迫るポガチャルを振り切り、6名の逃げ集団によるスプリントで決着したツール・ド・スイス2日目。ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド)が先着し、今季不振のチームに今季5勝目、そしてワールドツアー初勝利をもたらした。

ラストシーズンであることを発表しているナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) photo:CorVos
タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)の69km独走勝利で幕を開けたツール・ド・スイス(UCIワールドツアー)。2日目は157.7kmの丘陵ステージで争われ、勝負所は終盤に設定された2つの3級山岳と見られた。
序盤から総合で遅れているミケル・ランダ(スペイン、スーダル・クイックステップ)やエンリク・マス(スペイン、モビスター)、レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)らが逃げを試みる。しかしメイン集団がこれを許さず、吸収した後、新たに14名による逃げグループが形成された。そこにはジュリアン・アラフィリップ(フランス、チューダープロサイクリング)が乗り、またジロ・デ・イタリアで長らくマリアローザを着用し、マイヨブラン(ヤングライダー賞)を獲得したアフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス)の姿もあった。

アフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス)が入った逃げ集団 photo:CorVos
一方のプロトンはリーダーチームであるUAEチームエミレーツXRGがペースを作り、逃げとは残り50km地点で2分30秒差とタイトなコントロールを見せる。その後しばらく2つの集団のタイム差は変わらなかったものの、平均時速が47kmを上回るハイペースで進行。そしてレースは終盤に入り、逃げを捉えようとプロトン先頭にはネットカンパニー・イネオスやデカトロンCMA CGMらが選手を送り、一気に逃げとの差を縮めていった。
最後から2つ目の3級山岳に入り、エウラリオやエミル・フェルストリンヘ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)の強烈なアタックが逃げ集団の人数を絞り込む。そして短い下りを経て、続く最終3級山岳ではバルト・レメン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が先頭に立ち、5名が集団のまま頂上を通過。一方のプロトンではUAEチームエミレーツXRGが攻撃を仕掛け、アシストを使い果たしたポガチャルが逃げから遅れた選手たちを次々と吸収しながら、31秒遅れで頂上を越えた。

逃げ集団の先頭で最終山岳を登るバルト・レメン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
ポガチャルは下りで先頭集団から遅れたエウラリオとマティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック)を捉え、ローテーションを回しながら6名となった先頭を追いかける。しかし最後まで追い詰めることはできず、勝負は先頭の6名によるスプリントに持ち込まれた。
ポガチャルらの眼前で最終コーナーに入った先頭集団では、ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド)が先頭でクリアする。そのままグレゴワールは腰を上げて全力で踏み続け、レメンやマルセル・カンプルビ(スペイン、ピナレロQ36.5プロサイクリング)を引き離し、両手を広げながらフィニッシュラインを通過した。

スプリント勝利したロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド) photo:CorVos

追走が届かずも、総合リードを広げたタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
昨年のスイス初日でもステージ優勝を飾ったグレゴワールにとって、これが2年連続の区間勝利。「このような終盤の展開ではリスクを取らなければならない。残り3kmでは一度も後ろを振り返らず、完全に自分のスプリントに集中した。残り250mの最終コーナーを先頭で通過したいと思った。今朝、監督たちとそう計画していたんだ。それを実行することができ、そのままフィニッシュラインまで持ちこたえることができた」とレースを振り返ったグレゴワール。この勝利はチームにとって今季5勝目であり、ワールドツアーでは今季初勝利となった。
区間2位はカンプルビでレメンは3位。ポガチャルは4秒遅れの区間8位でフィニッシュし、総合のライバル勢は32秒遅れでレースを終えたため、ポガチャルはこの日も総合リードを広げることに成功した。

タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)の69km独走勝利で幕を開けたツール・ド・スイス(UCIワールドツアー)。2日目は157.7kmの丘陵ステージで争われ、勝負所は終盤に設定された2つの3級山岳と見られた。
序盤から総合で遅れているミケル・ランダ(スペイン、スーダル・クイックステップ)やエンリク・マス(スペイン、モビスター)、レニー・マルティネス(フランス、バーレーン・ヴィクトリアス)らが逃げを試みる。しかしメイン集団がこれを許さず、吸収した後、新たに14名による逃げグループが形成された。そこにはジュリアン・アラフィリップ(フランス、チューダープロサイクリング)が乗り、またジロ・デ・イタリアで長らくマリアローザを着用し、マイヨブラン(ヤングライダー賞)を獲得したアフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス)の姿もあった。

一方のプロトンはリーダーチームであるUAEチームエミレーツXRGがペースを作り、逃げとは残り50km地点で2分30秒差とタイトなコントロールを見せる。その後しばらく2つの集団のタイム差は変わらなかったものの、平均時速が47kmを上回るハイペースで進行。そしてレースは終盤に入り、逃げを捉えようとプロトン先頭にはネットカンパニー・イネオスやデカトロンCMA CGMらが選手を送り、一気に逃げとの差を縮めていった。
最後から2つ目の3級山岳に入り、エウラリオやエミル・フェルストリンヘ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック)の強烈なアタックが逃げ集団の人数を絞り込む。そして短い下りを経て、続く最終3級山岳ではバルト・レメン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が先頭に立ち、5名が集団のまま頂上を通過。一方のプロトンではUAEチームエミレーツXRGが攻撃を仕掛け、アシストを使い果たしたポガチャルが逃げから遅れた選手たちを次々と吸収しながら、31秒遅れで頂上を越えた。

ポガチャルは下りで先頭集団から遅れたエウラリオとマティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック)を捉え、ローテーションを回しながら6名となった先頭を追いかける。しかし最後まで追い詰めることはできず、勝負は先頭の6名によるスプリントに持ち込まれた。
ポガチャルらの眼前で最終コーナーに入った先頭集団では、ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド)が先頭でクリアする。そのままグレゴワールは腰を上げて全力で踏み続け、レメンやマルセル・カンプルビ(スペイン、ピナレロQ36.5プロサイクリング)を引き離し、両手を広げながらフィニッシュラインを通過した。


昨年のスイス初日でもステージ優勝を飾ったグレゴワールにとって、これが2年連続の区間勝利。「このような終盤の展開ではリスクを取らなければならない。残り3kmでは一度も後ろを振り返らず、完全に自分のスプリントに集中した。残り250mの最終コーナーを先頭で通過したいと思った。今朝、監督たちとそう計画していたんだ。それを実行することができ、そのままフィニッシュラインまで持ちこたえることができた」とレースを振り返ったグレゴワール。この勝利はチームにとって今季5勝目であり、ワールドツアーでは今季初勝利となった。
区間2位はカンプルビでレメンは3位。ポガチャルは4秒遅れの区間8位でフィニッシュし、総合のライバル勢は32秒遅れでレースを終えたため、ポガチャルはこの日も総合リードを広げることに成功した。
ツール・ド・スイス2026第2ステージ結果
| 1位 | ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド) | 3:26:25 |
| 2位 | マルセル・カンプルビ(スペイン、ピナレロQ36.5プロサイクリング) | |
| 3位 | バルト・レメン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 4位 | フィリッポ・ザナ(イタリア、スーダル・クイックステップ) | |
| 5位 | フィンレー・ピカリング(イギリス、ジェイコ・アルウラー) | +0:02 |
| 6位 | エミル・フェルストリンヘ(ベルギー、アルペシン・プレミアテック) | +0:04 |
| 7位 | マティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック) | |
| 8位 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) | |
| 9位 | アフォンソ・エウラリオ(ポルトガル、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:09 |
| 10位 | ジョナタン・ナルバエス(エクアドル、UAEチームエミレーツXRG) | +0:32 |
個人総合成績
| 1位 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) | 6:55:06 |
| 2位 | リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト) | +2:50 |
| 3位 | アンドレア・バジオーリ(イタリア、リドル・トレック) | +3:07 |
| 4位 | マティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック) | +4:16 |
| 5位 | フィンレー・ピカリング(イギリス、ジェイコ・アルウラー) | +4:41 |
| 6位 | ブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツXRG) | +4:44 |
| 7位 | イラン・ファンウィルデル(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | |
| 8位 | ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 9位 | マシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM) | +5:11 |
| 10位 | ジョナタン・ナルバエス(エクアドル、UAEチームエミレーツXRG) | +5:12 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) |
| 山岳賞 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG) |
| ヤングライダー賞 | マティアス・ヴァチェク(チェコ、リドル・トレック) |
| チーム総合成績 | UAEチームエミレーツXRG |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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