・プレミアテック) |
山岳賞 | ペピン・レインデリンク(オランダ、スーダル・クイックステップ) |
ヤングライダー賞 | フィリプ・マチェユク(ポーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) |
チーム総合成績 | イスラエル・プレミアテック |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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