2024/09/08(日) - 16:00
1級山岳でアタックを決め、大会2勝目を掴んだエディ・ダンバー(アイルランド、ジェイコ・アルウラー)は「自分が勝つ姿を想像していた」と語った。マイヨロホに王手をかけたログリッチやヴァインなど、ブエルタ20日目を選手たちのコメントで振り返ります。
ステージ優勝 エディ・ダンバー(アイルランド、ジェイコ・アルウラー)
前回の勝利よりも確実に甘美に感じる。一度目の勝利の後、周りの人たちに「あんな形で勝てるとは思わなかった」と言ったんだ。ずっとグランツールの山頂で勝つ自分の姿を想像していた。今日はレース後半から調子が良く、集中して登りに入った。
良いペースを刻むことができたのは、2020年のブエルタ・ア・ブルゴスでここを登っていたから。コースプロフィールでは分からない、急な勾配から緩斜面になる箇所があることを知っていた。だから急勾配区間で強く踏み込み、緩斜面では体力を残すよう気をつけて走った。
―総合上位勢の動きをどう対処したのか?
(最後から2つ目の山岳で)シヴァコフが飛び出した瞬間僕も反応したのだが、ボーラ(レッドブル)が潰しにくることが分かった。だから力を無駄遣いする必要はないと追うのを止めた。
総合で12分遅れの僕を彼らが必死に追うことはないと思い、その通りの展開となった。最後までリードを保つことができて嬉しいよ。チームメイトはここ数日間、僕を守る走りをしてくれた。5名に減ってしまったが、本当に素晴らしい走りだったよ。
―このブエルタがキャリアの本当のスタートであると思うか?
いいや、そうは思わない。良い時もあれば悪い時期も経験した。それは選手キャリアの過程であり、今後も僕のキャリアにはアップダウンがあるだろう。この滅多にないこの喜ばしい瞬間を、早く友人や家族と分かち合いたい。
ステージ3位&マイヨロホ プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
チームは好ましい状況ではなかったものの、全員がベストを尽くした。持てる力のすべてを出した彼らを本当に尊敬するよ。幸運にも僕自身の体調は大丈夫だったので、良い日となった。
僕らは3週間に渡り戦い続け、良い形で大会を終えなければならない。あと1日となり、良い方向で物事は進んでいる。常に僕は「タイムトライアルスペシャリストではない」と言い続けている。だから最後も全力で臨まなければならない。
ステージ6位&総合2位 ベン・オコーナー(オーストラリア、デカトロンAG2Rラモンディアル)
いつくかのチームは今日のレース展開を厳しくした。僕自身の調子は良く、良いリザルトでフィニッシュすることができた。20日間に渡り手伝ってくれたチームメイトに感謝したい。明日は僕1人での戦いだ。ベストを尽くして総合表彰台に上がりたい。
マイヨモンターニャ ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ)
マルク(ソレル)と休息日に「僕にはやらなければならないこと(山岳賞の獲得)がある」と伝えた。そしてマルクは同意し、僕をアシストしてくれた。彼のおかげで山岳ポイントを狙っていたライバルの2人を疲れさせることができたし、僕はフレッシュな状態で終盤に入ることができた。
結果的に逃げた僕たちよりも、プロトンにいたイサーク(デルトロ)が前でフィニッシュした。彼はとても強く、素晴らしいチームメイトだよ。
―逃げが吸収された後に訪れた、最後から2つ目のカテゴリー山岳でのポイント獲得は大変だったか?
そうだね。あと1ポイントでも獲得する必要があり、ボーナスタイムも与えられる山岳だったので大変だったよ。
総合6位&マイヨブランコ マティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック)
序盤から多くの痛みを伴うステージだった。調子があまり良くなかったからね。3週間で溜まった疲れを感じていた。フロリアン・リポヴィッツはタイムトライアルが強いので、マイヨブランコが守れるといいな。
でも僕は自分のTTに自信がある。僕はデンマーク王者だし、自分を信じている。明日は厳しかった3週間を締めくくるレースなので、仮にバッドデイがきたらその影響はとてつもなく大きい。でも明日が楽しみだし、何が起きても良いブエルタだったと言うことができる。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
ステージ優勝 エディ・ダンバー(アイルランド、ジェイコ・アルウラー)
前回の勝利よりも確実に甘美に感じる。一度目の勝利の後、周りの人たちに「あんな形で勝てるとは思わなかった」と言ったんだ。ずっとグランツールの山頂で勝つ自分の姿を想像していた。今日はレース後半から調子が良く、集中して登りに入った。
良いペースを刻むことができたのは、2020年のブエルタ・ア・ブルゴスでここを登っていたから。コースプロフィールでは分からない、急な勾配から緩斜面になる箇所があることを知っていた。だから急勾配区間で強く踏み込み、緩斜面では体力を残すよう気をつけて走った。
―総合上位勢の動きをどう対処したのか?
(最後から2つ目の山岳で)シヴァコフが飛び出した瞬間僕も反応したのだが、ボーラ(レッドブル)が潰しにくることが分かった。だから力を無駄遣いする必要はないと追うのを止めた。
総合で12分遅れの僕を彼らが必死に追うことはないと思い、その通りの展開となった。最後までリードを保つことができて嬉しいよ。チームメイトはここ数日間、僕を守る走りをしてくれた。5名に減ってしまったが、本当に素晴らしい走りだったよ。
―このブエルタがキャリアの本当のスタートであると思うか?
いいや、そうは思わない。良い時もあれば悪い時期も経験した。それは選手キャリアの過程であり、今後も僕のキャリアにはアップダウンがあるだろう。この滅多にないこの喜ばしい瞬間を、早く友人や家族と分かち合いたい。
ステージ3位&マイヨロホ プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
チームは好ましい状況ではなかったものの、全員がベストを尽くした。持てる力のすべてを出した彼らを本当に尊敬するよ。幸運にも僕自身の体調は大丈夫だったので、良い日となった。
僕らは3週間に渡り戦い続け、良い形で大会を終えなければならない。あと1日となり、良い方向で物事は進んでいる。常に僕は「タイムトライアルスペシャリストではない」と言い続けている。だから最後も全力で臨まなければならない。
ステージ6位&総合2位 ベン・オコーナー(オーストラリア、デカトロンAG2Rラモンディアル)
いつくかのチームは今日のレース展開を厳しくした。僕自身の調子は良く、良いリザルトでフィニッシュすることができた。20日間に渡り手伝ってくれたチームメイトに感謝したい。明日は僕1人での戦いだ。ベストを尽くして総合表彰台に上がりたい。
マイヨモンターニャ ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ)
マルク(ソレル)と休息日に「僕にはやらなければならないこと(山岳賞の獲得)がある」と伝えた。そしてマルクは同意し、僕をアシストしてくれた。彼のおかげで山岳ポイントを狙っていたライバルの2人を疲れさせることができたし、僕はフレッシュな状態で終盤に入ることができた。
結果的に逃げた僕たちよりも、プロトンにいたイサーク(デルトロ)が前でフィニッシュした。彼はとても強く、素晴らしいチームメイトだよ。
―逃げが吸収された後に訪れた、最後から2つ目のカテゴリー山岳でのポイント獲得は大変だったか?
そうだね。あと1ポイントでも獲得する必要があり、ボーナスタイムも与えられる山岳だったので大変だったよ。
総合6位&マイヨブランコ マティアス・スケルモース(デンマーク、リドル・トレック)
序盤から多くの痛みを伴うステージだった。調子があまり良くなかったからね。3週間で溜まった疲れを感じていた。フロリアン・リポヴィッツはタイムトライアルが強いので、マイヨブランコが守れるといいな。
でも僕は自分のTTに自信がある。僕はデンマーク王者だし、自分を信じている。明日は厳しかった3週間を締めくくるレースなので、仮にバッドデイがきたらその影響はとてつもなく大きい。でも明日が楽しみだし、何が起きても良いブエルタだったと言うことができる。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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