2024/10/04(金) - 08:07
ツール・ド・ランカウイ第5ステージでアーヴィッド・デクライン(チューダー・プロサイクリング)が2連勝。ポイント賞ランキングトップのマッテオ・マルチェッリ(イタリア、JCLチーム右京)は2日連続の2位だった。
マレーシアの首都クアラルンプールを出発し、南にあるマラッカを目指すペトロナス・ツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)第5ステージ。167.3kmレースは序盤に2級山岳を2つ越え、中盤に3級山岳をクリア。しかしその他は平坦路のため、2日連続の集団スプリントが大方の予想となった。
序盤に形成されたのは総合首位マックス・プール(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)を含む4名の逃げ集団。最初の2級山岳はアンドレアス・ミルティアディス(キプロス、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)が先頭通過し、2つ目はマリオ・アパリシオ(スペイン、ブルゴスBH)がトップをゲット。そして最大-3秒のボーナスタイムが与えられる中間スプリントの先頭をプールが取り、総合リード拡大に成功した。
逃げに対し2分のリードを許したメイン集団はポルティ・コメタなどが先導する。その差は3分まで拡がると雨が降りはじめ、視界が遮られるほど大雨となったため残り83kmでレースは一時中断。そして5分ほどのインターバルを挟み、再びレースは再開された。
プールはその後2つの中間スプリントも先頭通過し、この日合計で9秒のボーナスタイムを獲得。そのため総合2位につけるトーマス・ペゼンティ(イタリア、JCLチーム右京)との差を、6秒から15秒まで拡げることに成功した。
逃げからは1人、また1人と選手が脱落し、最後まで残ったステファン・デボッド(南アフリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)も残り35km地点で吸収される。その後は初日勝者であるグレブ・シリツァ(ロシア)を擁するアスタナ・カザクスタンや、DSMフィルメニッヒ・ポストNLなどが先頭でペースメイク。残り5kmを過ぎた平坦路でショーン・クイン(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)がアタックした。
今年アメリカ国内選手権を制し、今月のジャパンカップに2年連続出場予定のクイン。しかし残り2km地点で集団に捉まり、勝負は集団スプリントへ。
最後のラウンドアバウトをチューダー・プロサイクリングが先頭で通過し、マイケル・ゼイラートのリードアウトからアーヴィッド・デクライン(共にオランダ)がスプリントを開始。コース中央でもがくデクラインに対し、シリツァが右側で踏み込む戦いは、マッテオ・マルチェッリ(イタリア、JCLチーム右京)を退けたデクラインが2連勝を決めた。
「特に序盤がハードなステージだった。2つ目の登りで集団から他チームのスプリンターたちと遅れてしまったのだが、何とかプロトンに合流することができた。チームメイトが僕を完璧な位置まで導いてくれ、とても良いスプリントができた」と、デクラインは喜び語っている。
マレーシアの首都クアラルンプールを出発し、南にあるマラッカを目指すペトロナス・ツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)第5ステージ。167.3kmレースは序盤に2級山岳を2つ越え、中盤に3級山岳をクリア。しかしその他は平坦路のため、2日連続の集団スプリントが大方の予想となった。
序盤に形成されたのは総合首位マックス・プール(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)を含む4名の逃げ集団。最初の2級山岳はアンドレアス・ミルティアディス(キプロス、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)が先頭通過し、2つ目はマリオ・アパリシオ(スペイン、ブルゴスBH)がトップをゲット。そして最大-3秒のボーナスタイムが与えられる中間スプリントの先頭をプールが取り、総合リード拡大に成功した。
逃げに対し2分のリードを許したメイン集団はポルティ・コメタなどが先導する。その差は3分まで拡がると雨が降りはじめ、視界が遮られるほど大雨となったため残り83kmでレースは一時中断。そして5分ほどのインターバルを挟み、再びレースは再開された。
プールはその後2つの中間スプリントも先頭通過し、この日合計で9秒のボーナスタイムを獲得。そのため総合2位につけるトーマス・ペゼンティ(イタリア、JCLチーム右京)との差を、6秒から15秒まで拡げることに成功した。
逃げからは1人、また1人と選手が脱落し、最後まで残ったステファン・デボッド(南アフリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)も残り35km地点で吸収される。その後は初日勝者であるグレブ・シリツァ(ロシア)を擁するアスタナ・カザクスタンや、DSMフィルメニッヒ・ポストNLなどが先頭でペースメイク。残り5kmを過ぎた平坦路でショーン・クイン(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)がアタックした。
今年アメリカ国内選手権を制し、今月のジャパンカップに2年連続出場予定のクイン。しかし残り2km地点で集団に捉まり、勝負は集団スプリントへ。
最後のラウンドアバウトをチューダー・プロサイクリングが先頭で通過し、マイケル・ゼイラートのリードアウトからアーヴィッド・デクライン(共にオランダ)がスプリントを開始。コース中央でもがくデクラインに対し、シリツァが右側で踏み込む戦いは、マッテオ・マルチェッリ(イタリア、JCLチーム右京)を退けたデクラインが2連勝を決めた。
「特に序盤がハードなステージだった。2つ目の登りで集団から他チームのスプリンターたちと遅れてしまったのだが、何とかプロトンに合流することができた。チームメイトが僕を完璧な位置まで導いてくれ、とても良いスプリントができた」と、デクラインは喜び語っている。
ツール・ド・ランカウイ2024第5ステージ結果
1位 | アーヴィッド・デクライン(オランダ、チューダー・プロサイクリング) | 3:35:30 |
2位 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、JCLチーム右京) | |
3位 | グレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザクスタン) | |
4位 | マッティア・ピナッツィ(イタリア、VFグループ・バルディアーニCSF・ファイザネ) | |
5位 | マヌエル・ペニャルベル(スペイン、ポルティ・コメタ) |
個人総合成績
1位 | マックス・プール(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | 16:32:56 |
2位 | トーマス・ペゼンティ(イタリア、JCLチーム右京) | +0:15 |
3位 | ウナイ・イリバール(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) | +0:20 |
4位 | フェルナンド・テルセロ(スペイン、ポルティ・コメタ) | |
5位 | ホセ・ディアス(スペイン、ブルゴスBH) |
その他の特別賞
ポイント賞 | マッテオ・マルチェッリ(イタリア、JCLチーム右京) |
山岳賞 | マリオ・アパリシオ(スペイン、ブルゴスBH) |
チーム総合成績 | エキポ・ケルンファルマ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:PETRONASLTdL
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